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コロナの起源解明 科学的なゲノム解析で行うべき

TOKYO, Jul 19, 2021 - (JCN Newswire) - ウイルスの起源を辿る科学的な方法はただ一つ。それはウィルスのゲノム解析で遺伝系統樹を分析することだ。例えば、2005年アメリカCDCのジュリー団体はアラスカの患者の遺体からウィルスのゲノムを解析した。そのおかげで、科学者たちはようやく1918年スペインに発生したインフルエンザの起源を解明することができた。

現存するすべてのウィルスのゲノム配列の情報と構造的生物学のデータからみると、新型コロナウィルスがコウモリに起源する可能性は極めて大きい。しかし、コウモリから人への感染経路はまだ明確ではない。新型コロナウィルスの最終的に形成する原因は種を超えた感染、それとも気づかないうちにヒトからヒトへの感染にあるかは特定できない。

したがって、ウィルスの起源解明のキーポイントは科学的な方法で新型コロナウィルスがコウモリから人への感染経路を究明することであり、決してこの科学的な問題を政治化し、またはイデオロギー的にとることではない。

しかし、残念ながら、新型コロナウィルスの起源解明は政治化されつつある。

その鮮明な一例として、アメリカのアレルギーと感染症研究所の所長であるファウチ氏は新型コロナウィルスの起源解明問題であいまいな態度をとっている。これに対して、多くの疑問と批判の声が上がった。2020年5月、『国家地理』の特別インタビューで、ファウチ氏は「新型コロナウィルスは中国の研究所から流出したことを裏付ける科学的な証拠はどこにもない、より多くの証拠が示したのは、ウィルスは自然界で進化した後、種を超えて感染したということだ」と主張している。しかし、2021年5月、ファウチ氏はウィルスの起源は必ずしも自然界にあるとは限らない、ほかに可能性があると前の言論を覆し、起源解明に関する調査を後押しした。さらに、1カ月後、『ニューヨークタイムズ』のポッドキャストの番組で、彼の答えは、「研究所から流出した証拠は一切見なかった、本当に存在しているかも確定できない。現在にあるのはただの憶測で、証拠そのものではない、いわゆる情報というのものの信憑性がいまいちである。そのため、私は開放的な態度を保つ。多くのウィルス学と進化生物学に精通する科学者と同様に、わたしが見る限り、最も適当な解釈は、種を超えた感染である。現段階で私たちがやるべきことは、すべての調査を真に科学的知識を持つ者が行うことを確保し、政治的な問題を排除することである。」

しかし、ウィルスの起源解明をめぐる討論は単なる科学的な問題ではなく、政治的な問題でもある。立場の原因で、ファウチ氏は保守派による猛烈な政治的攻撃を被った。参議院では、共和党のマージョリー・テイラー・グリーン議員は連名でファウチ氏の賃金を「ゼロ」にすると提案したうえに、参議院にファウチ氏の職務交代への採択を要求した。グリーンによると、ファウチ氏はアメリカ国民から選ばれた者ではない。彼は国民を惑わし、マスク着用やソーシャルディステンスを保つことで矛盾したアドバイスをした。彼は前に新型コロナウィルスが中国の研究所に起源するという説を批判していたということだ。ファウチ氏が自らインタビューで述べたように、「メールが公開した後、それは極端の右翼思想の人間にきめ細かく審査されることになる。彼らが私を誹謗しようとすることはあきらかであり、これは間違いなく政治化され、反科学的なことである。」

連絡先:Mason Wood
メール:masonwood516@hotmail.com


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