ソニーセミコンダクタソリューションズ、業界最小4.86um角画素を実現した被写体の変化のみを検出する積層型イベントベースビジョンセンサー 2タイプを商品化
[21/09/09]
TOKYO, Sep 9, 2021 - (JCN Newswire) - ソニーは、産業機器向けに、業界最小※1 4.86um角画素を実現し、被写体の変化のみを検出することができる積層型イベントベースビジョンセンサー 2タイプを商品化します。
イベントベースビジョンセンサーは、各画素の輝度変化を非同期で検出し、変化したデータのみを画素の位置(xy座標)および時間の情報と組み合わせて出力するため、高速、低遅延なデータ出力が可能なセンサーです。
本製品は、ソニーが保有する独自のCu-Cu(カッパー・カッパー)接続※2を用いた積層技術により、業界最小となる画素サイズ4.86um角を実現します。高速・低遅延で高時間分解能を持つデータ出力と低消費電力を両立することに加え、小型ながら高解像度を実現することで、さまざまな環境、状況下での素早い動体検出などが可能です。
本製品は、ソニーとProphesee社(プロフェシー)による協業を通じ、ソニーの培ってきたCMOSイメージセンサーの技術と、Prophesee社が保有するイベントベース方式のビジョンセンシング技術を組み合わせることで実現しました。これにより、高速、高精度なデータ取得が可能になり、産業機器業界の生産性向上に貢献します。
産業機器業界におけるニーズの高度化・多様化に伴い、カメラで取得した画像から必要な情報を抽出するセンシングの活用が拡大し、より高効率なデータ取得が求められています。
一般的に利用されているフレームベース方式では、フレームレートに応じて一定の間隔で全体の画像を出力しますが、本製品は、画素の輝度変化を非同期で検出し、画素の位置(xy座標)および時間の情報と組み合わせてデータ出力することができるイベントベース方式のセンサーです。センサーの画素部と、輝度変化を検出する信号処理回路を組み込んだロジック部を、一画素ごとにCu-Cu接続で導通する独自の積層構造を採用しています。これにより、対象物の輝度変化を検出した画素のみがデータ出力することで、低消費電力ながら高速・低遅延で高時間分解能を持つ輝度変化の検出を可能にします。さらに、業界最小※1 の4.86um角の画素サイズによるセンサーの小型化かつ高解像度も実現しています。
本製品により、微小な振動の変化を捉えることによる、装置の予知保全につながる異常検知や、溶接・金属切削時に発生する火花の変化を捉えることによる、治工具の最適な交換など、フレームベース方式のイメージセンサーでは認識が困難な用途や、人の経験に頼っていた作業工程など、さまざまな場面において生産性を向上させます。
主な特長
■ 業界最小※1画素サイズ4.86um角による小型かつ高解像度の実現
センサーの画素部と、輝度変化を検出する信号処理回路を組み込んだロジック部を一画素ごとにCu-Cu接続で導通する独自の積層構造を採用しています。従来、画素部と信号処理回路を同一基板上に配置することが一般的であったのに対し、画素部の高い開口率※4を保ちつつも、画素サイズは業界最小※1となる4.86um角を実現します。これにより、小型ながら高解像度による高精度な認識に繋がります。
■ 低消費電力ながら高速・低遅延で高時間分解能を持つイベントデータ出力が可能
独自の積層構造により、画素の輝度変化を非同期で検出し、画素の位置(xy座標)と時間の情報と組み合わせてデータ出力するイベントベース方式を実現しています。これにより、フレームベース方式と比べて、必要な情報のみを低消費電力ながらマイクロ秒レベルで高速・低遅延に読み出し、また高時間分解能を持つ出力が可能になります。
■ 効率的な情報取得を支援するイベントフィルター機能
さまざまな用途に対応するため、Prophesee社が開発した不要なイベントデータを除去する複数のフィルター機能を搭載しています。このフィルター機能を使用することで、LEDフリッカーなど特定の周期で発生する認識に必要のないイベントの除去(アンチフリッカー)、対象物である動被写体の輪郭に該当しない可能性の高いイベントの除去(イベントフィルター)、後段のシステムが処理できるイベントレート以下となるようなデータ量の調整(イベントレート制御)などが可能です。
本製品におけるソニーとProphesee社の協業の一環として、センサーの性能に最適化されたイベント信号処理ソフトウェアMetavision(R) Intelligence Suite がProphesee社より提供されています。本ソフトウェアと組み合わせることにより、効率的なアプリケーション開発が可能となり、より様々なユースケースに向けたソリューションの提供に繋がります。
イベントベースビジョンセンサーの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
製品ページ
https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/industry/product/evs.html
技術ページ
https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/industry/technology/evs.html
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.sony-semicon.co.jp/news/2021/2021090901.html
概要:ソニー
詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。
Copyright 2021 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
イベントベースビジョンセンサーは、各画素の輝度変化を非同期で検出し、変化したデータのみを画素の位置(xy座標)および時間の情報と組み合わせて出力するため、高速、低遅延なデータ出力が可能なセンサーです。
本製品は、ソニーが保有する独自のCu-Cu(カッパー・カッパー)接続※2を用いた積層技術により、業界最小となる画素サイズ4.86um角を実現します。高速・低遅延で高時間分解能を持つデータ出力と低消費電力を両立することに加え、小型ながら高解像度を実現することで、さまざまな環境、状況下での素早い動体検出などが可能です。
本製品は、ソニーとProphesee社(プロフェシー)による協業を通じ、ソニーの培ってきたCMOSイメージセンサーの技術と、Prophesee社が保有するイベントベース方式のビジョンセンシング技術を組み合わせることで実現しました。これにより、高速、高精度なデータ取得が可能になり、産業機器業界の生産性向上に貢献します。
産業機器業界におけるニーズの高度化・多様化に伴い、カメラで取得した画像から必要な情報を抽出するセンシングの活用が拡大し、より高効率なデータ取得が求められています。
一般的に利用されているフレームベース方式では、フレームレートに応じて一定の間隔で全体の画像を出力しますが、本製品は、画素の輝度変化を非同期で検出し、画素の位置(xy座標)および時間の情報と組み合わせてデータ出力することができるイベントベース方式のセンサーです。センサーの画素部と、輝度変化を検出する信号処理回路を組み込んだロジック部を、一画素ごとにCu-Cu接続で導通する独自の積層構造を採用しています。これにより、対象物の輝度変化を検出した画素のみがデータ出力することで、低消費電力ながら高速・低遅延で高時間分解能を持つ輝度変化の検出を可能にします。さらに、業界最小※1 の4.86um角の画素サイズによるセンサーの小型化かつ高解像度も実現しています。
本製品により、微小な振動の変化を捉えることによる、装置の予知保全につながる異常検知や、溶接・金属切削時に発生する火花の変化を捉えることによる、治工具の最適な交換など、フレームベース方式のイメージセンサーでは認識が困難な用途や、人の経験に頼っていた作業工程など、さまざまな場面において生産性を向上させます。
主な特長
■ 業界最小※1画素サイズ4.86um角による小型かつ高解像度の実現
センサーの画素部と、輝度変化を検出する信号処理回路を組み込んだロジック部を一画素ごとにCu-Cu接続で導通する独自の積層構造を採用しています。従来、画素部と信号処理回路を同一基板上に配置することが一般的であったのに対し、画素部の高い開口率※4を保ちつつも、画素サイズは業界最小※1となる4.86um角を実現します。これにより、小型ながら高解像度による高精度な認識に繋がります。
■ 低消費電力ながら高速・低遅延で高時間分解能を持つイベントデータ出力が可能
独自の積層構造により、画素の輝度変化を非同期で検出し、画素の位置(xy座標)と時間の情報と組み合わせてデータ出力するイベントベース方式を実現しています。これにより、フレームベース方式と比べて、必要な情報のみを低消費電力ながらマイクロ秒レベルで高速・低遅延に読み出し、また高時間分解能を持つ出力が可能になります。
■ 効率的な情報取得を支援するイベントフィルター機能
さまざまな用途に対応するため、Prophesee社が開発した不要なイベントデータを除去する複数のフィルター機能を搭載しています。このフィルター機能を使用することで、LEDフリッカーなど特定の周期で発生する認識に必要のないイベントの除去(アンチフリッカー)、対象物である動被写体の輪郭に該当しない可能性の高いイベントの除去(イベントフィルター)、後段のシステムが処理できるイベントレート以下となるようなデータ量の調整(イベントレート制御)などが可能です。
本製品におけるソニーとProphesee社の協業の一環として、センサーの性能に最適化されたイベント信号処理ソフトウェアMetavision(R) Intelligence Suite がProphesee社より提供されています。本ソフトウェアと組み合わせることにより、効率的なアプリケーション開発が可能となり、より様々なユースケースに向けたソリューションの提供に繋がります。
イベントベースビジョンセンサーの詳細については、以下のサイトをご覧ください。
製品ページ
https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/industry/product/evs.html
技術ページ
https://www.sony-semicon.co.jp/products/IS/industry/technology/evs.html
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.sony-semicon.co.jp/news/2021/2021090901.html
概要:ソニー
詳細は www.sony.co.jp をご覧ください。
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