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三菱重工、CO2船舶輸送の事業化を目指すプロジェクト「CO2LOS III」に参画

TOKYO, Nov 11, 2021 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、液化CO2(LCO2)の船舶輸送に向けた課題の検討に取り組む「CO2LOS III(CO2 Logistics by Ship Phase III)」プロジェクトに参画します。CO2LOS IIIは、LCO2輸送における将来のニーズとソリューションを理解するために必要な知識、情報を共有することを目的としたパートナーシップで、従来からのパイプライン輸送に加え、船舶によるCO2輸送技術の開発を促進することを目指しています。

ノルウェーのCLIMIT?Gassnovaのデモプログラムによって共同設立された本プロジェクトには、当社の他、Air Liquide、BP、Brevik Engineering AS、Equinor Energy AS、Gassco AS、SINTEF AS、TotalEnergiesなど欧州の主要CCUS関連企業や研究機関、三菱商事株式会社が参画。CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)バリューチェーンにおいて欠かすことのできないCO2輸送分野で、脱炭素プロジェクトが活況な欧州の主要パートナーと協業することにより、LCO2船の開発や市場の拡大に大きく寄与することが期待されます。

当社グループは、三菱造船株式会社が有する液化ガス輸送船(LPG・液化石油ガス輸送船、LNG・液化天然ガス輸送船)建造で蓄積した高度なガスハンドリング技術や、三菱重工エンジニアリング株式会社が有する世界トップシェアのCO2回収技術などグループ内の知見を結集し、陸・海に跨るCCUSバリューチェーンの構築に貢献します。

CO2を回収して貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)、さらに転換利用まで行うCCUSは、カーボンニュートラル社会実現には有効な手段として注目されています。そのバリューチェーンにおいてLCO2船は、液化されたCO2を貯留および利用する拠点まで輸送する役割を担うもので、将来的な需要の拡大が見込まれています。

三菱重工グループは、エナジートランジション(低環境負荷エネルギーへの転換)の事業強化に戦略的に取り組んでおり、CO2エコシステムの構築はその中の柱の一つです。今回のCO2LOS IIIへの参画を通じ、CCUSバリューチェーン構築に必要なLCO2船に関する各種技術の開発および提供に引き続き尽力し、カーボンニュートラル社会実現に向け貢献していきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。www.mhi.com/jp

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/21111103.html


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