WRC 第1戦ラリー・モンテカルロ デイ4:ハイブリッドラリーカー、GR YARIS Rally1のデビュー戦でオジエが総合2位、ロバンペラが総合4位でフィニッシュ
[22/01/24]
TOKYO, Jan 24, 2022 - (JCN Newswire) - 1月23日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第1戦ラリー・モンテカルロの競技最終日デイ4がモナコを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(GR YARIS Rally1 1号車)が総合2位で、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)が総合4位で、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合21位でフィニッシュ。新世代のハイブリッドラリーカー、Rally1のデビュー戦で全車が完走しました。
ラリー・モンテカルロの最終日は、モナコのサービスパークを起点に、デイ2が行われたエリアに近いフランス南部の山岳地帯で、2本のステージを各2回走行。その合計距離は67.26kmでした。天気は、結局ラリー期間中を通して非常に良く、最終日もステージは基本的にドライコンディションとなりましたが、一部に湿った区間も残っていました。
デイ2で首位に復帰したオジエは、通算9回目となるラリー・モンテカルロ優勝に向けて、順調に駒を進めていました。タイヤにダメージを与えそうなコーナーのインカットはできるだけ避けながらも、オープニングから2ステージ連続で2番手タイムを記録するなどして、総合2位のライバルとの差をさらに拡げました。しかし、1本目のステージの再走となるSS16で、オジエは左前輪にダメージを負い大幅にタイムロス。24.6秒あった差は消え、逆に9.5秒の遅れをとり総合2位に順位を下げました。さらに、最終ステージではジャンプスタートにより、10秒のペナルティタイムを課せられ、総合2位でラリーをフィニッシュ。優勝したセバスチャン・ローブ選手との差は10.5秒でした。
土曜日のデイ3で2本のベストタイムを記録し、クルマに対する理解を深め、自信をつけたロバンペラは、最終のパワーステージで今大会3本目のベストタイムをマーク。総合4位フィニッシュで獲得したポイントに、パワーステージ優勝によるボーナスの5ポイントを加え、ロバンペラはドライバー選手権3位につけました。また、デイ3でのコースオフにより大幅にタイムと順位を失ったエバンスは、最終日に良い走りを見せ、パワーステージでは2番手タイムを記録し総合21位でフィニッシュ。GR YARIS Rally1は、パワーステージで1-2を飾りました。今回のラリー・モンテカルロでは全部で17本のステージが設定されましたが、GR YARIS Rally1はそのうち9本でベストタイムを記録。トップカテゴリーラリーカーとして初めてハイブリッドシステムを搭載したRally1の初戦で、GR YARIS Rally1はパフォーマンスだけでなく、高い信頼性も証明しました。なお、今回のラリー・モンテカルロには、TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長に就任したばかりの中嶋一貴も参加。ハイブリッドラリーカーによる戦いを見守りました。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから、GR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、最終日に2本の3番手タイムを記録するなど、スピードアップに成功。前日のコースオフによる大きなタイムロスが響きましたが、それでも総合8位まで順位を回復し、ポイントを獲得しました。
豊田 章男 (チームオーナー)
セブ、惜しくも9度目のラリー・モンテカルロ優勝に届かなかったけど、新たな相棒のベンジャミンとのスタートは手応えがありそうでよかったです。我々が準備した新たな相棒”GR YARIS Rally1”とのドライブもフィーリングは悪くなさそうでした。持続可能なラリーを目指す新レギュレーションにより電動化された新たな相棒は「力は強いけど扱いには繊細な配慮が必要…」という感じだったかと思います。そんな”ちょっと気難しい奴”とも、セブはすぐに仲良くなってくれていたみたいでした。誰とでもすぐに仲良くなれるセブを尊敬します。
また、歴史と伝統ある世界ラリー選手権が、電動化・新燃料というカーボンニュートラルの実現に向けて進みだしたこと、FIAのリーダーシップ、準備に携わられたプロモーターなど関係された全ての皆さまに敬意を表します。他のドライバーたちも新しい相棒との相性に少し苦労していましたが、Day3では全てのSSで誰かがベストタイムを出してくれていました。毎戦毎戦、みんなとGR YARIS Rally1が、どれだけ仲良くなっていくか…今シーズンのWRCは新しい楽しみが増えました。ただ、サービスから静かに出ていくラリーカーの姿には、まだ、少し物足りなさを感じてしまいます(笑)。
今までのベース車はYARISでした。今年からはGR YARISです。「モータースポーツで勝つための市販車をつくろう」そう言いながら、久々に自分達の手でつくることができたスポーツカーです。今回、そのクルマがやっと本当の戦いの道を走り出しました。本当に嬉しいです。一緒にGR YARISをつくってきたみんなにもお礼を言いたいと思います。そのGR YARISから”GR YARIS Rally1”をつくったメンバーも相当の苦労をしたと聞いています。ヤリ-マティの下で心をひとつに頑張ってくれたフィンランドのみんな、そしてケルンからもサポートしてくれたメンバーにも、心からのお礼を言わないといけません。本当にありがとう!シーズンははじまったばかりですが、これからもよろしくお願いします。
ファンの皆さま、今シーズンもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを応援いただきありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。
トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2022/rd01-day4/
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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ラリー・モンテカルロの最終日は、モナコのサービスパークを起点に、デイ2が行われたエリアに近いフランス南部の山岳地帯で、2本のステージを各2回走行。その合計距離は67.26kmでした。天気は、結局ラリー期間中を通して非常に良く、最終日もステージは基本的にドライコンディションとなりましたが、一部に湿った区間も残っていました。
デイ2で首位に復帰したオジエは、通算9回目となるラリー・モンテカルロ優勝に向けて、順調に駒を進めていました。タイヤにダメージを与えそうなコーナーのインカットはできるだけ避けながらも、オープニングから2ステージ連続で2番手タイムを記録するなどして、総合2位のライバルとの差をさらに拡げました。しかし、1本目のステージの再走となるSS16で、オジエは左前輪にダメージを負い大幅にタイムロス。24.6秒あった差は消え、逆に9.5秒の遅れをとり総合2位に順位を下げました。さらに、最終ステージではジャンプスタートにより、10秒のペナルティタイムを課せられ、総合2位でラリーをフィニッシュ。優勝したセバスチャン・ローブ選手との差は10.5秒でした。
土曜日のデイ3で2本のベストタイムを記録し、クルマに対する理解を深め、自信をつけたロバンペラは、最終のパワーステージで今大会3本目のベストタイムをマーク。総合4位フィニッシュで獲得したポイントに、パワーステージ優勝によるボーナスの5ポイントを加え、ロバンペラはドライバー選手権3位につけました。また、デイ3でのコースオフにより大幅にタイムと順位を失ったエバンスは、最終日に良い走りを見せ、パワーステージでは2番手タイムを記録し総合21位でフィニッシュ。GR YARIS Rally1は、パワーステージで1-2を飾りました。今回のラリー・モンテカルロでは全部で17本のステージが設定されましたが、GR YARIS Rally1はそのうち9本でベストタイムを記録。トップカテゴリーラリーカーとして初めてハイブリッドシステムを搭載したRally1の初戦で、GR YARIS Rally1はパフォーマンスだけでなく、高い信頼性も証明しました。なお、今回のラリー・モンテカルロには、TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパの副会長に就任したばかりの中嶋一貴も参加。ハイブリッドラリーカーによる戦いを見守りました。
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから、GR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、最終日に2本の3番手タイムを記録するなど、スピードアップに成功。前日のコースオフによる大きなタイムロスが響きましたが、それでも総合8位まで順位を回復し、ポイントを獲得しました。
豊田 章男 (チームオーナー)
セブ、惜しくも9度目のラリー・モンテカルロ優勝に届かなかったけど、新たな相棒のベンジャミンとのスタートは手応えがありそうでよかったです。我々が準備した新たな相棒”GR YARIS Rally1”とのドライブもフィーリングは悪くなさそうでした。持続可能なラリーを目指す新レギュレーションにより電動化された新たな相棒は「力は強いけど扱いには繊細な配慮が必要…」という感じだったかと思います。そんな”ちょっと気難しい奴”とも、セブはすぐに仲良くなってくれていたみたいでした。誰とでもすぐに仲良くなれるセブを尊敬します。
また、歴史と伝統ある世界ラリー選手権が、電動化・新燃料というカーボンニュートラルの実現に向けて進みだしたこと、FIAのリーダーシップ、準備に携わられたプロモーターなど関係された全ての皆さまに敬意を表します。他のドライバーたちも新しい相棒との相性に少し苦労していましたが、Day3では全てのSSで誰かがベストタイムを出してくれていました。毎戦毎戦、みんなとGR YARIS Rally1が、どれだけ仲良くなっていくか…今シーズンのWRCは新しい楽しみが増えました。ただ、サービスから静かに出ていくラリーカーの姿には、まだ、少し物足りなさを感じてしまいます(笑)。
今までのベース車はYARISでした。今年からはGR YARISです。「モータースポーツで勝つための市販車をつくろう」そう言いながら、久々に自分達の手でつくることができたスポーツカーです。今回、そのクルマがやっと本当の戦いの道を走り出しました。本当に嬉しいです。一緒にGR YARISをつくってきたみんなにもお礼を言いたいと思います。そのGR YARISから”GR YARIS Rally1”をつくったメンバーも相当の苦労をしたと聞いています。ヤリ-マティの下で心をひとつに頑張ってくれたフィンランドのみんな、そしてケルンからもサポートしてくれたメンバーにも、心からのお礼を言わないといけません。本当にありがとう!シーズンははじまったばかりですが、これからもよろしくお願いします。
ファンの皆さま、今シーズンもTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを応援いただきありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。
トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田章男
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2022/rd01-day4/
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
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