エーザイ、顧みられない熱帯病制圧に向けた取り組みの成果と継続支援の発表
[22/01/28]
TOKYO, Jan 28, 2022 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2022年1月27日にオンラインで開催された、顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases: NTDs)制圧をめざす国際官民パートナーシップ「ロンドン宣言」の10周年記念イベント「100% COMMITTED to End NTDs」において、製薬企業を代表して当社の代表執行役CEO内藤晴夫が登壇し、NTDs制圧に向けた製薬業界のこれまでの活動やセクターを超えたパートナーシップの成果を称え、世界保健機関(WHO)が昨年発表したNTDsロードマップ2021−2030の達成に向けて、今後もNTDs制圧支援を継続することを表明しました。
今回のイベントは、ロンドン宣言からの10年間の進捗とNTDs制圧に向けた継続的なステークホルダーズの強いコミットメントを確認するとともに、2022年6月にルワンダ共和国の首都キガリで開催されるCommonwealth Heads of Government Meetingにおいて、ロンドン宣言の後継となる「キガリ宣言」発表に向けた関係者の支持を高めることを目的としています。
製薬企業は、2012年のロンドン宣言以降、2020年までの間に130億人分もの高品質な治療薬を無償提供してきました。この間、国際官民パートナーシップによるNTDs制圧活動により、20のNTDsのうち少なくとも一つのNTDが43カ国で制圧され、6億人に対するNTDs治療が完了するなど、多くの成果があげられた一方、世界では未だ17億人の人々がNTDsの感染リスクにさらされています。
本イベントにおいて、当社の代表執行役CEOの内藤晴夫は、「我々のNTDs制圧に対する取り組みは、必要な医薬品を必要とする人々にお届けし、病気を治療することで、患者様の生命を救うという製薬企業の根源的な使命を果たすために行っているものです。ロンドン宣言以降、NTDsに対する新薬開発も活発になっていますが、これをさらに加速するためには、迅速かつ柔軟な薬事承認制度の整備や官民パートナーシップを活用したファンディングの拡充が重要です。また、脆弱な社会インフラのもとで医療を確実にお届けするためには、デジタル技術を応用したリモート医療の実現が期待されます」と述べました。
当社は、「ロンドン宣言」のもと、NTDsの一つであるリンパ系フィラリア症(LF)治療薬の一つであるジエチルカルバマジン(DEC)錠を自社のインド・バイザッグ工場で製造し、WHOを通じこれまで29カ国に20.5億錠を供給してきました(2022年1月現在)。LFは、17カ国で制圧が達成され、感染者数は2000年と比較して74%減少した一方、8.6億人が未だ感染リスクにさらされています。当社は、DEC錠の無償提供を必要とする全ての蔓延国で制圧が達成されるまで継続することを表明しているとともに、蔓延国における治療薬の集団投与(MDA)の実施支援や疾病啓発活動、衛生環境の整備などに取り組んでいます。
さらに、当社は、国際研究機関等とのパートナーシップを通じてNTDsの新薬開発に積極的に取り組んでいます。公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)などからの助成金を活用し、リバプール熱帯医学校及びリバプール大学との新規フィラリア駆虫薬の共同開発や、Drugs for Neglected Diseases initiative (DNDi)とのパートナーシップによるマイセトーマやリーシュマニア症の新薬開発に対する共同開発などを行っています。
当社は、キガリ宣言にコミットし、NTDsロードマップ2021−2030の達成に向けてグローバルパートナーとの連携を強化し、NTDs制圧に取り組んでまいります。
当社は、ヒューマンヘルスケア(hhc)理念のもと、開発途上国・新興国の人々の健康福祉の向上に貢献し、これらの国々の人々が健康を回復し、就労することによって、経済の発展や中間所得層の拡大に寄与することを、将来の市場形成に向けた長期的投資と位置づけています。政府、国際機関、アカデミアや非営利民間団体などとのパートナーシップを活用し、NTDsをはじめとする感染症などに対する新薬開発を加速するとともに、現地における薬剤集団投与の支援活動や疾患啓発など、医薬品アクセスの改善に向けた活動を通じて、世界の患者様とそのご家族のベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202209.html
概要:エーザイ株式会社
詳細は www.eisai.co.jp をご覧ください。
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今回のイベントは、ロンドン宣言からの10年間の進捗とNTDs制圧に向けた継続的なステークホルダーズの強いコミットメントを確認するとともに、2022年6月にルワンダ共和国の首都キガリで開催されるCommonwealth Heads of Government Meetingにおいて、ロンドン宣言の後継となる「キガリ宣言」発表に向けた関係者の支持を高めることを目的としています。
製薬企業は、2012年のロンドン宣言以降、2020年までの間に130億人分もの高品質な治療薬を無償提供してきました。この間、国際官民パートナーシップによるNTDs制圧活動により、20のNTDsのうち少なくとも一つのNTDが43カ国で制圧され、6億人に対するNTDs治療が完了するなど、多くの成果があげられた一方、世界では未だ17億人の人々がNTDsの感染リスクにさらされています。
本イベントにおいて、当社の代表執行役CEOの内藤晴夫は、「我々のNTDs制圧に対する取り組みは、必要な医薬品を必要とする人々にお届けし、病気を治療することで、患者様の生命を救うという製薬企業の根源的な使命を果たすために行っているものです。ロンドン宣言以降、NTDsに対する新薬開発も活発になっていますが、これをさらに加速するためには、迅速かつ柔軟な薬事承認制度の整備や官民パートナーシップを活用したファンディングの拡充が重要です。また、脆弱な社会インフラのもとで医療を確実にお届けするためには、デジタル技術を応用したリモート医療の実現が期待されます」と述べました。
当社は、「ロンドン宣言」のもと、NTDsの一つであるリンパ系フィラリア症(LF)治療薬の一つであるジエチルカルバマジン(DEC)錠を自社のインド・バイザッグ工場で製造し、WHOを通じこれまで29カ国に20.5億錠を供給してきました(2022年1月現在)。LFは、17カ国で制圧が達成され、感染者数は2000年と比較して74%減少した一方、8.6億人が未だ感染リスクにさらされています。当社は、DEC錠の無償提供を必要とする全ての蔓延国で制圧が達成されるまで継続することを表明しているとともに、蔓延国における治療薬の集団投与(MDA)の実施支援や疾病啓発活動、衛生環境の整備などに取り組んでいます。
さらに、当社は、国際研究機関等とのパートナーシップを通じてNTDsの新薬開発に積極的に取り組んでいます。公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)などからの助成金を活用し、リバプール熱帯医学校及びリバプール大学との新規フィラリア駆虫薬の共同開発や、Drugs for Neglected Diseases initiative (DNDi)とのパートナーシップによるマイセトーマやリーシュマニア症の新薬開発に対する共同開発などを行っています。
当社は、キガリ宣言にコミットし、NTDsロードマップ2021−2030の達成に向けてグローバルパートナーとの連携を強化し、NTDs制圧に取り組んでまいります。
当社は、ヒューマンヘルスケア(hhc)理念のもと、開発途上国・新興国の人々の健康福祉の向上に貢献し、これらの国々の人々が健康を回復し、就労することによって、経済の発展や中間所得層の拡大に寄与することを、将来の市場形成に向けた長期的投資と位置づけています。政府、国際機関、アカデミアや非営利民間団体などとのパートナーシップを活用し、NTDsをはじめとする感染症などに対する新薬開発を加速するとともに、現地における薬剤集団投与の支援活動や疾患啓発など、医薬品アクセスの改善に向けた活動を通じて、世界の患者様とそのご家族のベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202209.html
概要:エーザイ株式会社
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