WRC 第3戦クロアチア・ラリー デイ3:激戦の末ロバンペラが最終ステージで逆転優勝
[22/04/25]
Toyota City, Japan, Apr 25, 2022 - (JCN Newswire) - 4月24日(日)、2022年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦クロアチア・ラリーの最終日デイ3が、クロアチアの首都ザグレブのサービスパークを起点に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 69号車)が優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合5位で、デイ1でのデイリタイアを経てデイ2より再出走したエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(4号車)は、総合49位でフィニッシュしました。
クロアチア・ラリーの最終日は、サービスパークの北側エリアで2本のターマック(舗装路)ステージを各2回走行。4本のステージの合計距離は54.48kmでした。最終日は日中のサービスの設定がなく、早朝サービスパークを出る際に選択したタイヤで全ステージを走らなくてはなりませんでした。そのため、選手とチームは数時間後の天気や路面コンディションも予想してタイヤを選ぶ必要がありました。デイ2に続き、デイ3でも選手ごとに選択したタイヤは異なり、ロバンペラはドライ用のハードタイヤを4本、雨用のウェットタイヤを2本選んでステージに向かいました。
デイ1終了時点で、首位ロバンペラは総合2位のオィット・タナックに対し1分23.3秒差を築いていましたが、タイヤのダメージにより差は一気に縮まり、デイ2を終えてのタイム差は19.9秒でした。そして最終日、タナックはロバンペラと異なるタイヤを選び、ドライ用のソフトタイヤ4本と、雨用のウェットタイヤ2本で最終日に臨みました。ロバンペラはデイ3オープニングのSS17でセカンドベストタイムを記録するなど好調を保ち、最初の2本のステージを終えて28.4秒差を築きました。ところが、再走ステージの1本目、SS19で予想外ともいえる雨が降り、ハードタイヤとウェットタイヤを組み合わせて走行したロバンペラはグリップ不足によりタイムが伸びず、濡れた路面により合ったソフトタイヤとウェットタイヤの組み合わせでベストタイムを刻んだタナックから、29.8秒も遅れてステージをフィニッシュ。その結果、最終ステージのSS20を前に順位が入れ替わり、首位タナックをロバンペラが1.4秒差で追う展開となりました。
SS20は、全体的にはドライコンディションでしたが、一部に湿った路面があり、インカット走行により掻き出された泥に覆われたところも多く、ハードタイヤとウェットタイヤの組み合わせで走るロバンペラにとっては、やや不利な路面コンディションでした。しかし、ロバンペラは渾身のアタックでベストタイムを記録。2番手タイムのタナックよりも5.6秒速いベストタイムを刻み、逆転で優勝を飾りました。ロバンペラにとってはキャリア4勝目となり、ターマックラリーでの優勝は初めてでした。また、前戦ラリー・スウェーデンに続く今季2勝目を獲得し、ボーナスの選手権ポイントがかかる「パワーステージ」に指定されていたSS20を制したことでフルポイントを獲得。ドライバー選手権首位の座を守り、2位との差を29ポイントに拡大しました。
金曜日のデイ1でタイヤが2回ホイールのリムから外れて大きく出遅れたエバンスは、苦しい戦いを強いられながらもベストタイムを2回記録するなどして順位を挽回し、総合5位でフィニッシュしました。エバンスは最終のパワーステージで3番手タイムを刻み、自身とチームに3ポイントのボーナスを加算。チームは、マニュファクチャラー選手権首位を守り、リードを42ポイントに拡げました。また、初日のデイリタイアにより上位フィニッシュの望みが絶たれたラッピは、デイ2での再出走後に4本のベストタイムを記録するなど速さを示し、ポジティブな形でラリーを締めくくりました。なお、GR YARIS Rally1は、3人のドライバーによって19ステージのうち14ステージでベストタイムを獲得しました。
TOYOTA GAZOO RacingチャレンジプログラムによりGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、エバンスのすぐ後方、総合6位でフィニッシュ。所属するTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationに、開幕から3戦連続でマニュファクチャラーズポイントをもたらしました。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2022/rd03-day3/
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
Copyright 2022 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com
クロアチア・ラリーの最終日は、サービスパークの北側エリアで2本のターマック(舗装路)ステージを各2回走行。4本のステージの合計距離は54.48kmでした。最終日は日中のサービスの設定がなく、早朝サービスパークを出る際に選択したタイヤで全ステージを走らなくてはなりませんでした。そのため、選手とチームは数時間後の天気や路面コンディションも予想してタイヤを選ぶ必要がありました。デイ2に続き、デイ3でも選手ごとに選択したタイヤは異なり、ロバンペラはドライ用のハードタイヤを4本、雨用のウェットタイヤを2本選んでステージに向かいました。
デイ1終了時点で、首位ロバンペラは総合2位のオィット・タナックに対し1分23.3秒差を築いていましたが、タイヤのダメージにより差は一気に縮まり、デイ2を終えてのタイム差は19.9秒でした。そして最終日、タナックはロバンペラと異なるタイヤを選び、ドライ用のソフトタイヤ4本と、雨用のウェットタイヤ2本で最終日に臨みました。ロバンペラはデイ3オープニングのSS17でセカンドベストタイムを記録するなど好調を保ち、最初の2本のステージを終えて28.4秒差を築きました。ところが、再走ステージの1本目、SS19で予想外ともいえる雨が降り、ハードタイヤとウェットタイヤを組み合わせて走行したロバンペラはグリップ不足によりタイムが伸びず、濡れた路面により合ったソフトタイヤとウェットタイヤの組み合わせでベストタイムを刻んだタナックから、29.8秒も遅れてステージをフィニッシュ。その結果、最終ステージのSS20を前に順位が入れ替わり、首位タナックをロバンペラが1.4秒差で追う展開となりました。
SS20は、全体的にはドライコンディションでしたが、一部に湿った路面があり、インカット走行により掻き出された泥に覆われたところも多く、ハードタイヤとウェットタイヤの組み合わせで走るロバンペラにとっては、やや不利な路面コンディションでした。しかし、ロバンペラは渾身のアタックでベストタイムを記録。2番手タイムのタナックよりも5.6秒速いベストタイムを刻み、逆転で優勝を飾りました。ロバンペラにとってはキャリア4勝目となり、ターマックラリーでの優勝は初めてでした。また、前戦ラリー・スウェーデンに続く今季2勝目を獲得し、ボーナスの選手権ポイントがかかる「パワーステージ」に指定されていたSS20を制したことでフルポイントを獲得。ドライバー選手権首位の座を守り、2位との差を29ポイントに拡大しました。
金曜日のデイ1でタイヤが2回ホイールのリムから外れて大きく出遅れたエバンスは、苦しい戦いを強いられながらもベストタイムを2回記録するなどして順位を挽回し、総合5位でフィニッシュしました。エバンスは最終のパワーステージで3番手タイムを刻み、自身とチームに3ポイントのボーナスを加算。チームは、マニュファクチャラー選手権首位を守り、リードを42ポイントに拡げました。また、初日のデイリタイアにより上位フィニッシュの望みが絶たれたラッピは、デイ2での再出走後に4本のベストタイムを記録するなど速さを示し、ポジティブな形でラリーを締めくくりました。なお、GR YARIS Rally1は、3人のドライバーによって19ステージのうち14ステージでベストタイムを獲得しました。
TOYOTA GAZOO RacingチャレンジプログラムによりGR YARIS Rally1で出場の勝田貴元は、エバンスのすぐ後方、総合6位でフィニッシュ。所属するTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationに、開幕から3戦連続でマニュファクチャラーズポイントをもたらしました。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2022/rd03-day3/
概要:トヨタ自動車株式会社
詳細は http://toyota.jp/ をご覧ください。
Copyright 2022 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com