三菱重工、バーレーンの大手国営アルミニウム精錬会社・アルバ社とEPC契約を締結
[22/05/17]
TOKYO, May 17, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工業はこのほど、中国の建設会社SEPCO III(SEPCOIII Electric Power Construction Co., Ltd.:山東電力建設第三工程有限公司)とともに、バーレーンの大手国営アルミニウム精錬会社であるアルバ社(Aluminum Bahrain B.S.C.)との間で、同社が保有する第5発電所に68万900kWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電設備を増設するフルターンキー契約を締結しました。今回の契約に基づいて三菱重工とSEPCO IIIのコンソーシアムは、GTCC火力発電設備の設計、エンジニアリング、調達、建設、試運転を担い、三菱重工がM701JAC形ガスタービン、蒸気タービン各1台からなるGTCC発電ユニットを供給します。
5月16日には、バーレーンの首都マナーマで3社による調印式が開催され、アルバ社会長のシェイク・ダイジュ・ビン・サルマン・ビン・ダイジュ・アール・ハリーファ(Shaikh Daij bin Salman bin Daij Al Khalifa)氏が「世界最大級のアルミニウム製錬会社である当社は、第5発電所の第4ブロックの建設を開始します」と宣言。調印式には三菱重工グループから、三菱重工エナジードメインエナジートランジション&パワー事業本部副事業本部長兼三菱パワー株式会社取締役社長の河本 英士、三菱パワーの欧州・中東・アフリカ(Europe, Middle East and Africa:EMEA)地域を統括するハビエル・カヴァダ(Javier Cavada)、三菱パワーMENA(Middle East & North Africa)支店長兼EMEA地域のGTCC事業を統括するカリッド・サレム(Khalid Salem)らが出席しました。
三菱重工のJ形ガスタービンは、累計運転時間170万時間超、99.6%という高い信頼性を誇っています。このうち、最新の空気冷却燃焼器システムを採用したJAC(J-Series Air-Cooled)形は、GTCCとしての発電効率が64%に到達。アルバ社は、柔軟な運転が可能なガスタービンを導入することにより、効率および信頼性が高い電力を確保し続けることが可能になります。また、JAC形ガスタービンは、最小限の改造により水素燃料での発電が可能で、国内外で高まる脱炭素化ニーズに対応しやすいのも特長です。
今回の契約締結に際して、アルバ社のハリーファ会長は次のように述べています。「第4ブロックを建設することで第5発電所の総発電出力を240万kW超に増強できることを嬉しく思います。高効率ガスタービンを導入する今回のプロジェクトは、当社のESG(環境・社会・企業統治)配慮型企業への移行を加速し温室効果ガス排出の削減にも貢献するもので、2060年までにネットゼロを達成するというバーレーンの目標とも軌を一にします。三菱重工およびSEPCO IIIのコンソーシアムと連携し、すべてのマイルストーンをスケジュール通りに達成することに期待しています」。
契約調印を受けて、三菱重工の河本は次のように述べています。「先進技術を提供することで、当社はアルバ社およびバーレーン王国の持続可能な開発目標の達成に向けて支援を行います。パートナーであるSEPCO IIIと協力し、効率と信頼性で世界をリードし水素燃料にも対応可能なガスタービンを供給することで、アルバ社の運用性向上と脱炭素化の目標の達成に貢献していきます。今回のプロジェクトは、最先端のクリーンエネルギーソリューションをお客様に提供するという当社のミッションと、頑強で信頼性の高いエネルギーインフラの供給によりMENA地域のカーボンニュートラル社会実現を支援するという我々の継続的なコミットメントにも沿うものです」。
SEPCO III副社長の孔令峰(Kong Lingfeng)氏は次のように述べています。「当社は、パートナーである三菱重工とともに、アルバ社の第5発電所第4ブロック建設プロジェクトで同社と協力できることを嬉しく思います。最高レベルの品質と安全性を実現する当社の優れたターンキープロジェクト遂行の専門知識と、三菱重工の業界トップクラスのガスタービン技術を組み合わせることで、SEPCO IIIはアルバ社のアルミニウム業界でのリーダーシップに応える最新の発電所を建設します。また、当社のミッションである“卓越したプロジェクトの構築”、“お客様の願望の実現”、“社会福祉の増進”に沿って、本プロジェクトの建設を通じて効率的でクリーンなエネルギーを提供し、アルバ社の持続可能でグリーンな開発戦略に貢献していきます」。
三菱重工は、長年にわたり培ってきた経験と技術力を活かし、今回のプロジェクト向けにガスタービン、蒸気タービン、発電機、補機など供給するとともに技術支援を提供し、2024年第4四半期の商業運転開始を目指します。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/220517.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは:三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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5月16日には、バーレーンの首都マナーマで3社による調印式が開催され、アルバ社会長のシェイク・ダイジュ・ビン・サルマン・ビン・ダイジュ・アール・ハリーファ(Shaikh Daij bin Salman bin Daij Al Khalifa)氏が「世界最大級のアルミニウム製錬会社である当社は、第5発電所の第4ブロックの建設を開始します」と宣言。調印式には三菱重工グループから、三菱重工エナジードメインエナジートランジション&パワー事業本部副事業本部長兼三菱パワー株式会社取締役社長の河本 英士、三菱パワーの欧州・中東・アフリカ(Europe, Middle East and Africa:EMEA)地域を統括するハビエル・カヴァダ(Javier Cavada)、三菱パワーMENA(Middle East & North Africa)支店長兼EMEA地域のGTCC事業を統括するカリッド・サレム(Khalid Salem)らが出席しました。
三菱重工のJ形ガスタービンは、累計運転時間170万時間超、99.6%という高い信頼性を誇っています。このうち、最新の空気冷却燃焼器システムを採用したJAC(J-Series Air-Cooled)形は、GTCCとしての発電効率が64%に到達。アルバ社は、柔軟な運転が可能なガスタービンを導入することにより、効率および信頼性が高い電力を確保し続けることが可能になります。また、JAC形ガスタービンは、最小限の改造により水素燃料での発電が可能で、国内外で高まる脱炭素化ニーズに対応しやすいのも特長です。
今回の契約締結に際して、アルバ社のハリーファ会長は次のように述べています。「第4ブロックを建設することで第5発電所の総発電出力を240万kW超に増強できることを嬉しく思います。高効率ガスタービンを導入する今回のプロジェクトは、当社のESG(環境・社会・企業統治)配慮型企業への移行を加速し温室効果ガス排出の削減にも貢献するもので、2060年までにネットゼロを達成するというバーレーンの目標とも軌を一にします。三菱重工およびSEPCO IIIのコンソーシアムと連携し、すべてのマイルストーンをスケジュール通りに達成することに期待しています」。
契約調印を受けて、三菱重工の河本は次のように述べています。「先進技術を提供することで、当社はアルバ社およびバーレーン王国の持続可能な開発目標の達成に向けて支援を行います。パートナーであるSEPCO IIIと協力し、効率と信頼性で世界をリードし水素燃料にも対応可能なガスタービンを供給することで、アルバ社の運用性向上と脱炭素化の目標の達成に貢献していきます。今回のプロジェクトは、最先端のクリーンエネルギーソリューションをお客様に提供するという当社のミッションと、頑強で信頼性の高いエネルギーインフラの供給によりMENA地域のカーボンニュートラル社会実現を支援するという我々の継続的なコミットメントにも沿うものです」。
SEPCO III副社長の孔令峰(Kong Lingfeng)氏は次のように述べています。「当社は、パートナーである三菱重工とともに、アルバ社の第5発電所第4ブロック建設プロジェクトで同社と協力できることを嬉しく思います。最高レベルの品質と安全性を実現する当社の優れたターンキープロジェクト遂行の専門知識と、三菱重工の業界トップクラスのガスタービン技術を組み合わせることで、SEPCO IIIはアルバ社のアルミニウム業界でのリーダーシップに応える最新の発電所を建設します。また、当社のミッションである“卓越したプロジェクトの構築”、“お客様の願望の実現”、“社会福祉の増進”に沿って、本プロジェクトの建設を通じて効率的でクリーンなエネルギーを提供し、アルバ社の持続可能でグリーンな開発戦略に貢献していきます」。
三菱重工は、長年にわたり培ってきた経験と技術力を活かし、今回のプロジェクト向けにガスタービン、蒸気タービン、発電機、補機など供給するとともに技術支援を提供し、2024年第4四半期の商業運転開始を目指します。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/220517.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 モビリティの電化・知能化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは:三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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