NEC通信システム、アニマルウェルフェアの向上と畜産効率化の両立をDX技術で実現する「NEC アニマルウェルフェアソリューション」を提供開始
[22/09/22]
TOKYO, Sep 22, 2022 - (JCN Newswire) - 日本電気通信システム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:佐藤 崇、以下「NEC通信システム」)は、家畜の健康を重視したアニマルウェルフェアの向上と畜産効率化の両立をDX技術で実現するサービス「NECアニマルウェルフェアソリューション」を2023年秋から提供を開始します。
本サービスは、畜産業界の労力軽減や生産性向上といった従来からの課題解決にとどまらず、アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼育から社会全体への普及浸透までの課題を抽出し、DX技術で実現することを目指しているのが特徴です。家畜の個体位置、個体に紐づく飼育状況や行動履歴のデータ化、OIE; World Organization for Animal Health(国際獣疫事務局)が定めたアニマルウェルフェアの基準に沿った飼育がされているかの自動的な評価が可能になり、管理上の負担を増やさずに飼育環境を快適にし、安全な食の提供を達成します。
アニマルウェルフェアは、国連による持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「つくる責任、つかう責任」の取り組みにも位置付けられているため、当社サービスがSDGs達成に向けた具体的な一歩となることを期待しています。
各サービス
1. 家畜の飼育状況などをセンサで把握し、畜産の現場を軽労化
畜舎に設置したカメラやセンサで個体情報を取得し、情報参照や遠隔管理を可能とします。アニマルウェルフェア視点に立った飼育状況の管理、見える化を図り、家畜の行動把握を行います。アニマルウェルフェアに対応しつつも飼育作業の負担軽減、生産性の維持・向上を支援します。
2. 収集データに基づきアニマルウェルフェア評価基準への適合を自動的に評価
収集した飼育履歴、個体情報管理データからアニマルウェルフェア評価項目を抽出し、評価基準に適合しているかの判定を自動的に行います。これにより畜産物のブランディングを後押しするとともに、安全性、倫理性に対する意識の高い消費者に対しての商品購入への動機づけを支援します。
3. 家畜の飼育状況・環境を記録管理し、消費者に届くまでの流通経路すべてで、信頼性が担保された高付加価値な畜産物を見える化
ブロックチェーン技術を使い畜産物のトレーサビリティを担保するスマートコントラクトを提供することで、データ流通をオープンにし、利害関係のあるサプライチェーンにおいても平等性を確保、高い信頼性を担保します。また、中央集権的ではない分散型の仕組みのため、参加したい人から順次参加できるのでスモールスタートが可能です。消費者に対して生産者の飼養の取り組みを正しく伝えることができ、畜産物の価値向上につながります。
今後の展開
NEC通信システムは、本サービスの第1弾として2023年秋から、飼育畜舎内を自由に動き回る豚の個体識別やアニマルウェルフェア視点での飼育状況や行動履歴をデータ化し遠隔で管理可能とするソリューションを提供します。
当社のマーカー位置測位技術(対象となる物に貼付された目印:マーカーをカメラでとらえ、対象物の移動に併せて位置情報を把握する技術)あるいは、無線測位技術(前記を無線技術で実現)、3次元物体検知技術(3Dセンサでとらえた映像に映った物の大きさを測定する技術)を活用し、個体の位置測位・識別、状態把握を行います。
他のソリューション用のソフトウェアも並行して開発し、2024年度にはすべて商用化する予定です。
今後も当社は、ダイバーシティや社会貢献性を踏まえた事業運営を目指してまいります。
なお、当社は2022年10月12日(水)〜14日(金)に幕張メッセで開催される「第4回 国際畜産資材EXPO」に本ソリューションを参考出展いたします。また、サービス実現に向け実施中の研究の一部は、農林水産省委託プロジェクト研究「鶏及び豚の快適性により配慮した飼養管理技術の開発」( JP22680694 )の補助を受けて行っています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.ncos.co.jp/news/news_220922.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
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本サービスは、畜産業界の労力軽減や生産性向上といった従来からの課題解決にとどまらず、アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼育から社会全体への普及浸透までの課題を抽出し、DX技術で実現することを目指しているのが特徴です。家畜の個体位置、個体に紐づく飼育状況や行動履歴のデータ化、OIE; World Organization for Animal Health(国際獣疫事務局)が定めたアニマルウェルフェアの基準に沿った飼育がされているかの自動的な評価が可能になり、管理上の負担を増やさずに飼育環境を快適にし、安全な食の提供を達成します。
アニマルウェルフェアは、国連による持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「つくる責任、つかう責任」の取り組みにも位置付けられているため、当社サービスがSDGs達成に向けた具体的な一歩となることを期待しています。
各サービス
1. 家畜の飼育状況などをセンサで把握し、畜産の現場を軽労化
畜舎に設置したカメラやセンサで個体情報を取得し、情報参照や遠隔管理を可能とします。アニマルウェルフェア視点に立った飼育状況の管理、見える化を図り、家畜の行動把握を行います。アニマルウェルフェアに対応しつつも飼育作業の負担軽減、生産性の維持・向上を支援します。
2. 収集データに基づきアニマルウェルフェア評価基準への適合を自動的に評価
収集した飼育履歴、個体情報管理データからアニマルウェルフェア評価項目を抽出し、評価基準に適合しているかの判定を自動的に行います。これにより畜産物のブランディングを後押しするとともに、安全性、倫理性に対する意識の高い消費者に対しての商品購入への動機づけを支援します。
3. 家畜の飼育状況・環境を記録管理し、消費者に届くまでの流通経路すべてで、信頼性が担保された高付加価値な畜産物を見える化
ブロックチェーン技術を使い畜産物のトレーサビリティを担保するスマートコントラクトを提供することで、データ流通をオープンにし、利害関係のあるサプライチェーンにおいても平等性を確保、高い信頼性を担保します。また、中央集権的ではない分散型の仕組みのため、参加したい人から順次参加できるのでスモールスタートが可能です。消費者に対して生産者の飼養の取り組みを正しく伝えることができ、畜産物の価値向上につながります。
今後の展開
NEC通信システムは、本サービスの第1弾として2023年秋から、飼育畜舎内を自由に動き回る豚の個体識別やアニマルウェルフェア視点での飼育状況や行動履歴をデータ化し遠隔で管理可能とするソリューションを提供します。
当社のマーカー位置測位技術(対象となる物に貼付された目印:マーカーをカメラでとらえ、対象物の移動に併せて位置情報を把握する技術)あるいは、無線測位技術(前記を無線技術で実現)、3次元物体検知技術(3Dセンサでとらえた映像に映った物の大きさを測定する技術)を活用し、個体の位置測位・識別、状態把握を行います。
他のソリューション用のソフトウェアも並行して開発し、2024年度にはすべて商用化する予定です。
今後も当社は、ダイバーシティや社会貢献性を踏まえた事業運営を目指してまいります。
なお、当社は2022年10月12日(水)〜14日(金)に幕張メッセで開催される「第4回 国際畜産資材EXPO」に本ソリューションを参考出展いたします。また、サービス実現に向け実施中の研究の一部は、農林水産省委託プロジェクト研究「鶏及び豚の快適性により配慮した飼養管理技術の開発」( JP22680694 )の補助を受けて行っています。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.ncos.co.jp/news/news_220922.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
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