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MHIEC、宮崎市のごみ焼却施設の基幹的設備等改良を完工

東京, 2025年4月9日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:野口 能弘、本社:横浜市西区)は、2021年に宮崎市から受注した「エコクリーンプラザみやざき」(宮崎市大字大瀬町)におけるごみ焼却施設の基幹的設備等改良工事をこのほど完了しました。同工事は、2021年度から2024年度まで4年間の継続事業として実施。完工により、処理能力579トン/日の焼却設備などの長寿命化およびCO2削減を実現します。エコクリーンプラザみやざきは、ごみ焼却施設のほかにリサイクル施設と管理型最終処分場を備えており、市内全域および周辺9自治体の廃棄物を受け入れています。焼却施設は、三菱重工の設計・施工で2005年10月に完成。1基当たりの処理能力が193トン/日のストーカ炉(注1)3基および関連設備から成るもので、焼却余熱による発電能力は1万1,200kWです。今回の改良工事では、稼働開始から15年以上が経過して経年劣化した設備(燃焼・燃焼ガス冷却・排ガス処理・余熱利用・通風・灰出し・電気計装の各設備)を対象に主要機器を更新して、長期にわたる安定燃焼と安定操業を図りました。延命工事では、MHIECの独自技術である新たな燃焼制御システムを採用。これまでよりも低空気比(注2)で安定した燃焼を実現しています。CO2削減率は、当初計画の17.25%を大きく上回る31.86%(注3)を達成。背景には、低空気比に対応した耐久性向上を実現できる給じん装置およびボイラー水管への更新、脱硝触媒装置の触媒を低温型触媒へ変更することによる余剰蒸気を有効利用した発電量増加、高効率モーターの採用や各機器のインバーター化、ならびにプラント設備の適正化といった複合的な効果があります。同工事は、廃棄物処理を継続しながらの難しい対応となったほか、新型コロナウイルス感染拡大時期とも重なりました。しかし、関係各所との連携を一層強化して、細心の注意をはらいながら計画通り進捗し、問題なく完工に至りました。MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外の豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく建設から運営まで含めた総合的なソリューション提案力を強みとしています。今後も、既存の廃棄物処理施設の長寿命化および温暖化対策、さらに維持管理費などのL.C.C.(ライフサイクルコスト)低減に向けた提案を積極的に推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。三菱重工グループについて三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jpURL https://www.mhi.com/jp/news/250409.html 


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