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２０１１年３月８日

株式会社共同通信社


地下７００メートル、チリ鉱山落盤事故の救出ドキュメンタリー
「チリ３３人-生存と救出、知られざる記録-」を共同通信社から刊行　　
　

　貴社ますますご清祥のことと存じます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
株式会社共同通信社は、昨年全世界の注目を集めたチリ鉱山落盤事故の奇跡の救出を克明に記録した、ジョナサン・フランクリン著　「33 Men」 の日本語独占翻訳権を獲得、３月１８日から全国の書店で順次発売いたします。また３月１０日から電子書籍で先行発売します。以下、その内容をご紹介いたします。



【概要】チリの鉱山落盤事故で、鉱山労働者３３人全員が地下に閉じ込められ無事に救出されるまでを克明に記録した英語版「33 Men」が原書。版権エージェントのタトル・モリによると、同書は克明な記録が評価されて出版希望が殺到、これまでに世界１８カ国以上で発行されることが決まっています。すでに２月には、アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツ、ポルトガルの７カ国で世界に先駆けて同時発売され話題を呼んでいます。
　本書は詳細なデータと100人を越えるインタビューに基づいて鉱山労働者が閉じ込められた地下と彼らを助けようと懸命に努力する地上を、時系列で克明に追った迫真の記録です。これまでの報道では明らかにされていなかった極限状態に置かれた人間の生き様、地上の医師団や心理学者との対立、かっ藤、欲望と思惑などが生々しくつづられています。単なる救出ではなく、人間と人間社会の奥深さを描いたドキュメンタリーとなってい
ます。
　著者はこのチリの奇跡の救出を反「９．１１」ととらえています。「９．１１米同時多発テロ」で引き裂かれ、対立に向かった地球世界が、このチリの救出劇をきっかけにひとつにまとまる方向に舵を切り、人間的な思いやりと友愛に向かう、歴史的な出来事であったとしています。

【書名】 チリ３３人−生存と救出、知られざる記録−
【著者】 ジョナサン・フランクリン　チリ在住の米国人ジャーナリスト。
　　　　 プレスメディアでは唯一人救出関係者と行動をともにする特別な
パスを持ち、事故発生前後の周辺の状況にはじまり、地下で待ち
続ける３３人の生死をかけたサバイバル、行方不明者の身を案じる
家族や救出に向けて立ち向かう地上の人々の行動を、最も現場に
近い位置で取材を続けました。
【発行】 株式会社 共同通信社
【価格】 本体２４００円　（税込２５２０円）
（電子書籍＝１５００円（税込１５７５円））
【仕様】 360ページ（口絵含む）、四六判、ハードカバー
【発売】 ３月１８日以降、全国の書店で順次発売（電子書籍は３月１０日、
トゥ・ディファクト社から独占先行発売。その他の電子書籍サイトは
　　　　 ４月中旬予定）。
以上