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国境なき医師団、地震被災地で調査活動を実施【プレスリリース】

2011年3月13日

国境なき医師団(MSF)日本

東北地方太平洋沖地震:国境なき医師団、被災地で調査活動を実施

2011年3月12日に、東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)とそれに伴う津波の被災地に入った国境なき医師団(MSF)のチームは、現在も日本政府が管轄する援助活動に対する支援を行っている。現在、MSFチームでは10人が活動し、14日月曜日にはさらに追加のスタッフが現地入りする予定である。
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MSFチームのコーディネーター、道津美岐子(どうつ・みきこ)看護師は、現地の状況を次のように説明する。
「13日に、MSFは2ヵ所の避難所で移動診療とニーズ調査を行いました。避難所での医療ニーズは増加しているように見受けられます」

被災者を取り巻く状況は依然厳しく、宮城県の多くの地域では水と電気の供給も止まったままである。

14日月曜日には、MSFチームの10人が2チームに分かれ、仙台市南部で調査を行う。地震と津波で最も深刻な被害を受けた、アクセスの難しい僻地へも調査対象を広げる予定である。

MSFチームは調査を継続し、高齢者や子ども、ならびに糖尿病や心臓病など慢性疾患の患者を含めた、より弱い立場におかれた人びとのニーズに特に焦点をあてて活動を行う予定である。

MSFは福島原子力発電所の状況についても注視しているが、今後深刻な問題に発展した場合、このような事態は日本政府の主導のもと対策が実施されると理解している。
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2011年3月12日の午後、東京・木場のヘリポートからMSFのスタッフ6人(医師3人、ロジスティシャン*2人、看護師1人)が宮城県へ向けて出発した。現在これらのスタッフらは被災地で、2チームに分かれて活動を行っている。また、13日にも東京から4人(医師3人とロジスティシャン1人)がヘリコプターで被災地入りしている。
被災地での緊急援助活動を支えるため、MSFは民間からの寄付を呼びかけている。寄付はMSFのホームページ、携帯サイトならびに通話無料の寄付専用ダイヤルで受け付けている。
ホームページ:https://www.msf.or.jp/donate_bin/onetime.php
携帯サイト:http://www.msf.or.jp/mb/donation/moneyEmg.php
寄付専用ダイヤル:0120-999-199(9:00-19:00無休、通話無料)

ロジスティシャンとは:物資の管理や調達、通信インフラ整備などを専門に実施するスタッフのこと
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