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日本大地震:津波被災地で物資が不足【プレスリリース】

2011年3月14日

国境なき医師団(MSF)日本

日本大地震:津波被災地で物資が不足

11日の大地震後に発生した津波は太平洋岸に甚大な被害をもたらしたが、行政の多大な尽力により、14日現在、陸路が確保されつつある。
現地で活動している国境なき医師団(MSF)のチームは、これらの地域で孤立していた人びとの間で、医療用酸素、医療物資を含む食料以外の物資と水が深刻に不足していることを確認した。
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14日現在、MSFの10人のスタッフは3つのチームに分かれ、宮城県で移動診療と調査を行っている。
MSFチームのコーディネーター、道津美岐子(どうつ・みきこ)看護師は語る。

「宮城県北部、南三陸町に近い地域の1つでは、行政によると、20ヵ所の避難所に9200人が避難し、水、食料以外の物資、医療が早急に求められています。負傷者は避難所からヘリで医療機関に搬送されましたが、避難所には高齢者も多く、中には脱水症状を起こしている人もいます。また、高齢者の中で慢性疾患がある人は特に健康状態が懸念されます」

MSFはこれまでに、酸素(在宅医療用また今後の医療用)、食料以外の物資、医療物資、水が不足していることを確認している。MSFは今後、日本の政府機関と連携を図り、支援を継続する計画である。

東京では、活動の展開にあわせて被災地のチームをサポートできるよう、追加のスタッフが待機している。

MSFは福島原子力発電所の状況も注視している。
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2011年3月12日の午後、東京・木場のヘリポートからMSFのスタッフ6人(医師3人、ロジスティシャン*2人、看護師1人)が宮城県へ向けて出発した。現在これらのスタッフらは被災地で、3チームに分かれて活動を行っている。また、13日には東京から4人(医師3人とロジスティシャン1人)が、本日14日の朝には、ロジスティシャン1人がヘリで現地入りしている。また、同日夕方には医師1人が帰京した。
被災地での緊急援助活動を支えるため、MSFは民間からの寄付を呼びかけている。寄付はMSFのホームページ、携帯サイトならびに通話無料の寄付専用ダイヤルで受け付けている。
ホームページ:https://www.msf.or.jp/donate_bin/onetime.php
携帯サイト:http://www.msf.or.jp/mb/donation/moneyEmg.php
寄付専用ダイヤル:0120-999-199(9:00-19:00無休、通話無料)
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*ロジスティシャンとは:物資の管理や調達、通信インフラ整備などを専門に実施するスタッフのこと
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