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タクシー向けに、交通系電子マネー決済サービスを開始

2011年3月29日

セイコーインスツル株式会社

タクシー向けに、交通系電子マネー決済サービスを開始
神奈川のタクシー5社より順次導入

セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉県千葉市)の100%子会社で情報端末の製造販売とデータセンター運営を行なっているエスアイアイ・データサービス株式会社(以下:SDS、社長:小林良夫、本社:千葉県千葉市)は、SDSが提供している無線決済サービスCREPiCO(クレピコ)で、タクシー向けにPASMOなどの「交通系電子マネー」の決済ができる新システムを開発し、この程サービスを開始しました。

既に3月中旬から臨港タクシー株式会社(横須賀市)、3月下旬から順次京急中央交通株式会社(同)、京急文庫タクシー株式会社(横浜市)、京急三崎タクシー株式会社(三浦市)、京急葉山交通株式会社(三浦郡)の5社でサービスを開始しました。

SDSは1998年10月に日本初の無線によるクレジットカード決済システムCREPiCOを発表。以来、デビット決済や電子マネーのEdy、iD、QUICPayへとサービス範囲を広げ、タクシー、催事販売、宅配、集金、外食チェーンなどの各業態で、10万システム以上を稼動しています。特にタクシー用途においては、最大手の決済センターとなっています。

タクシーの決済では、従来、クレジットカード、デビットカード、iD、QUICPayのみの取扱を行なっていましたが、近年PASMOを始めとする交通系電子マネーの普及が全国で進み、タクシーでもニーズが大きくなってきました。今回、タクシーでの支払に交通系電子マネーが使えるようになる事で、利用者は現金をサイフから取り出すことなくスピーディな支払いが可能となり、支払の選択肢も広がります。そして、1枚の交通系電子マネーでJR、私鉄、地下鉄、バスに加えてタクシーまでの公共交通機関の支払を済ませる事ができます。一方、タクシー会社でも乗客の利便性からサービス向上につながり、乗車機会を拡大する事ができます。

SDSでは、今後3年間で30社、20,000台への搭載を目指しています。また、これからもユビキタスネットワーク社会の利便性をお客様と共に拡げてゆきたいと考えています。

※PASMOは?パスモの登録商標です。iDはNTTドコモの商標です。Edyはビットワレット?が管理運営するプリペイド型電子マネーサービスのブランドです。QUICPayはモバイル決済推進協議会(MOPPA)が推奨するポストペイ型非接触IC決済サービスで

【導入メリット】
1.タクシー会社にとって
・支払い処理がワンタッチで済むので、急ぎの乗客を待たせません。
・乗務員は、現金取扱の負担軽減になります。
・支払い方法多様化のニーズに応え、乗車機会を拡大します。

2.乗客にとって
・1枚の交通系電子マネーで電車、バス、タクシーを利用でき、現金を取り出す手間も省けます。
・短距離(小額)乗車は交通系電子マネー、深夜の長距離はクレジットと、支払の選択肢が広がります。

【システム構成】

                 *交通系電子マネーの端末はジェイアール東日本メカトロ二クス製を採用。

【エスアイアイ・データサービス株式会社 概要】
  本 社 :千葉市美浜区中瀬1-8 SII幕張ビル
  代表者 :小林良夫
  設 立 :1998年10月28日
  資本金 :7,500万円(SII全額出資)
  事業内容:外食用オーダリングシステム、決済端末の開発・製造・販売
       情報処理センター運営、保守サービス全般
  URL :http://www.siidataservice.co.jp/index.html

以上
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