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2011年4月12日

日本製粉株式会社

瑞穂食品(株)の米粉新工場完成、生産能力倍増

　日本製粉グループで米粉を製造する瑞穂食品(株)(本社：東京都、工場：兵庫県加古川市)は、当社グループが掲げる2ヵ年の「10/11中期経営計画SG130」のもと、米粉製粉設備等を栃木県の「テクノパークかみのかわ」に集約し、ローコストオペレーションの推進を計画しておりましたが、このほど米粉の工場建設工事が完了致しましたのでお知らせ致します。
　米粉は、自給率向上の観点から国産米を使用したものに注目が集まり、農林水産省を中心に利用拡大のための研究が進められています。従来の米粉の用途は和菓子が中心でしたが、その独特の食感を活かしてパンや麺をはじめ洋菓子といった新規用途への使用が広がっています。日本製粉(株)では昨年5月に国産米を原料に発売した業務用の米粉「プリンセスロード」や「プリード」を発売しています。
　こうした状況を背景に、昨年9月には日本製粉(株)と瑞穂食品(株)は秋田県、ＪＡ全農と米粉利用促進に向けて生産連携事業計画を発表致しました。ＪＡ全農あきたから瑞穂食品(株)の新工場に対し、秋田県が開発した「あきた瑞穂の舞」および「あきたこまち」の供給を受けます。こうして生産された米粉に日本製粉(株)が独自のノウハウを加え、パンや麺・洋菓子など小麦粉とは違った魅力ある商品を開発し、販売の拡大につなげて米粉利用促進を図ります。
　今回の工場建設は、これからの米粉の需要拡大に対応するために生産能力を約2倍に増強して、生産の効率化ならびに品質の向上を目指すものです。大手製粉企業で米粉事業を本格展開しているのは日本製粉(株)だけであり、こうした取り組みによりマーケットにおける競争の優位性を早期に確保してまいります。


▲　完成した新工場




(　ご参考　)

１．上三川新工場の概要
　■所 在 地 ： 栃木県河内郡上三川町多功南原2568-5
　■敷地面積 ： 3,540平方メートル
　■建物概要 ： 建物及び倉庫(鉄骨一部2階建)
　■生産能力 ： 年間約2,000トン(原料米ベース)
　■設計施工 ： ニップンエンジニアリング(株)
　■投資総額 ： 約14億円(全額自己資金)

２．瑞穂食品株式会社概要
　■本社所在地 ： 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5
　■工場所在地 ： 兵庫県加古川市平岡町高畑830-1
　■資 本 金 ： 18.5百万円
　■代 表 者 ： 岡田素治(日本製粉(株)執行役員)
　■事業内容 ： 米粉の製造・販売

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