「監査を行うこと」自体もリスクではないのか?『監査MBA講座 監査マネジメント技法』を出版!
[11/07/12]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2011年7月12日
日本マネジメント総合研究所
世界初の監査論における提唱・提言を交えた監査界の新たな地平を拓く書籍
『監査MBA講座 監査マネジメント技法: 危機管理・リスク管理と監査』
著者: 戸村 智憲 出版社: 中央経済社
報道機関各位
2011年7月12日 日本マネジメント総合研究所 理事長 戸村智憲
東日本大震災で被災された方々のご安全と1日も早い復旧復興と共に、亡くなられた
尊い御霊へのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この度、下記の新たな監査の世界を切り開く書籍を出版することとなりました。
書名: 『監査MBA講座 監査マネジメント技法: 危機管理・リスク管理と監査』
著者: 戸村 智憲 版元: 中央経済社 定価: 2,600円+税
ISBN: 978-4-502-43930-8
【本書の案内】
“監査を行うこともリスクである”
監査の行い方・監査マネジメントを誤れば、企業を良くするために行うはずの監査
が、現場のモチベーション・生産性を損ね、ギスギスした企業風土を育てる経営上の
リスク要因となってしまう。
監査をすればするほど、企業が悪くなるという「監査の逆機能」を避けるために
は、旧来からの監査論・監査計画・監査基準への過度な依存から脱しなければなら
ない。
本書では、監査役や内部監査部門などの監査に関わる方々が習得しておくべき
学際的・多角的な視点を「監査MBA講座」としてお届けする。
監査を取り巻く経営環境は激変し、グローバリゼーションの下、海外子会社・
異文化間で有効な監査や、エンタープライズ・リスク・マネジメントに資する監査
対応など、環境適応型監査(Adaptive Auditing)が不可欠になっている。
また、医療における総合診療のように、監査においても結果だけを見て単純に
対症療法的な対応に終始するだけでは不十分で、新たな「総合横断監査」(General
Cross-sectional Audit: GCA)が必要である。
本書全体を通じ、内部統制の実効性向上に向けて、監査界に必要とされる新たな
知見を「横糸志向」で見つめ直す契機・提言を提供し、監査の更なる発展に向けた
議論活性化の呼び水となる大胆な内容をまとめた。
【章立て】
はじめに 「監査を行うこと」自体もリスクだということ
第1章 監査戦略論
1.戦略的監査への転換に向けて 2.総合診療のような総合横断監査(GCA)の必要性
3.監査戦略性を高めるための5つの質問
4.なぜ監査やリスク管理が利益を高めるのか? 5.監査における適応能力を高める
第2章 監査ロジカル・シンキング
1.グローバル化する中での日本人の感情的な論理性
2.日本にいる監査人が正しい(はず)という感情的判断の罠
3.監査ロジカル・シンキングにおける物事の前提と帰結
4.監査人がはまっちゃいけない三段論法の罠
5.CSA(統制自己評価)のワークショップでの監査人が犯す論理的陥穽
6.グローバル化する監査において「真実は揺らめきながら存在する」
7.監査における3文字の問いかけ
8.監査ロジカル・シンキングに資する紙上トレーニング
9.「5W1H」では解けない! 監査人の課題解決の基本アプローチ
第3章 監査人材管理論(監査HRM)
1.監査人という名のリーダー: PM論に見る監査人の監査リーダーシップの在り方
2.ワークライフバランス監査 3.ワークライフバランスって何?
4.マクロ的なワークライフバランスの背景
5.ワークライフバランスの施策例について
6.監査版“アリとキリギリス”:キリギリスは道楽者か?
7.監査・リスク管理・内部統制は報われない仕事か
8.監査モチベーション論: 監査人にとっての報酬とは?
監査人自身のモチベーション、現場のモチベーション
9.監査人材育成・キャリアパス・キャリアプランニング:
監査人のインセンティブ、プロモーション(昇進・昇格)
10.多様性(ダイバーシティ)と監査: 現場の多様性を活かすには?
11.監査人の信賞必罰:「叱る」こと、そして、「褒める」こと
第4章 監査心理学
1.ミルグラムの研究に学ぶ監査人が陥りやすい監査心理学的な罠
2.監査心理学パースペクティブ 3.「心身−身心」(こころみ−みごころ)
4.監査心理学から見た不正に陥りがちな心理的陥穽
5.「やばいメールは消せ」 6.「誰に従うか」ではなく「何に従うか」が重要
7.陥りがちな心理的罠
8.内部統制は「健全に儲け続けるための仕組み」であるということ
コラム 戸村式の監査Q&A
第5章 監査組織変革論・国際化・IFRS対応と監査
1.対症療法型監査の限界:コンプライアンスの「関連通」
2.対立・葛藤は相互理解の第一歩 3.グローバリゼーションのポイントとは?
4.ポイント:「外柔内剛」で現地の実態に即して適応する
5.ポイント:「差別化の逆機能」を現場第一主義で防止せよ
6.飽和する国内市場から新興市場へのシフト
7.海外進出において考慮しておくポイント 8.グローバリゼーションの4つの戦略
9.IFRSリテラシーと監査上の視点:
国際財務報告基準の経営への横断的影響を読み解く
10.なぜIFRSへと舵を切るのか?
11.投資家を呼ぶためのIFRSでの投資環境整備に向けた経営変革
12.ケネディ語録やオリンピックのようなIFRS 13.IFRS対応におけるキーポイント
14.IFRSインパクトマップによる総合横断的なIFRS理解と監査視点
15.どうなる?工事進行基準 16.後入先出法は利益操作につながる
17.「リスク負わざる者食うべからず」 18.複合取引の問題
19.アフターサービスという「隠れ負債」のワナ
20.「赤字だよ 早く取ってよ 有給休暇」:
IFRSがワークライフバランスを加速させる要因になる
21.退職給付の一括償却化へ向けた動き 22.リストラ費用に関する引当金について
23.CSR(環境)促進要因の資産除去債務
コラム 「不都合な社会史観:不祥事はなくなるべからざるしてなくならない」1
第6章 監査コミュニケーション技法
1.専門家としての懐疑心は大切だがそこには欠かせぬ流儀がある!
2.部分否定と全部否定
3.CBA(コーチング・ベースド・オーディティング):コーチング型監査
4.CSA(統制自己評価)の3つの類型とその長所短所
コラム 「不都合な社会史観:不祥事はなくなるべからざるしてなくならない」2
第7章 定量的監査、IT関連の監査との関わり
1.定量的監査手法(AQM)・IT関連の監査について
2.クラウド統制と監査 3.クラウドコンピューティングとは何か?
4.クラウドの定義 5.クラウドの類型 6.国策として進められるクラウド
7.高負荷なIT統制からクラウド統制へ
8.J-SOX監査指摘での既存のIT統制の課題
9.「クラウド=危険」は論理的に妥当な判断か?
10.過剰なクラウド危険論という名のリスク 11.クラウド統制における監査視点
12.クラウド化リスクマッピング記述書 13.クラウド統制類型とクラウド統制記述書
14.内部監査人はクラウドの何を見るべきか コラム 戸村式の監査Q&A
第8章 監査倫理学
1.監査人自身も人間であり過ちを犯し得る存在であるということ
2.西洋倫理がグローバル経営下のビジネス倫理のすべてなのか?
3.倫理性の衝突リスク(CRE: Crash Risk of Ethics)と5つの対処法
4.The Code of Auditing Ethics:監査倫理規範の12カ条
5.戻れない道を進む 6.白か黒か・・・
7.街角の監視カメラが意味するもの・・・
8.メガネを外して物事を見てみる・・・ 9.ネット社会とジャーナリズム
10.某氏からの手紙に思う・・・ 11.リヴァイアサン(ホッブス著)に私が思うこと
12.漆黒の闇に夜明けを告げるものは何か?
13.「専門家」「権威者」へのチェック・アンド・バランス
14.メディアは中立公正な存在なのか? 15.「統制」の種類についての整理
16.真実は揺れ動きながら存在する・・・
緊急追加章 危機管理・リスク管理と監査
1.危機発生時の事業継続7つの原則 2.リスク管理の7文字の原則
おわりに
以上でございます。
日本マネジメント総合研究所
世界初の監査論における提唱・提言を交えた監査界の新たな地平を拓く書籍
『監査MBA講座 監査マネジメント技法: 危機管理・リスク管理と監査』
著者: 戸村 智憲 出版社: 中央経済社
報道機関各位
2011年7月12日 日本マネジメント総合研究所 理事長 戸村智憲
東日本大震災で被災された方々のご安全と1日も早い復旧復興と共に、亡くなられた
尊い御霊へのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
この度、下記の新たな監査の世界を切り開く書籍を出版することとなりました。
書名: 『監査MBA講座 監査マネジメント技法: 危機管理・リスク管理と監査』
著者: 戸村 智憲 版元: 中央経済社 定価: 2,600円+税
ISBN: 978-4-502-43930-8
【本書の案内】
“監査を行うこともリスクである”
監査の行い方・監査マネジメントを誤れば、企業を良くするために行うはずの監査
が、現場のモチベーション・生産性を損ね、ギスギスした企業風土を育てる経営上の
リスク要因となってしまう。
監査をすればするほど、企業が悪くなるという「監査の逆機能」を避けるために
は、旧来からの監査論・監査計画・監査基準への過度な依存から脱しなければなら
ない。
本書では、監査役や内部監査部門などの監査に関わる方々が習得しておくべき
学際的・多角的な視点を「監査MBA講座」としてお届けする。
監査を取り巻く経営環境は激変し、グローバリゼーションの下、海外子会社・
異文化間で有効な監査や、エンタープライズ・リスク・マネジメントに資する監査
対応など、環境適応型監査(Adaptive Auditing)が不可欠になっている。
また、医療における総合診療のように、監査においても結果だけを見て単純に
対症療法的な対応に終始するだけでは不十分で、新たな「総合横断監査」(General
Cross-sectional Audit: GCA)が必要である。
本書全体を通じ、内部統制の実効性向上に向けて、監査界に必要とされる新たな
知見を「横糸志向」で見つめ直す契機・提言を提供し、監査の更なる発展に向けた
議論活性化の呼び水となる大胆な内容をまとめた。
【章立て】
はじめに 「監査を行うこと」自体もリスクだということ
第1章 監査戦略論
1.戦略的監査への転換に向けて 2.総合診療のような総合横断監査(GCA)の必要性
3.監査戦略性を高めるための5つの質問
4.なぜ監査やリスク管理が利益を高めるのか? 5.監査における適応能力を高める
第2章 監査ロジカル・シンキング
1.グローバル化する中での日本人の感情的な論理性
2.日本にいる監査人が正しい(はず)という感情的判断の罠
3.監査ロジカル・シンキングにおける物事の前提と帰結
4.監査人がはまっちゃいけない三段論法の罠
5.CSA(統制自己評価)のワークショップでの監査人が犯す論理的陥穽
6.グローバル化する監査において「真実は揺らめきながら存在する」
7.監査における3文字の問いかけ
8.監査ロジカル・シンキングに資する紙上トレーニング
9.「5W1H」では解けない! 監査人の課題解決の基本アプローチ
第3章 監査人材管理論(監査HRM)
1.監査人という名のリーダー: PM論に見る監査人の監査リーダーシップの在り方
2.ワークライフバランス監査 3.ワークライフバランスって何?
4.マクロ的なワークライフバランスの背景
5.ワークライフバランスの施策例について
6.監査版“アリとキリギリス”:キリギリスは道楽者か?
7.監査・リスク管理・内部統制は報われない仕事か
8.監査モチベーション論: 監査人にとっての報酬とは?
監査人自身のモチベーション、現場のモチベーション
9.監査人材育成・キャリアパス・キャリアプランニング:
監査人のインセンティブ、プロモーション(昇進・昇格)
10.多様性(ダイバーシティ)と監査: 現場の多様性を活かすには?
11.監査人の信賞必罰:「叱る」こと、そして、「褒める」こと
第4章 監査心理学
1.ミルグラムの研究に学ぶ監査人が陥りやすい監査心理学的な罠
2.監査心理学パースペクティブ 3.「心身−身心」(こころみ−みごころ)
4.監査心理学から見た不正に陥りがちな心理的陥穽
5.「やばいメールは消せ」 6.「誰に従うか」ではなく「何に従うか」が重要
7.陥りがちな心理的罠
8.内部統制は「健全に儲け続けるための仕組み」であるということ
コラム 戸村式の監査Q&A
第5章 監査組織変革論・国際化・IFRS対応と監査
1.対症療法型監査の限界:コンプライアンスの「関連通」
2.対立・葛藤は相互理解の第一歩 3.グローバリゼーションのポイントとは?
4.ポイント:「外柔内剛」で現地の実態に即して適応する
5.ポイント:「差別化の逆機能」を現場第一主義で防止せよ
6.飽和する国内市場から新興市場へのシフト
7.海外進出において考慮しておくポイント 8.グローバリゼーションの4つの戦略
9.IFRSリテラシーと監査上の視点:
国際財務報告基準の経営への横断的影響を読み解く
10.なぜIFRSへと舵を切るのか?
11.投資家を呼ぶためのIFRSでの投資環境整備に向けた経営変革
12.ケネディ語録やオリンピックのようなIFRS 13.IFRS対応におけるキーポイント
14.IFRSインパクトマップによる総合横断的なIFRS理解と監査視点
15.どうなる?工事進行基準 16.後入先出法は利益操作につながる
17.「リスク負わざる者食うべからず」 18.複合取引の問題
19.アフターサービスという「隠れ負債」のワナ
20.「赤字だよ 早く取ってよ 有給休暇」:
IFRSがワークライフバランスを加速させる要因になる
21.退職給付の一括償却化へ向けた動き 22.リストラ費用に関する引当金について
23.CSR(環境)促進要因の資産除去債務
コラム 「不都合な社会史観:不祥事はなくなるべからざるしてなくならない」1
第6章 監査コミュニケーション技法
1.専門家としての懐疑心は大切だがそこには欠かせぬ流儀がある!
2.部分否定と全部否定
3.CBA(コーチング・ベースド・オーディティング):コーチング型監査
4.CSA(統制自己評価)の3つの類型とその長所短所
コラム 「不都合な社会史観:不祥事はなくなるべからざるしてなくならない」2
第7章 定量的監査、IT関連の監査との関わり
1.定量的監査手法(AQM)・IT関連の監査について
2.クラウド統制と監査 3.クラウドコンピューティングとは何か?
4.クラウドの定義 5.クラウドの類型 6.国策として進められるクラウド
7.高負荷なIT統制からクラウド統制へ
8.J-SOX監査指摘での既存のIT統制の課題
9.「クラウド=危険」は論理的に妥当な判断か?
10.過剰なクラウド危険論という名のリスク 11.クラウド統制における監査視点
12.クラウド化リスクマッピング記述書 13.クラウド統制類型とクラウド統制記述書
14.内部監査人はクラウドの何を見るべきか コラム 戸村式の監査Q&A
第8章 監査倫理学
1.監査人自身も人間であり過ちを犯し得る存在であるということ
2.西洋倫理がグローバル経営下のビジネス倫理のすべてなのか?
3.倫理性の衝突リスク(CRE: Crash Risk of Ethics)と5つの対処法
4.The Code of Auditing Ethics:監査倫理規範の12カ条
5.戻れない道を進む 6.白か黒か・・・
7.街角の監視カメラが意味するもの・・・
8.メガネを外して物事を見てみる・・・ 9.ネット社会とジャーナリズム
10.某氏からの手紙に思う・・・ 11.リヴァイアサン(ホッブス著)に私が思うこと
12.漆黒の闇に夜明けを告げるものは何か?
13.「専門家」「権威者」へのチェック・アンド・バランス
14.メディアは中立公正な存在なのか? 15.「統制」の種類についての整理
16.真実は揺れ動きながら存在する・・・
緊急追加章 危機管理・リスク管理と監査
1.危機発生時の事業継続7つの原則 2.リスク管理の7文字の原則
おわりに
以上でございます。