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東日本大震災後の生活者1000人の意識・行動調査「広がる“低燃費生活”志向」

2011年7月21日

株式会社ノルド社会環境研究所

東日本大震災後の生活者1000人の意識・行動調査
広がる“低燃費生活”志向
〜電気ばかりでなくガソリンなどエネルギー全般の節約志向が顕著〜
〜モノを選ぶ基準も「必要最低限な機能」で「コンパクト」であればよい。“エシカル*”な志向も〜

ノルド社会環境研究所(本社:東京都中央区、代表取締役:久米谷弘光)は、東日本大震災後約4ヶ月が経過した今、生活者の意識・行動がどのように変化したのかを把握するため、全国の20歳から69歳の男女個人1,000人(有効回収)を対象としたWebアンケート調査を実施しました。
 その結果、多くの生活者が震災によって価値観・行動の変化を経験し、節電にかぎらず、広く省エネ・節約志向が強まり、本当に必要とする効用をより少ないエネルギーや費用で得ようとする「低燃費生活」志向が広がっていることが明らかになりました。
 暮らしの中の無駄を見直す傾向の中、低価格でコンパクト、必要最低限の機能のついた商品・サービスが志向され、LED照明、省エネ家電、低燃費車などへのニーズが高まっています。また、家族や周囲とのきずなも重視されていることから、社会貢献型の商品への関心も高まっています。

主な調査結果は下記の通りです。(詳細は添付資料参照)

◎震災後のライフスタイルとして「低燃費生活」志向が広がる。
・震災によって、価値観や行動に変化の「あった」人が61.9%。
・震災後のライフスタイルは、生活の無駄を見直し、省エネを実施し、家族や周囲の人との関係を重視したものに。 特に省エネ志向は顕著で、5割近くの人が震災で新たに暮らしの省エネを考えるように。

◎節電に限らず節ガス、節ガソリン志向も顕著。
・震災後支出を減らしたもの、「電気代」がトップだが「電気以外の光熱費」「ガソリン代」も3位、4位。
・震災から現在まで節電し続けている人70.5%、ガスの節約は36.2%、ガソリンの節約は39.0%

◎低燃費生活のため、「低燃費車」など商品購入意向も高い。
・ガソリン節約策として今後「低燃費車」に注目が集まるなど、低燃費生活のための商品購入意向は高い。
・「次に購入する車を低燃費車にしたい」人が何と9割(88.0%)。

◎震災後のモノ選び、「必要最低限の機能」で「コンパクト」。エシカル志向も。
・震災後4ヶ月後のモノ選びの条件は、「手軽な価格」(89.2%)で「長持ちし」(88.5%)、「安全性が高く」(87.8%)、「必要最低限の機能」(83.8%)であること。震災後、特に新たに高まったのは、社会貢献志向。
・また、「コンパクト」 (95.8%)で、「基本性能のみ」ついた(76.1%)、「必要なものだけ」(88.1%)選びたい。エコは「不可欠」(65.6%)。


*エシカル……環境や社会に配慮した工程・流通で製造された商品を選択し、そうでないものを選択しない」という消費
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