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みんなで行き来して沖縄が一つになる「沖縄小さな島物語キャンペーン2011」を開始

2011年7月28日

沖縄県

みんなで行き来して「沖縄が一つになる」
小規模離島航空路をもっと利用したくなる
「沖縄小さな島物語キャンペーン2011」を開始

 沖縄県では、定住条件のより厳しい、中核病院および高校のない小規模離島への航空運賃を軽減し、都市地域との交流を促進する社会実験「小規模離島航空路利用活性化事業」を実施中ですが、より多くの方の利用を進めるために、7月より「沖縄小さな島物語2011キャンペーン」を開始します。

 「小規模離島航空路利用活性化事業」は、久米島、粟国島、南大東島、北大東島、多良間島、与那国島の6島を対象に、平成22年10月より平成24年3月31日まで、航空会社の協力を得て、対象路線の航空運賃を3割引(離島出身高校生は5割引)するもので、その経済効果を調査する社会実験です。
 対象離島住民の方には運賃割引が周知されていることから、今年度は沖縄本島や県外からの旅行者への周知を強化。「島の人」が主役となり「島の魅力」を伝え、「利用を後押し」する働きかけを行います。

 県内向けには、「島の子供たち」をキービジュアルとしたキャンペーンポスターや交通広告を展開するほか、ちょっとした事件をきっかけに島との往来が深まる様子をドラマ仕立てにしたTVCMを放送。
 県外向けには、航空会社や旅行会社とも連携、旅行会社窓口や羽田・関西空港でもプロモーションを展開するなど、観光誘客にも力を入れていきます。
合わせて、島の人が登場して「島の空気感」を伝える専用ウェブサイトを運営、魅力を伝えていく予定です。

■「沖縄小さな島物語2011キャンペーン」の概要
【キャンペーン目標】「島の人」が主役となり「島の魅力」をアピール、気持ちを後押し
 数多くの人々が行きかうことで、島は活性化していきます。島から出かける人は増えていますが、島を訪れる人がもっと増えてもらいたい。そのために島との関わりが薄い人にも行く「きっかけ」の提供が必要ですが、魅力は十分伝わっているわけではありません。
今回の社会実験をきっかけに、「島に関わりのある人」が「語り部」となって魅力を伝える機会を増やすことで、「訪れる」きっかけを提供することをめざします。

【キャンペーン対象】対象6離島の住民に加えて、県内および沖縄旅行に興味がある県外住民へも周知を強化 
 対象6離島住民の98%が割引制度を認知、一方、県内住民では制度認知は59%、県外住民では22%となっていることから、今年度はさらに、離島住民以外の県民の方や県外の方へもアピールを強化します。

【キャンペーンロゴマーク】
社会実験のビジョンと島の魅力・楽しさを伝えるデザイン
 
 昨年度からのキャンペーンネームを引き継ぎつつ、島の魅力・楽しさを伝えるイメージをデザインしました。島の文字をアイランドに見立て、飛行機が島から軽やかに飛び立っていく風景を取り入れることにより、社会実験事業のビジョンを表現。また幾つもの色を使い特色豊かな各離島のイメージを伝えるほか、虫取り網とカメラを加えることで、島の魅力・楽しさを表現しています。

【キャンペーンキャッチフレーズ】
「沖縄がひとつになりました。」
「気軽に行き来できる」離島の願いを込めたキャンペーンメッセージ
 本土のように気兼ねなく移動ができるのが、対象6島に代表される「島の人」共通の願いです。少しでもその夢に近づけるように、という想いをこめたメッセージにしました。

【キャンペーン実施スケジュール】
 キャンペーンウェブサイト:7/20(水)-3月
 ポスター/チラシ:7月下旬-3月
 新聞広告:7/23(土)
 バス・モノレール広告:7/22(金)-1月
 TV・ラジオCM:7/28(木)-1月
 羽田・関西空港サイネージ:7/28(木)-12月
 機内誌・旅行誌:9月-2月

【キービジュアル】
「島の子供たち」を起用し「島に残る沖縄の原風景」を伝えるキャンペーンビジュアル

 小さな島の魅力の一つは今なお残る「沖縄の原風景」「なつかしいふるさとの風景」であり、「住む人の優しさ」です。
 島の元気な子供たちを主役に起用。道行く人に駆け寄り、笑顔を見せる子供たちに、島出身者には「懐かしさ」を、観光客へは「元気な島」を感じてもらうよう、表現しました。
 昔ながらの沖縄を感じてもらえるよう、背景には赤瓦の古民家、色鮮やかな花々、青い空を配しています。撮影地は久米島。ポスター・チラシ、バス・モノレール広告、機内誌などで展開していきます。

【TVCM・ウェブドラマ】
「事件をきっかけに島との行来が深まる」ドラマ仕立ての6島6話のTVCMとウェブドラマ
 日常離れて暮らしている「家族や友人とのつながり」を軸に、島に関わりのある人物たちの周りで起きるちょっとした事件がきっかけとなり、島との往来が深まる様子を面白おかしくドラマ仕立てで構成。6島にちなみ、6話のCMを制作します。
 さらにエピソードの続きをウェブに用意、その中で島の魅力や割引制度紹介を盛り込んでいく仕掛けとなっています。
 放送は7/28(木)より、約1か月ごとに順次新作を発表して行く予定です。県内TV局、羽田・関西空港ロビーで放映されるほか、YouTubeでも観ることができます。
 演じるのは、県内で活躍する劇団「O.Z.E」の皆さんと栄町オバアラッパーの一員でもあるカメおばあ。第1話、第2話の概要は以下の通りです。

<第1話>授業参観・久米島編
 とあるマンションの1室。「明日の授業参観に緊張しちゃって…」と田舎のおばあに電話する娘。「それなら私が行ってやるさ。飛行機だからひとっとび」と応えるおばあ。翌日の授業参観。ど真ん中に陣取ったおばあが応援しているのは…なんと、先生。おばあは先生の母親だった。
 ウェブドラマでは、授業参観後の親子のやりとりの中で、久米島の魅力の紹介や運賃割引についてもお知らせします。

<第2話>振り込め詐欺・粟国編
 とあるマンションの1室。田舎のおばあに電話する娘。だがおばあの応対がおかしい。「私はだまされんよ」らちがあかないので、ついに家族で島に会いに行くことに。島の実家に帰ってみると「意味深」な笑顔で出迎える母親…そのわけは。
 ウェブドラマではその謎が解き明かされます。

制作:アカネクリエーション
プロデューサー:財津英郎(アカネクリエーション)
撮影・演出:座喜味正一郎(ポイント・ブランク)

「島の人が登場し魅力を伝える」ウェブサイト
 CMをはじめとするさまざまなプロモーションの受け皿として、詳しい「島の魅力」など「行ってみよう」と思わせる手がかりとなる情報提供の場として設定しました。
 「島の人」が登場し「魅力」を伝えるコンテンツを提供するほか、他の離島情報サイトや航空会社サイトとも連携、「利用」へつなぐ役割を果たします。
主要なコンテンツは下記の通りです。
「島時計」
 3〜5分程度の大まかな時間で画像が切り替わり時を告げるウェブサイト上の時計。島の人に登場してもらい、ゆったりと時が過ぎる島特有の時間を実感してもらう。
「わったー島自慢」
 島出身の人に島の魅力や出来事を自慢してもらう。「しまのたね通信」サイトとの連携で、ご当地情報を発信。
「CM連動コンテンツ」
 放映されている6島6話のCMおよびCM続編のドラマ動画を配信。



<ウェブサイトアドレス>
http://www.chiisanashima.jp

航空会社や旅行会社とも連携し「県外」へアピール
 主に県外の沖縄旅行を考える人たちを対象に、本島からさらに足を延ばしてもらうために、旅行動線上で「島の魅力」を伝える活動を実施します。
1.旅行窓口でのガイドブック配布
 「6島の魅力」を伝えるフリーペーパー。首都圏・関西地区のJTB支店を中心とした旅 行会社店頭にて、沖縄旅行検討中もしくは成約の方に提供します。
2.空港サイネージでのCM放映  
 沖縄旅行客が多い羽田空港・関西空港国内線ロビーに設置の映像ビジョンでTVCMを放 映。
3.航空会社サイト、機内誌・旅行誌での紹介
 機内誌「スカイワード」「コーラルウェイ」、旅行誌「るるぶ沖縄」JALウェブサイ トで「島の魅力」を紹介。
4.旅行雑誌等の招聘
 旅行誌やライフスタイル誌編集者を招聘、「島の魅力」を紹介してもらいます。
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