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次世代のスーチャーアンカー技術を採用した ドリル孔1.4mmの新ソフトアンカー日本導入

2011年9月7日

バイオメット・ジャパン株式会社

小さい結び目と高い強度の実現 次世代のスーチャーアンカー技術を採用した ドリル孔1.4mmの新ソフトアンカー日本導入

バイオメット・ジャパン株式会社(本社:東京都港区芝1丁目5番9号 以下バイオメット)は、次世代のスーチャーアンカー技術を採用した新しいソフトアンカー(靱帯固定具)システムを日本へ導入いたしました。

この新しいアンカーシステムは、靱帯の縫合術など、さまざまな部位の治療に使用できますが、特にコンタクトスポーツなどで受傷する肩関節脱臼の治療・手術に対しての適用が注目されています。

糸の付いたアンカーを関節窩縁に打ち込み、剥離した関節唇や関節包を引き上げ縫着させる肩関節脱臼の関節鏡視下手術(スーチャーアンカー法)に使用されるこれまでの一般的なアンカーは、その多くがチタン合金などのメタル製ねじ込み式デバイス、あるいはPLLA(吸収素材)やPEEK(医療用強化プラスチック)製の打ち込み式デバイスでした。

バイオメットのソフトアンカーシステムは、優れたポリエチレンの縫合糸と、ポリエステル・スーチャー素材で構成される100%スーチャー素材のソフトアンカーを採用しています。既存製品と同等程度の引っ張り強度を達成しながら、肩関節に使われる一般的なアンカーのドリル孔の直径3.0mmに対し、その半分以下の直径1.4mmを実現。ドリル孔の開口面積は約1/4まで小さくすることができました。

製品特長[1] 周辺組織への侵襲を減少
ドリル孔が1.4mmの細いカニューラは、一般的なカニューラに比較して、ドリル孔作成のための周辺組織への侵襲、骨欠損を大幅に減少させています。骨侵襲を抑えられれば、骨の緻密性を高く保つことができるため、より狭い間隔でより多くのアンカーを打って留置させることが可能となり、肩関節脱臼の場合、剥離した関節唇や関節包をより強固に縫着させることができます。

製品特長[2] 結び目を小さくできる
新ソフトアンカーは、国内既存品よりも細い縫合糸ですが、高い引っ張り強度を持った優れたスーチャー素材の採用で、結び目をより小さくすることができました。この特長も、より多くのアンカーを留置させることに貢献しています。特に肩関節脱臼の場合は、肩関節窩が親指ほどの大きさのため、結び目を小さくできることは大変有効です。

製品特長[3] 関節内骨折などの原因を軽減
ソフトな素材を採用しているため、アンカー使用による関節内骨折やルーズボディ(関節鼠)の原因を軽減します。

製品特長[4] 再受傷の際にも、アンカーを打ちやすい
肩関節脱臼は反復性となることも多く、その場合にもコンパクトで侵襲の少ない新ソフトアンカーは、打ち込む箇所の検討が容易です。
バイオメットのキーワードは “One Surgeon. One Patient.SM”。世界中で私たちの製品とともに、ひとりの外科医がひとりの患者さんを治療している現実を見据え、すべてにおいて患者さんが私たちの家族のひとりであると考えて、私たちは行動しています。患者さんのQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を第一に、日々努力しています。
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