gooリサーチ スマートフォンにおけるプライバシー意識に関する調査結果
[11/10/11]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2011年10月11日
NTTレゾナント株式会社
gooリサーチ結果(NO.204)
スマートフォン所有者 回答者数 約1500名
スマートフォンにおけるプライバシー意識に関する調査結果
〜ダウンロードしたアプリの利用率は、無料アプリが91.5%、有料アプリが
43.2%スマートフォンで利用するアプリ・サービスでプライバシー情報を公開し
ているのは44.1%〜
インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)は、「gooリサーチ」登録モニターの中からスマートフォン所有者を対象に「スマートフォンにおけるプライバシー意識」に関する調査を実施しました。有効回答者数は1,573名でした。
■総括
今回の調査は、スマートフォン上で利用するアプリやサービスにおけるプライバシー情報の公開状況の実態について把握することを目的として実施しました。調査結果から、以下のポイントが明らかになりました。
(1)アプリの利用状況
端末にもともと入っていたアプリの利用率は55.4%である。また、アプリマーケットからダウンロードしたアプリの利用率は、無料アプリが91.5%、有料アプリが43.2%である。
無料・有料アプリを所有端末(iPhone所有者、Android所有者)で比較すると、無料アプリは両者に差がなく、有料アプリはiPhone所有者の方が多い。
利用しているアプリのジャンル上位5位をiPhone所有者とAndroid所有者で比較すると、「ゲーム」や「ソーシャル」はiPhone所有者の利用が多く、「検索&ツール」「ニュース&雑誌」はAndroid所有者の利用が多い。
(2)プライバシー情報の公開状況
利用しているアプリやサービス上で、自分のプライバシー情報を公開している割合は、44.1%である。公開している情報として多く挙げられたのは、「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報(28.7%)」「個人名(20.9%)」「位置情報(今いるお店なども含む)(18.1%)」で、上位3位に個人が特定されやすい情報が入っている。
所有端末別にみると、iPhone所有者の公開割合は49.5%、Android所有者は38.2%となっており、iPhone所有者の方がプライバシー情報を公開している。
性別で比較すると、公開率に男女差はないが、公開する情報に差が見られる。個別にみると、男性は「個人名」「位置情報」の公開率が女性よりも多く、女性は「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報」の公開率が男性よりも多い傾向にある。
年代別で比較すると、年齢が低くなるにつれ公開率が高くなり、20代の公開率は6割を超える。 一方、60代以上は3割にとどまる。個別にみると「個人名」「会社名・職種・職歴」は、年代間で大きな差が見られず、どの年代においても一定の割合の公開率である。
(3)プライバシー情報の公開範囲
プライバシー情報は、「友人・知人など範囲を限定して公開」としているケースが多い。
「個人名」や「写真」「会社名・職種・職歴」など、個人が特定されやすい情報については範囲を限定して公開する割合が高く、不特定多数に公開している割合を上回る。位置情報については、範囲限定での公開と不特定多数への公開がほぼ拮抗しているものの、公開範囲がわからない(自覚していない)割合も2割に上る。「ほしいもの」や「関心のあるコンテンツ」など、趣味嗜好に関する情報は不特定多数に公開している割合が多い。
性別で見ると、女性は範囲を限定して公開していることが多い。 特に「位置情報」で顕著である。所有端末別にみると、Android所有者の方が範囲を限定して公開しているケースが多い。
(4)プライバシー情報を公開する理由・公開頻度の変化
自分のプライバシー情報を公開する理由として多いのは、「交友関係が広がるから(36.9%)」「とくに理由はない・結果的に公開していた(27.1%)」「自分を知ってもらいたいから(26.9%)」である。性別で比較すると、「他人からの評価・反応が欲しいから」は女性が男性を上回り、「サービスやアプリが便利に使えるから」は男性が女性を上回る。女性はコミュニケーションのため、男性は利便性の目的で公開している。
スマートフォン所有後にプライバシー情報を公開する頻度が増えた割合は、30.0%で、スマートフォン所有をきっかけに、他者との交流や利便性、サービスの仕様などを理由にプライバシー情報を共有するようになった変化が見える。
(5)プライバシー情報を公開しない理由
プライバシー情報を公開しない理由について多く挙げられたのは「トラブルが不安だから(63.2%)」「誰が見ているか分からないから(49.7%)」「公開するメリットが分からないから(46.4%)」である。
性別で見ると女性は「誰が見ているか分からないから」「自分のことをさらけ出すことに抵抗感があるから」が男性よりも多く挙がり、自分の発信する情報に対する他者の視線について、慎重であることがうかがえる。
■調査概要
1. 調査対象 : gooリサーチ・消費者モニター(2011年2月時点でのスマートフォン所有者)
2. 調査方法 : 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 : 平成23年5月30日(月)〜平成23年5月31日(火)
4. 有効回答者数 : 1,573名
5. 回答者の属性
【所有端末】: Android所有者:47.6%、iPhone所有者:52.4%
【所有期間】: 1カ月未満:1.0%、1カ月〜3カ月未満12.5%、3カ月〜6カ月未満:28.3%、6カ月〜1年未満25.3%、1年〜2年未満:22.8%、2年〜:10.1%
【性別】: 男性:71.9%、女性:28.1%
【年代】: 20代:16.7%、30代:34.6%、40代:29.9%、50代:14.9%、60代以上:3.9%
■調査結果データ
※以下をご参照下さい。
「スマートフォンにおけるプライバシー意識に関する調査結果」発表
http://research.goo.ne.jp/database/data/001367/
(*1)【 gooリサーチ 】http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが企画・実査・集計を行う、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(8.6万人)、携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター (13.6万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.4万人)を含め、総計650万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数は2011年10月現在) (モニターの人数は2011年9月現在)
NTTレゾナント株式会社
gooリサーチ結果(NO.204)
スマートフォン所有者 回答者数 約1500名
スマートフォンにおけるプライバシー意識に関する調査結果
〜ダウンロードしたアプリの利用率は、無料アプリが91.5%、有料アプリが
43.2%スマートフォンで利用するアプリ・サービスでプライバシー情報を公開し
ているのは44.1%〜
インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中嶋 孝夫)は、「gooリサーチ」登録モニターの中からスマートフォン所有者を対象に「スマートフォンにおけるプライバシー意識」に関する調査を実施しました。有効回答者数は1,573名でした。
■総括
今回の調査は、スマートフォン上で利用するアプリやサービスにおけるプライバシー情報の公開状況の実態について把握することを目的として実施しました。調査結果から、以下のポイントが明らかになりました。
(1)アプリの利用状況
端末にもともと入っていたアプリの利用率は55.4%である。また、アプリマーケットからダウンロードしたアプリの利用率は、無料アプリが91.5%、有料アプリが43.2%である。
無料・有料アプリを所有端末(iPhone所有者、Android所有者)で比較すると、無料アプリは両者に差がなく、有料アプリはiPhone所有者の方が多い。
利用しているアプリのジャンル上位5位をiPhone所有者とAndroid所有者で比較すると、「ゲーム」や「ソーシャル」はiPhone所有者の利用が多く、「検索&ツール」「ニュース&雑誌」はAndroid所有者の利用が多い。
(2)プライバシー情報の公開状況
利用しているアプリやサービス上で、自分のプライバシー情報を公開している割合は、44.1%である。公開している情報として多く挙げられたのは、「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報(28.7%)」「個人名(20.9%)」「位置情報(今いるお店なども含む)(18.1%)」で、上位3位に個人が特定されやすい情報が入っている。
所有端末別にみると、iPhone所有者の公開割合は49.5%、Android所有者は38.2%となっており、iPhone所有者の方がプライバシー情報を公開している。
性別で比較すると、公開率に男女差はないが、公開する情報に差が見られる。個別にみると、男性は「個人名」「位置情報」の公開率が女性よりも多く、女性は「日常生活や趣味、仕事などの個人的な情報」の公開率が男性よりも多い傾向にある。
年代別で比較すると、年齢が低くなるにつれ公開率が高くなり、20代の公開率は6割を超える。 一方、60代以上は3割にとどまる。個別にみると「個人名」「会社名・職種・職歴」は、年代間で大きな差が見られず、どの年代においても一定の割合の公開率である。
(3)プライバシー情報の公開範囲
プライバシー情報は、「友人・知人など範囲を限定して公開」としているケースが多い。
「個人名」や「写真」「会社名・職種・職歴」など、個人が特定されやすい情報については範囲を限定して公開する割合が高く、不特定多数に公開している割合を上回る。位置情報については、範囲限定での公開と不特定多数への公開がほぼ拮抗しているものの、公開範囲がわからない(自覚していない)割合も2割に上る。「ほしいもの」や「関心のあるコンテンツ」など、趣味嗜好に関する情報は不特定多数に公開している割合が多い。
性別で見ると、女性は範囲を限定して公開していることが多い。 特に「位置情報」で顕著である。所有端末別にみると、Android所有者の方が範囲を限定して公開しているケースが多い。
(4)プライバシー情報を公開する理由・公開頻度の変化
自分のプライバシー情報を公開する理由として多いのは、「交友関係が広がるから(36.9%)」「とくに理由はない・結果的に公開していた(27.1%)」「自分を知ってもらいたいから(26.9%)」である。性別で比較すると、「他人からの評価・反応が欲しいから」は女性が男性を上回り、「サービスやアプリが便利に使えるから」は男性が女性を上回る。女性はコミュニケーションのため、男性は利便性の目的で公開している。
スマートフォン所有後にプライバシー情報を公開する頻度が増えた割合は、30.0%で、スマートフォン所有をきっかけに、他者との交流や利便性、サービスの仕様などを理由にプライバシー情報を共有するようになった変化が見える。
(5)プライバシー情報を公開しない理由
プライバシー情報を公開しない理由について多く挙げられたのは「トラブルが不安だから(63.2%)」「誰が見ているか分からないから(49.7%)」「公開するメリットが分からないから(46.4%)」である。
性別で見ると女性は「誰が見ているか分からないから」「自分のことをさらけ出すことに抵抗感があるから」が男性よりも多く挙がり、自分の発信する情報に対する他者の視線について、慎重であることがうかがえる。
■調査概要
1. 調査対象 : gooリサーチ・消費者モニター(2011年2月時点でのスマートフォン所有者)
2. 調査方法 : 非公開型インターネットアンケート
3. 調査期間 : 平成23年5月30日(月)〜平成23年5月31日(火)
4. 有効回答者数 : 1,573名
5. 回答者の属性
【所有端末】: Android所有者:47.6%、iPhone所有者:52.4%
【所有期間】: 1カ月未満:1.0%、1カ月〜3カ月未満12.5%、3カ月〜6カ月未満:28.3%、6カ月〜1年未満25.3%、1年〜2年未満:22.8%、2年〜:10.1%
【性別】: 男性:71.9%、女性:28.1%
【年代】: 20代:16.7%、30代:34.6%、40代:29.9%、50代:14.9%、60代以上:3.9%
■調査結果データ
※以下をご参照下さい。
「スマートフォンにおけるプライバシー意識に関する調査結果」発表
http://research.goo.ne.jp/database/data/001367/
(*1)【 gooリサーチ 】http://research.goo.ne.jp/
ポータルサイト「goo」を運営するNTTレゾナントが企画・実査・集計を行う、高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ・サービスです。キーパーソンのビジネスマンを中心とする「gooリサーチ・ビジネス」モニター(8.6万人)、携帯電話でアンケートに答える 「gooリサーチ・モバイル」モニター (13.6万人)、団塊世代・シニア層、ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する「郵送調査専属モニター」(3.4万人)を含め、総計650万人の登録モニターを擁し、消費者向け調査から、法人向け調査、グループインタビューまで、様々な市場調査ニーズに対応しています。(モニターの人数は2011年10月現在) (モニターの人数は2011年9月現在)