ミュージカル『ニューヨークに行きたい!!』にウィッグ製作技術協力
[11/10/13]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2011年10月13日
株式会社アデランス
28年の実績をもつ芸能用ウィッグ
帝国劇場100周年記念公演 『ニューヨークに行きたい!!』
(10月29日(土)−11月20日(日) 製作:東宝)の
ウィッグ製作、ヘアメイクプランに技術協力
瀬奈じゅん、浅丘ルリ子ら総勢30名のキャストのヘアメイクを、
「スタジオAD」(アデランス文化芸能部門)が総合プランニング
株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男)は、10月29日(土)から11月20日(日)に帝国劇場(東京都千代田区)において公演予定のミュージカルコメディー『ニューヨークに行きたい!!』(製作:東宝)に、ウィッグ製作技術協力として参加します。瀬奈じゅんさんや浅丘ルリ子さん、橋本さとしさん、村井国夫さんら総勢30名のキャストに対して、ウィッグ製作をはじめとするヘアメイク全般のプランニングを、当社の文化芸能部門を担う「スタジオAD」が担当しています。
■『ニューヨークに行きたい!!』〜作品について
『ニューヨークに行きたい!!』は、ドイツの国民的大ヒット曲メーカー、ウド・ユルゲンスの音楽と「エリザベート」のミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)が多数作詞を提供するナンバーにのせて繰り広げられるミュージカルコメディーです。
2007年にドイツで初演されたのち、2年間で100万人を動員するなどヨーロッパ各地で爆発的なヒットを記録している人気ミュージカルが、今秋、日本に初上陸します。主演は宝塚歌劇団退団後、2010年「エリザベート」のタイトルロールを務めた瀬奈じゅんさん。主要キャストには、今回がミュージカル初挑戦となる浅丘ルリ子さんのほか、村井国夫さん、橋本さとしさん、泉見洋平さん、戸井勝海さんら実力派が勢ぞろい。東京では、帝国劇場100周年記念公演として、10月29日(土)-11月20日(日)まで、大阪では、11月25日(金)-11月29日(火)まで梅田芸術劇場(大阪府)にて上演予定です。
演出:山田和也 製作:東宝 お問い合わせ 03(3213)7221 帝国劇場
■『ニューヨークに行きたい!!』〜「スタジオAD」技術協力について
総勢30名のキャスト100枚以上のウィッグをプランニング
『ニューヨークに行きたい!!』のヘアメイク全般を担当するのは、「スタジオAD」の富岡克之。総勢30名のキャストの芸能用ウィッグの総合プランニングを担っています。衣裳やウィッグは、ひとりのキャストにつき、数パターンになることもあり、アンサンブルはひとり何役もこなすため、今回手がけるウィッグの総数は、実に100枚を超えます。
主要キャストのウィッグは、衣裳プランナーによるデザイン画をもとに、設定や役柄のイメージなどを考慮し、数パターンを用意します。キャストに実際にウィッグの感触を確かめてもらい、改良を重ねつつ、約一ヶ月という短期間の中で製作していきます。
ヘアメイクから舞台演出まで幅広い知識と経験が必要
舞台稽古では、照明、客席サイドからの見え方などあらゆる角度で確認しながら、最終の調整を行い、本番に備えます。
また、舞台の進行を示す香盤表の確認も非常に重要で、早変わりや舞台装置の転換などの条件に合わせ、綿密な準備とヘアメイクから舞台演出まで幅広い知識、経験が求められます。
<富岡克之 インタビュー>
Q.今回の舞台で特にこだわったり、工夫されたりした点は?
今回の作品は、コメディータッチの楽しいお話なので、観客に見た目でも楽しんでもらえるようポップな色使いを意識しました。あとは、役者さんのイメージと、役上のキャラクターが喧嘩しないようバランスに気をつけました。また、現代劇なので、時代考証などに捉われずに、“何でもあり”のチャレンジ精神で楽しく取り組んでいます。
Q.今回の舞台に関して、キャストからのリクエストは?
浅丘ルリ子さんからは、役柄が老人ホームに入居している老女という設定のため、女優・浅丘ルリ子さん自身が持っている華やかな雰囲気を隠しながらも、「(コメディなので)あまりみすぼらしくなりすぎず、ほどよいバランスを考えてほしい」と言われました。反対に、村井国夫さんからは、もとがダンディなので、みすぼらしく見えるようにしてほしい、言われました(笑)。
Q.この仕事に関わる上で、普段から心がけていることは?
街中を歩いている人のヘアスタイルやメイクを含めた人間観察を心がけています。今、どういうスタイルが流行っているかをチェックしたり、自分のインスピレーションに響くものがあれば、それを仕事に取り入れたりしています。映画もよく観ますが、ストーリーそのものより、登場人物のヘアスタイルやメイクが気になってしまいます。最近、刺激を受けた映画は、『Lock, Stock and Two Smoking Barrels(ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ)』や『NINE』です。
<富岡克之 プロフィール>
サロンワークを経て、2003年に株式会社アデランス(スタジオAD)入社。舞台における主なヘアメイク作品としては、『恋はコメディ』(加納幸和演出)『フルハウス』(村上大樹演出)『グローリーディズ』(板垣恭一演出)『フロスト×ニクソン』(鈴木勝秀演出)『ULTRA PURE』(福島三郎演出)などがあり、ミュージカルやストレートプレイなど分野を問わず手がけている。映像作品においても、『スマグラー』『この空の花』『明日に架ける愛』『ホンボシ』などの製作に参加。さまざまなジャンルで活躍している。
<「スタジオAD」について>
文化・芸能分野への貢献を目的とした専門部門
「スタジオAD」は、当社の文化芸能部門で、ヘアメイクや特殊メイクなど専門の技術をもったエキスパートで構成され、日々、芸能用ウィッグの製作やヘアメイク全般のプランニングなどを手がけています。
軽量化や通気性、フィット感などキャストの使い勝手と、客席から見た美しさ、ナチュラルさを追求した当社の“芸能用ウィッグ”は、現在までに、『キャッツ』をはじめ、日本を代表する舞台芸術の実現に貢献してまいりました。舞台以外にも、映画やテレビ、コンサートなどエンターテインメントの現場において、機能性・芸術性に優れた“芸能用ウィッグ”を数々提供し、その評判は国内のみならず、海外にも届いています。
芸能用ウィッグへのチャレンジ
当社が“芸能用ウィッグ”を手がけるようになったきっかけは、1983年に上演された劇団四季のミュージカル『キャッツ』の日本公演。大きな話題になりましたが、当時の日本には、時代劇用のカツラの技術はあっても、ミュージカルなどの舞台上の激しいダンスやパフォーマンスに耐えられる、丈夫で機能的なウィッグに関する技術はほとんどなく、まだ発展途上の段階でした。
「アデランス」も、それまで男性用ウィッグが中心で、芸能用ウィッグの実績はありませんでしたが、当時、「劇団四季」の衣裳、美術プランナーであった山田 操(現「スタジオAD」トータルプランナー)が当社に協力を求めたことから、未開拓の分野に社を挙げてチャレンジ。技術改良を重ねた結果、『キャッツ』日本公演オリジナルの“芸能用ウィッグ”が誕生しました。今年10月に日本公演通算8,000回を迎える劇団四季の『キャッツ』ですが、初演以来、今もオリジナルのウィッグを提供し続けています。当時、課題だった“ファッション性”といったソフト面の改良も進み、長年の研究・開発を重ねた当社の独自技術によるウィッグは、多くのリピーターを獲得。今では、芸能用ウィッグを着用したことをきっかけに、多くの芸能人の方々に普段の生活においてもご利用いただいております。
ポイントは「デザイン性」「着け心地」「耐久性」
当社の芸能用ウィッグが、多くの現場で重宝されるポイントには、「フィット感」「軽さ」「通気性」「肌にやさしい」「自然な生え際」等があげられます。ウィッグの製作にあたっては、頭のサイズにベースをピッタリと合わせることがとても重要で、例えば耳の位置が数ミリずれただけでも、それが違和感や痛みなどの不快感につながります。また、舞台照明のもとでは、大量の汗をかくことが前提。セットがくずれやすい人毛ではなく、化繊の毛材を使用することで、メンテナンスを施しながら、数日から数カ月に及ぶ公演にも対応できる耐久性を維持しています。ネットも伸縮性や通気性を考慮しながら強度を保てるよう、網目の大きさまでも計算されています。これらのことが、キャストの激しい動きやダンスにおいても不安を与えることや演技の妨げになることなくお使いいただけるポイントです。
<※ご参考>
ウィッグをご利用いただいた主な作品リスト(2011年8月4日現在)
株式会社アデランス
28年の実績をもつ芸能用ウィッグ
帝国劇場100周年記念公演 『ニューヨークに行きたい!!』
(10月29日(土)−11月20日(日) 製作:東宝)の
ウィッグ製作、ヘアメイクプランに技術協力
瀬奈じゅん、浅丘ルリ子ら総勢30名のキャストのヘアメイクを、
「スタジオAD」(アデランス文化芸能部門)が総合プランニング
株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男)は、10月29日(土)から11月20日(日)に帝国劇場(東京都千代田区)において公演予定のミュージカルコメディー『ニューヨークに行きたい!!』(製作:東宝)に、ウィッグ製作技術協力として参加します。瀬奈じゅんさんや浅丘ルリ子さん、橋本さとしさん、村井国夫さんら総勢30名のキャストに対して、ウィッグ製作をはじめとするヘアメイク全般のプランニングを、当社の文化芸能部門を担う「スタジオAD」が担当しています。
■『ニューヨークに行きたい!!』〜作品について
『ニューヨークに行きたい!!』は、ドイツの国民的大ヒット曲メーカー、ウド・ユルゲンスの音楽と「エリザベート」のミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)が多数作詞を提供するナンバーにのせて繰り広げられるミュージカルコメディーです。
2007年にドイツで初演されたのち、2年間で100万人を動員するなどヨーロッパ各地で爆発的なヒットを記録している人気ミュージカルが、今秋、日本に初上陸します。主演は宝塚歌劇団退団後、2010年「エリザベート」のタイトルロールを務めた瀬奈じゅんさん。主要キャストには、今回がミュージカル初挑戦となる浅丘ルリ子さんのほか、村井国夫さん、橋本さとしさん、泉見洋平さん、戸井勝海さんら実力派が勢ぞろい。東京では、帝国劇場100周年記念公演として、10月29日(土)-11月20日(日)まで、大阪では、11月25日(金)-11月29日(火)まで梅田芸術劇場(大阪府)にて上演予定です。
演出:山田和也 製作:東宝 お問い合わせ 03(3213)7221 帝国劇場
■『ニューヨークに行きたい!!』〜「スタジオAD」技術協力について
総勢30名のキャスト100枚以上のウィッグをプランニング
『ニューヨークに行きたい!!』のヘアメイク全般を担当するのは、「スタジオAD」の富岡克之。総勢30名のキャストの芸能用ウィッグの総合プランニングを担っています。衣裳やウィッグは、ひとりのキャストにつき、数パターンになることもあり、アンサンブルはひとり何役もこなすため、今回手がけるウィッグの総数は、実に100枚を超えます。
主要キャストのウィッグは、衣裳プランナーによるデザイン画をもとに、設定や役柄のイメージなどを考慮し、数パターンを用意します。キャストに実際にウィッグの感触を確かめてもらい、改良を重ねつつ、約一ヶ月という短期間の中で製作していきます。
ヘアメイクから舞台演出まで幅広い知識と経験が必要
舞台稽古では、照明、客席サイドからの見え方などあらゆる角度で確認しながら、最終の調整を行い、本番に備えます。
また、舞台の進行を示す香盤表の確認も非常に重要で、早変わりや舞台装置の転換などの条件に合わせ、綿密な準備とヘアメイクから舞台演出まで幅広い知識、経験が求められます。
<富岡克之 インタビュー>
Q.今回の舞台で特にこだわったり、工夫されたりした点は?
今回の作品は、コメディータッチの楽しいお話なので、観客に見た目でも楽しんでもらえるようポップな色使いを意識しました。あとは、役者さんのイメージと、役上のキャラクターが喧嘩しないようバランスに気をつけました。また、現代劇なので、時代考証などに捉われずに、“何でもあり”のチャレンジ精神で楽しく取り組んでいます。
Q.今回の舞台に関して、キャストからのリクエストは?
浅丘ルリ子さんからは、役柄が老人ホームに入居している老女という設定のため、女優・浅丘ルリ子さん自身が持っている華やかな雰囲気を隠しながらも、「(コメディなので)あまりみすぼらしくなりすぎず、ほどよいバランスを考えてほしい」と言われました。反対に、村井国夫さんからは、もとがダンディなので、みすぼらしく見えるようにしてほしい、言われました(笑)。
Q.この仕事に関わる上で、普段から心がけていることは?
街中を歩いている人のヘアスタイルやメイクを含めた人間観察を心がけています。今、どういうスタイルが流行っているかをチェックしたり、自分のインスピレーションに響くものがあれば、それを仕事に取り入れたりしています。映画もよく観ますが、ストーリーそのものより、登場人物のヘアスタイルやメイクが気になってしまいます。最近、刺激を受けた映画は、『Lock, Stock and Two Smoking Barrels(ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ)』や『NINE』です。
<富岡克之 プロフィール>
サロンワークを経て、2003年に株式会社アデランス(スタジオAD)入社。舞台における主なヘアメイク作品としては、『恋はコメディ』(加納幸和演出)『フルハウス』(村上大樹演出)『グローリーディズ』(板垣恭一演出)『フロスト×ニクソン』(鈴木勝秀演出)『ULTRA PURE』(福島三郎演出)などがあり、ミュージカルやストレートプレイなど分野を問わず手がけている。映像作品においても、『スマグラー』『この空の花』『明日に架ける愛』『ホンボシ』などの製作に参加。さまざまなジャンルで活躍している。
<「スタジオAD」について>
文化・芸能分野への貢献を目的とした専門部門
「スタジオAD」は、当社の文化芸能部門で、ヘアメイクや特殊メイクなど専門の技術をもったエキスパートで構成され、日々、芸能用ウィッグの製作やヘアメイク全般のプランニングなどを手がけています。
軽量化や通気性、フィット感などキャストの使い勝手と、客席から見た美しさ、ナチュラルさを追求した当社の“芸能用ウィッグ”は、現在までに、『キャッツ』をはじめ、日本を代表する舞台芸術の実現に貢献してまいりました。舞台以外にも、映画やテレビ、コンサートなどエンターテインメントの現場において、機能性・芸術性に優れた“芸能用ウィッグ”を数々提供し、その評判は国内のみならず、海外にも届いています。
芸能用ウィッグへのチャレンジ
当社が“芸能用ウィッグ”を手がけるようになったきっかけは、1983年に上演された劇団四季のミュージカル『キャッツ』の日本公演。大きな話題になりましたが、当時の日本には、時代劇用のカツラの技術はあっても、ミュージカルなどの舞台上の激しいダンスやパフォーマンスに耐えられる、丈夫で機能的なウィッグに関する技術はほとんどなく、まだ発展途上の段階でした。
「アデランス」も、それまで男性用ウィッグが中心で、芸能用ウィッグの実績はありませんでしたが、当時、「劇団四季」の衣裳、美術プランナーであった山田 操(現「スタジオAD」トータルプランナー)が当社に協力を求めたことから、未開拓の分野に社を挙げてチャレンジ。技術改良を重ねた結果、『キャッツ』日本公演オリジナルの“芸能用ウィッグ”が誕生しました。今年10月に日本公演通算8,000回を迎える劇団四季の『キャッツ』ですが、初演以来、今もオリジナルのウィッグを提供し続けています。当時、課題だった“ファッション性”といったソフト面の改良も進み、長年の研究・開発を重ねた当社の独自技術によるウィッグは、多くのリピーターを獲得。今では、芸能用ウィッグを着用したことをきっかけに、多くの芸能人の方々に普段の生活においてもご利用いただいております。
ポイントは「デザイン性」「着け心地」「耐久性」
当社の芸能用ウィッグが、多くの現場で重宝されるポイントには、「フィット感」「軽さ」「通気性」「肌にやさしい」「自然な生え際」等があげられます。ウィッグの製作にあたっては、頭のサイズにベースをピッタリと合わせることがとても重要で、例えば耳の位置が数ミリずれただけでも、それが違和感や痛みなどの不快感につながります。また、舞台照明のもとでは、大量の汗をかくことが前提。セットがくずれやすい人毛ではなく、化繊の毛材を使用することで、メンテナンスを施しながら、数日から数カ月に及ぶ公演にも対応できる耐久性を維持しています。ネットも伸縮性や通気性を考慮しながら強度を保てるよう、網目の大きさまでも計算されています。これらのことが、キャストの激しい動きやダンスにおいても不安を与えることや演技の妨げになることなくお使いいただけるポイントです。
<※ご参考>
ウィッグをご利用いただいた主な作品リスト(2011年8月4日現在)