日本映画専門チャンネル×岩井俊二映画祭 共同企画「映画は世界に警鐘を鳴らし続ける」放送!
[11/11/22]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2011/11/22
日本映画衛星放送株式会社
日本映画専門チャンネル
日本映画専門チャンネル×岩井俊二映画祭
「映画は世界に警鐘を鳴らし続ける」
危機的状況を、映画はこれまでどのように描き、伝えてきたのか――。
映画監督・岩井俊二が独自の視点で選定した作品を、2カ月にわたり放送!
スカパー!、ケーブルTV、ひかりTVほかで放送中の日本映画専門チャンネル(東京都港区/代表取締役社長・杉田成道)では、1/5(木)から毎週木曜よる11時より、映画監督・岩井俊二が主催するオフィシャルHP「岩井俊二映画祭」との共同企画をおこないます。
歴代の映画人たちは、現代社会の抱える問題を、様々な危機的状況を、ドラマやアニメ、CGなどを駆使しフィルムに焼き付ける事により社会に警鐘を鳴らし続けてきました。人間がかつて経験し、これからも直面するであろう危機を、現代社会に内包された様々な問題を、これまで映画はどのように描き、どのように伝えてきたのか――。日本映画専門チャンネルでは、岩井俊二監督が主催するオフィシャルHP「岩井俊二映画祭」との共同企画として、岩井俊二監督が独自の視点で選定した作品を1/5(木)毎週木曜よる11時より、2カ月にわたり放送いたします。また、各作品の放送前には自らが書きおろした作品解説が特別に収録されます!
さらに、その放送に合わせて、「スタジオジブリは原発抜きの電気で映画を作りたい」と表明をしたスタジオジブリ プロデューサーである鈴木敏夫や、音楽・映画・出版・広告、更には自然エネルギー利用促進を提唱するアーティストの団体 artists'powerを創始するなど、多岐に渡る活動を行うミュージシャン・坂本龍一との対談番組もあわせて放送いたします。
映画を見て、私たちは現在の世界に何を思うのだろうか・・・。日本映画専門チャンネルは映画専門チャンネルならではの魅力ある作品や企画を今後もご提供してまいります。どうぞご期待ください。
【放送作品】
≪1月≫
『生きものの記録』/ 『日本沈没』/『風が吹くとき』
『ヒバクシャ HIBAKUSHA 世界の終わりに』
≪2月≫
『原子力戦争 Lost Love』/『六ヶ所村ラプソディー』
『空飛ぶゆうれい船』/『夢』
★チャンネル内で放送の企画プロモーション映像や作品解説も岩井監督が制作します!
【特別対談ゲスト】
≪1月≫鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)
≪2月≫坂本龍一(ミュージシャン)
【監督・岩井俊二】
仙台で生まれ育った映画監督・岩井俊二。「Love Letter」や「リリイ・シュシュのすべて」をはじめ、美しい映像と繊細な人物描写で高い評価を得ている。そんな岩井監督は、3.11の東日本大震災以後、活動の拠点をロスから日本へと移し、映像を通して震災を経験した私たちが今考えうることは何かをテーマとした様々なアプローチを積極的に行っている。
【岩井監督からのコメント】
放射能に汚染された世界。と言ったらまるで映画のような世界と思う人は多いだろう。3.11の地震、津波、そして福島原発の水素爆発、それらの映像を観てまるで映画のようだとため息をついた人たちは多かったのではないだろうか。政府やメディアは民衆がパニックが起きるのを怖れたが、これすらも映画のようなパニックが起きては困ると考えたからではないだろうか?こんな風に映画とは我々にふりかかる様々な危機や危険を予期して描き続けて来た。我々に警告するために。だが気づいたら僕らは、こうした世界は映画でしか起こり得ないものであるかのように錯覚するようになり、映画を作る側ですら、映画を作るためにそれらの設定を利用するようになった。だから我々は3.11に現実に起きたことですら、まるで映画のようだったと口にするのだ。石巻で津波を経験した僕の知人は、あれはまるで『AKIRA』のようだったと語った。僕は改めて思い知らされた。映画とはこういう役割を担っていたのだ。古今東西の映画人たちは、人類に起る様々な危機について、人類の抱える重大な問題について、警鐘を鳴らし続けて来た。津波を体験した先人たちが、そこに神社や石碑を建てたように。その声にもう一度耳を傾けてみよう。今の僕らの現実がまた違って見えて来るに違いない。 (岩井俊二)
日本映画衛星放送株式会社
日本映画専門チャンネル
日本映画専門チャンネル×岩井俊二映画祭
「映画は世界に警鐘を鳴らし続ける」
危機的状況を、映画はこれまでどのように描き、伝えてきたのか――。
映画監督・岩井俊二が独自の視点で選定した作品を、2カ月にわたり放送!
スカパー!、ケーブルTV、ひかりTVほかで放送中の日本映画専門チャンネル(東京都港区/代表取締役社長・杉田成道)では、1/5(木)から毎週木曜よる11時より、映画監督・岩井俊二が主催するオフィシャルHP「岩井俊二映画祭」との共同企画をおこないます。
歴代の映画人たちは、現代社会の抱える問題を、様々な危機的状況を、ドラマやアニメ、CGなどを駆使しフィルムに焼き付ける事により社会に警鐘を鳴らし続けてきました。人間がかつて経験し、これからも直面するであろう危機を、現代社会に内包された様々な問題を、これまで映画はどのように描き、どのように伝えてきたのか――。日本映画専門チャンネルでは、岩井俊二監督が主催するオフィシャルHP「岩井俊二映画祭」との共同企画として、岩井俊二監督が独自の視点で選定した作品を1/5(木)毎週木曜よる11時より、2カ月にわたり放送いたします。また、各作品の放送前には自らが書きおろした作品解説が特別に収録されます!
さらに、その放送に合わせて、「スタジオジブリは原発抜きの電気で映画を作りたい」と表明をしたスタジオジブリ プロデューサーである鈴木敏夫や、音楽・映画・出版・広告、更には自然エネルギー利用促進を提唱するアーティストの団体 artists'powerを創始するなど、多岐に渡る活動を行うミュージシャン・坂本龍一との対談番組もあわせて放送いたします。
映画を見て、私たちは現在の世界に何を思うのだろうか・・・。日本映画専門チャンネルは映画専門チャンネルならではの魅力ある作品や企画を今後もご提供してまいります。どうぞご期待ください。
【放送作品】
≪1月≫
『生きものの記録』/ 『日本沈没』/『風が吹くとき』
『ヒバクシャ HIBAKUSHA 世界の終わりに』
≪2月≫
『原子力戦争 Lost Love』/『六ヶ所村ラプソディー』
『空飛ぶゆうれい船』/『夢』
★チャンネル内で放送の企画プロモーション映像や作品解説も岩井監督が制作します!
【特別対談ゲスト】
≪1月≫鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)
≪2月≫坂本龍一(ミュージシャン)
【監督・岩井俊二】
仙台で生まれ育った映画監督・岩井俊二。「Love Letter」や「リリイ・シュシュのすべて」をはじめ、美しい映像と繊細な人物描写で高い評価を得ている。そんな岩井監督は、3.11の東日本大震災以後、活動の拠点をロスから日本へと移し、映像を通して震災を経験した私たちが今考えうることは何かをテーマとした様々なアプローチを積極的に行っている。
【岩井監督からのコメント】
放射能に汚染された世界。と言ったらまるで映画のような世界と思う人は多いだろう。3.11の地震、津波、そして福島原発の水素爆発、それらの映像を観てまるで映画のようだとため息をついた人たちは多かったのではないだろうか。政府やメディアは民衆がパニックが起きるのを怖れたが、これすらも映画のようなパニックが起きては困ると考えたからではないだろうか?こんな風に映画とは我々にふりかかる様々な危機や危険を予期して描き続けて来た。我々に警告するために。だが気づいたら僕らは、こうした世界は映画でしか起こり得ないものであるかのように錯覚するようになり、映画を作る側ですら、映画を作るためにそれらの設定を利用するようになった。だから我々は3.11に現実に起きたことですら、まるで映画のようだったと口にするのだ。石巻で津波を経験した僕の知人は、あれはまるで『AKIRA』のようだったと語った。僕は改めて思い知らされた。映画とはこういう役割を担っていたのだ。古今東西の映画人たちは、人類に起る様々な危機について、人類の抱える重大な問題について、警鐘を鳴らし続けて来た。津波を体験した先人たちが、そこに神社や石碑を建てたように。その声にもう一度耳を傾けてみよう。今の僕らの現実がまた違って見えて来るに違いない。 (岩井俊二)