セザンヌの名画で日本に“希望の光”を届けます
[11/12/01]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2011年12月1日
日本製粉株式会社
セザンヌの名画で日本に“希望の光”を届けます
日本製粉2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」制作
日本製粉(株)(会長兼社長 澤田 浩)は、印象派画家ポール・セザンヌの作品を用いた2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」を制作いたしました。
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光あふれる印象派の作品で、日本の復興に希望を
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光と色彩の表現に新しい地平を切り開いた「印象派」の作家たちは、そのすばらしい先進的な美を創造することで、国を越え、時代を超えて人々に感動を与えてきました。“東日本大震災による被災地の復興に力を尽くす方々の心を、印象派の美しい光で照らしたい”そんな想いを込めて、当社は2012年カレンダーに、印象派のなかでも力強い作風によって「近代絵画の父」と呼ばれるセザンヌの作品を起用いたしました。
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見る人を元気にするセザンヌの力強い作品
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セザンヌは現状に満足することなく、常に改革に挑戦しつづけた作家です。写実に始まり、印象派の中核をなす絵画へ、そして後のフォービズムやキュービズムに影響を与えた野性的な画風へと生涯を通じて美の探究をつづけました。また、堅ろうな構図、量感豊かなタッチ、深みのある色彩がみごとに調和した作品は、印象派の作家の中でも群を抜く「力強さ」をそなえ、ゆるぎない存在感を示しています。今回選んだ6点の作品は、セザンヌらしい力強い筆致を感じられるものばかりです。セザンヌ作品だからこそ感じることのできる「力強さ」が、見る人を励まし、挑戦する勇気を与えます。
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これからも、未来への希望を発信していきます
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当社は、時を経てゆるぎなく、いっそう美しい輝きを放つセザンヌの作品のように、これからも信頼と安心で、未来への希望を発信しつづけます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ポール・セザンヌについて
フランス、エクサン・プロヴァンスの富裕な家庭に生まれる。大学で法律を学ぶが、
画家をめざす意志が強く1861年以来10年ほどの間に、ピサロ、モネ、ルノワールなど
と交流を深める。1874年第1回印象派展、1877年第3回印象派展に出品し、印象派の中
核的なメンバーのひとりとなる。第3回印象派展以降、制作の拠点を徐々にエクサン・
プロヴァンスに移す。1895年、パリで開かれた初の個展で、新鮮で野性味あふれる作
品が大きな反響を呼ぶ。生涯を通じて、美の探究に対する厳しい姿勢を示しつづけた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
記
2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」各月の構成
(解説:美術評論家 千足伸行氏)
■1月−2月 『サント=ヴィクトワール山』 1990年 エルミタージュ美術館蔵
古代ローマ時代の故事にちなんで「聖なる勝利の山」と呼ばれる南仏の故郷の山を描
いたもの。近代の風景画にはめずらしく地平線を高く取り、山と大地に大きなスペー
スをあたえている。実景にもとづいた眺めだが、青みがかかった岩山など、色彩はセ
ザンヌ独自の感覚にしたがって選ばれている、青と緑のクールな色調と、大地や家の
暖かい褐色とが響き合う画面である。
■3月−4月 『チューリップと果物』 1890年頃 シカゴ美術館蔵
セザンヌの花の静物はモネやルノワールのそれのような百花繚乱の華やかさにも、虹
色の明るくはじけるような色彩にも乏しい。ある意味ではよく出来た造花のようにも
見えるが(実際セザンヌは造花も使った)、その分自然の花の再現とは違った、セザン
ヌの花だけが持ちうる永続的な生命をたたえている。セザンヌの花に「花の命は短く
て」は通用しないのである。
■5月−6月 『マルヌ川の岸辺』 1888〜1895年 プーシキン美術館蔵
マルヌ川はパリ北東のセーヌ川の支流。画面前方は水面で、橋や家屋、岸辺の樹木、
空などが水に写っているが、モネのように揺れ動く感じは希薄で、時間がとまったよ
うな静けさ、落ち着きが感じられる。全体的にも印象派風の移ろいやすい光の効果で
はなく、微妙な色彩の調和と入念な構図による画面作りがなされている。
■7月−8月 『大きな松と赤い大地』 1895〜1897年頃 エルミタージュ美術館蔵
複雑に枝分かれした松の木が前景に居座り、その向こうに赤い大地や建物がのぞかれ
るが、この絵の木の幹と枝は人体で言えば骨格のような役割を果たしている、色彩的
にはクールな緑と暖かい褐色が対照されているが、絵の周辺部に見えるタッチの積み
重ねには自然を見た通りに再現しようとの意図はなく、半ば抽象画のようで、セザン
ヌらしさが一番よく出た部分と言えよう。
■9月−10月 『赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人』 1877年頃 ボストン美術館蔵
元モデルのセザンヌ夫人オルタンス・フィケは、夫の仕事に理解のないいわゆる悪妻
のように言われるが、他にモデルがいなかったのか、セザンヌは彼女を繰り返し描い
ている。これもそのひとつで、胸の大きなリボン、太いストライプのスカート、赤い
椅子、装飾的な背景など、地味好みのセザンヌにしては「ゴージャス」な肖像である。
■11月−12月 『リンゴとオレンジ』 1899年頃 オルセー美術館蔵
生涯にセザンヌほどリンゴを描いた画家はいなかったと言われるが、誰もが食べたく
なるようなリンゴを描くことが彼の目的ではなかった。彼にとってのリンゴは将棋の
駒のようなもので、絵が生きるも死ぬもリンゴの置き方、並べ方次第だった。ここで
は20個以上のリンゴが水差しや微妙な色調の変化に富む布地に囲まれて、密度の高い
充実した画面を構成している。
以上
日本製粉株式会社
セザンヌの名画で日本に“希望の光”を届けます
日本製粉2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」制作
日本製粉(株)(会長兼社長 澤田 浩)は、印象派画家ポール・セザンヌの作品を用いた2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」を制作いたしました。
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光あふれる印象派の作品で、日本の復興に希望を
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光と色彩の表現に新しい地平を切り開いた「印象派」の作家たちは、そのすばらしい先進的な美を創造することで、国を越え、時代を超えて人々に感動を与えてきました。“東日本大震災による被災地の復興に力を尽くす方々の心を、印象派の美しい光で照らしたい”そんな想いを込めて、当社は2012年カレンダーに、印象派のなかでも力強い作風によって「近代絵画の父」と呼ばれるセザンヌの作品を起用いたしました。
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見る人を元気にするセザンヌの力強い作品
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セザンヌは現状に満足することなく、常に改革に挑戦しつづけた作家です。写実に始まり、印象派の中核をなす絵画へ、そして後のフォービズムやキュービズムに影響を与えた野性的な画風へと生涯を通じて美の探究をつづけました。また、堅ろうな構図、量感豊かなタッチ、深みのある色彩がみごとに調和した作品は、印象派の作家の中でも群を抜く「力強さ」をそなえ、ゆるぎない存在感を示しています。今回選んだ6点の作品は、セザンヌらしい力強い筆致を感じられるものばかりです。セザンヌ作品だからこそ感じることのできる「力強さ」が、見る人を励まし、挑戦する勇気を与えます。
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これからも、未来への希望を発信していきます
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当社は、時を経てゆるぎなく、いっそう美しい輝きを放つセザンヌの作品のように、これからも信頼と安心で、未来への希望を発信しつづけます。
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ポール・セザンヌについて
フランス、エクサン・プロヴァンスの富裕な家庭に生まれる。大学で法律を学ぶが、
画家をめざす意志が強く1861年以来10年ほどの間に、ピサロ、モネ、ルノワールなど
と交流を深める。1874年第1回印象派展、1877年第3回印象派展に出品し、印象派の中
核的なメンバーのひとりとなる。第3回印象派展以降、制作の拠点を徐々にエクサン・
プロヴァンスに移す。1895年、パリで開かれた初の個展で、新鮮で野性味あふれる作
品が大きな反響を呼ぶ。生涯を通じて、美の探究に対する厳しい姿勢を示しつづけた。
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記
2012年カレンダー「ポール・セザンヌ作品集」各月の構成
(解説:美術評論家 千足伸行氏)
■1月−2月 『サント=ヴィクトワール山』 1990年 エルミタージュ美術館蔵
古代ローマ時代の故事にちなんで「聖なる勝利の山」と呼ばれる南仏の故郷の山を描
いたもの。近代の風景画にはめずらしく地平線を高く取り、山と大地に大きなスペー
スをあたえている。実景にもとづいた眺めだが、青みがかかった岩山など、色彩はセ
ザンヌ独自の感覚にしたがって選ばれている、青と緑のクールな色調と、大地や家の
暖かい褐色とが響き合う画面である。
■3月−4月 『チューリップと果物』 1890年頃 シカゴ美術館蔵
セザンヌの花の静物はモネやルノワールのそれのような百花繚乱の華やかさにも、虹
色の明るくはじけるような色彩にも乏しい。ある意味ではよく出来た造花のようにも
見えるが(実際セザンヌは造花も使った)、その分自然の花の再現とは違った、セザン
ヌの花だけが持ちうる永続的な生命をたたえている。セザンヌの花に「花の命は短く
て」は通用しないのである。
■5月−6月 『マルヌ川の岸辺』 1888〜1895年 プーシキン美術館蔵
マルヌ川はパリ北東のセーヌ川の支流。画面前方は水面で、橋や家屋、岸辺の樹木、
空などが水に写っているが、モネのように揺れ動く感じは希薄で、時間がとまったよ
うな静けさ、落ち着きが感じられる。全体的にも印象派風の移ろいやすい光の効果で
はなく、微妙な色彩の調和と入念な構図による画面作りがなされている。
■7月−8月 『大きな松と赤い大地』 1895〜1897年頃 エルミタージュ美術館蔵
複雑に枝分かれした松の木が前景に居座り、その向こうに赤い大地や建物がのぞかれ
るが、この絵の木の幹と枝は人体で言えば骨格のような役割を果たしている、色彩的
にはクールな緑と暖かい褐色が対照されているが、絵の周辺部に見えるタッチの積み
重ねには自然を見た通りに再現しようとの意図はなく、半ば抽象画のようで、セザン
ヌらしさが一番よく出た部分と言えよう。
■9月−10月 『赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人』 1877年頃 ボストン美術館蔵
元モデルのセザンヌ夫人オルタンス・フィケは、夫の仕事に理解のないいわゆる悪妻
のように言われるが、他にモデルがいなかったのか、セザンヌは彼女を繰り返し描い
ている。これもそのひとつで、胸の大きなリボン、太いストライプのスカート、赤い
椅子、装飾的な背景など、地味好みのセザンヌにしては「ゴージャス」な肖像である。
■11月−12月 『リンゴとオレンジ』 1899年頃 オルセー美術館蔵
生涯にセザンヌほどリンゴを描いた画家はいなかったと言われるが、誰もが食べたく
なるようなリンゴを描くことが彼の目的ではなかった。彼にとってのリンゴは将棋の
駒のようなもので、絵が生きるも死ぬもリンゴの置き方、並べ方次第だった。ここで
は20個以上のリンゴが水差しや微妙な色調の変化に富む布地に囲まれて、密度の高い
充実した画面を構成している。
以上