アダプト・プログラム・シンポジウム2011
[11/12/08]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2011年12月8日
公益社団法人 食品容器環境美化協会
アダプト・プログラム・シンポジウム2011
「アダプト・プログラム・シンポジウム2011」のまとめ
清涼飲料・ビールなど飲料業界6団体で構成する、公益社団法人 食品容器環境美化協会(略称:食環協、会長:狩野住夫)は、環境美化推進事業の一環として、1998年から、「アダプト・プログラムの普及推進」に積極的に取り組んでいます。
「アダプト・プログラム・シンポジウム」は、年に1回の実践的な情報交換の場として1999年から毎年開催しており、13回目となる今回は、11月21日(月)にベルサール神田(東京都・千代田区)で開催し、全国の自治体担当者はじめ多くの関係者約130名が参加しました。
<シンポジウム当日のプログラム>
●午後1時開会
●第1部=食環協プレゼンテーション
「2011年度アダプト・プログラム全国概況、食環協の取り組み」
公益社団法人 食品容器環境美化協会 宮本和幸(みやもとかずゆき)
●第2部=基調講演
テーマ:『きれいなまちづくりのために私たちが出来ること』
講 師:根本美緒(ねもとみお)氏(フリーキャスター・気象予報士/食環協環境美化アドバイザリーフェロー)
●第3部=アダプト・プログラムの先進事例紹介
・香川県土木部道路課 田辺謙二(たなべけんじ)氏
「香川さわやかロード」
・神奈川県藤沢市市民自治部市民自治推進課 利根一馬(とねかずま)氏
「美化ネットふじさわ」
・NPO法人スマイルスタイル代表 塩山諒(しおやまりょう)氏
・三国コカ・コーラボトリング株式会社広報環境部部長 後藤有功(ごとうゆうこう)氏
●第4部=パネルディスカッション
コーディネーター:
・東海大学文学部広報メディア学科教授 河井孝仁(かわいたかよし)氏
パネリスト:
・香川県土木部道路課 田辺謙二氏
・神奈川県藤沢市市民自治部市民自治推進課 利根一馬氏
・NPO法人スマイルスタイル 塩山諒氏
・三国コカ・コーラボトリング株式会社 後藤有功氏
・(公社)食品容器環境美化協会 宮本和幸
(1)急速に伸び続ける「アダプト・プログラム」
1985年、アメリカのテキサス州で、新しいボランティア・プログラム「アダプト・ア・ハイウェイ プログラム」が導入されました。この「アダプト・ア・ハイウェイ プログラム」は急速に、全米にそしてハイウェイ以外の公共スペースへと広がりました。
“アダプト”(ADOPT)は英語で「養子縁組をする」という意味。一定区画の道路や公園、駅前通りといった公共のスペースを「養子」に見立て、地元の市民や企業・団体がわが子のように愛情を持って清掃・美化する。行政は清掃用具の提供やサインボードの設置など、市民の活動を支援する。これが「アダプト・プログラム」の基本的な仕組みです。
日本では1998年6月に徳島県神山町ではじめて導入されました。以降急速に各地に広がり、2011年10月現在、全国で400を超える自治体がこれを導入し、23,000の市民団体が活動に参加しています。
多くの自治体で「ポイ捨て防止条例」の制定をはじめとする様々な散乱ごみ対策が採用されてはいるものの、なかなか十分な成果が現れず、実効があがる新たな具体策が求められています。この中にあって「まち美化の実効」、「ポイ捨て防止などの啓発効果」、「まちづくり意識高揚効果」など多面的な効果を併せ持つ「アダプト・プログラム」が注目され、北海道から九州・沖縄にいたる全国に普及しつつあります。
行政と市民のパートナーシップの重要性がますます高まる中、パートナーシップに基づく「まち美化」のみならず「まちづくり」に寄与する新しい手法として、今後もさらに普及するものと考えています。
(2)アダプト・プログラム・シンポジウム2011概要
第1部では、食環協事務局から、2011度のアダプト・プログラムの全国概況および食環協の取り組みについてご報告いたしました。
第2部では、食環協環境美化アドバイザリーフェロー(注)で、フリーキャスター・気象予報士の根本美緒さんを講師に迎え、「きれいなまちづくりのために私たちが出来ること」をテーマにご講演頂きました。
また第3部では、アダプト・プログラムの先進的な導入事例として、香川県「香川さわやかロード」(香川県 土木部道路課)田辺謙二氏、神奈川県藤沢市「美化ネットふじさわ」(藤沢市市民自治部市民自治推進課)利根一馬氏、大阪府 NPO法人スマイルスタイル 代表塩山諒氏にご紹介いただきました。また、このほか三国コカ・コーラボトリング 広報環境部部長 後藤有功氏に、アダプト・プログラムの企業の活動事例をご紹介いただきました。
そして、第4部では、総務省地域情報化アドバイザーとしてもご活躍されている、東海大学文学部広報メディア学科教授の河井孝仁氏をコーディネーターに迎えて、事例紹介をいただいた担当者と食環協の担当者を交えてパネルディスカッションを展開いたしました。
シンポジウム詳細は次ページ以降をご参照下さい。
注)食環協が公益社団法人化を契機に、協会が長年にわたり取組んできた飲料容器の散乱防止活動や環境美化教育支援活動を一層推
進し、国民一人ひとりの環境美化への意識の高揚を図るために設立。2011年度は根本美緒氏に委嘱。
公益社団法人 食品容器環境美化協会
アダプト・プログラム・シンポジウム2011
「アダプト・プログラム・シンポジウム2011」のまとめ
清涼飲料・ビールなど飲料業界6団体で構成する、公益社団法人 食品容器環境美化協会(略称:食環協、会長:狩野住夫)は、環境美化推進事業の一環として、1998年から、「アダプト・プログラムの普及推進」に積極的に取り組んでいます。
「アダプト・プログラム・シンポジウム」は、年に1回の実践的な情報交換の場として1999年から毎年開催しており、13回目となる今回は、11月21日(月)にベルサール神田(東京都・千代田区)で開催し、全国の自治体担当者はじめ多くの関係者約130名が参加しました。
<シンポジウム当日のプログラム>
●午後1時開会
●第1部=食環協プレゼンテーション
「2011年度アダプト・プログラム全国概況、食環協の取り組み」
公益社団法人 食品容器環境美化協会 宮本和幸(みやもとかずゆき)
●第2部=基調講演
テーマ:『きれいなまちづくりのために私たちが出来ること』
講 師:根本美緒(ねもとみお)氏(フリーキャスター・気象予報士/食環協環境美化アドバイザリーフェロー)
●第3部=アダプト・プログラムの先進事例紹介
・香川県土木部道路課 田辺謙二(たなべけんじ)氏
「香川さわやかロード」
・神奈川県藤沢市市民自治部市民自治推進課 利根一馬(とねかずま)氏
「美化ネットふじさわ」
・NPO法人スマイルスタイル代表 塩山諒(しおやまりょう)氏
・三国コカ・コーラボトリング株式会社広報環境部部長 後藤有功(ごとうゆうこう)氏
●第4部=パネルディスカッション
コーディネーター:
・東海大学文学部広報メディア学科教授 河井孝仁(かわいたかよし)氏
パネリスト:
・香川県土木部道路課 田辺謙二氏
・神奈川県藤沢市市民自治部市民自治推進課 利根一馬氏
・NPO法人スマイルスタイル 塩山諒氏
・三国コカ・コーラボトリング株式会社 後藤有功氏
・(公社)食品容器環境美化協会 宮本和幸
(1)急速に伸び続ける「アダプト・プログラム」
1985年、アメリカのテキサス州で、新しいボランティア・プログラム「アダプト・ア・ハイウェイ プログラム」が導入されました。この「アダプト・ア・ハイウェイ プログラム」は急速に、全米にそしてハイウェイ以外の公共スペースへと広がりました。
“アダプト”(ADOPT)は英語で「養子縁組をする」という意味。一定区画の道路や公園、駅前通りといった公共のスペースを「養子」に見立て、地元の市民や企業・団体がわが子のように愛情を持って清掃・美化する。行政は清掃用具の提供やサインボードの設置など、市民の活動を支援する。これが「アダプト・プログラム」の基本的な仕組みです。
日本では1998年6月に徳島県神山町ではじめて導入されました。以降急速に各地に広がり、2011年10月現在、全国で400を超える自治体がこれを導入し、23,000の市民団体が活動に参加しています。
多くの自治体で「ポイ捨て防止条例」の制定をはじめとする様々な散乱ごみ対策が採用されてはいるものの、なかなか十分な成果が現れず、実効があがる新たな具体策が求められています。この中にあって「まち美化の実効」、「ポイ捨て防止などの啓発効果」、「まちづくり意識高揚効果」など多面的な効果を併せ持つ「アダプト・プログラム」が注目され、北海道から九州・沖縄にいたる全国に普及しつつあります。
行政と市民のパートナーシップの重要性がますます高まる中、パートナーシップに基づく「まち美化」のみならず「まちづくり」に寄与する新しい手法として、今後もさらに普及するものと考えています。
(2)アダプト・プログラム・シンポジウム2011概要
第1部では、食環協事務局から、2011度のアダプト・プログラムの全国概況および食環協の取り組みについてご報告いたしました。
第2部では、食環協環境美化アドバイザリーフェロー(注)で、フリーキャスター・気象予報士の根本美緒さんを講師に迎え、「きれいなまちづくりのために私たちが出来ること」をテーマにご講演頂きました。
また第3部では、アダプト・プログラムの先進的な導入事例として、香川県「香川さわやかロード」(香川県 土木部道路課)田辺謙二氏、神奈川県藤沢市「美化ネットふじさわ」(藤沢市市民自治部市民自治推進課)利根一馬氏、大阪府 NPO法人スマイルスタイル 代表塩山諒氏にご紹介いただきました。また、このほか三国コカ・コーラボトリング 広報環境部部長 後藤有功氏に、アダプト・プログラムの企業の活動事例をご紹介いただきました。
そして、第4部では、総務省地域情報化アドバイザーとしてもご活躍されている、東海大学文学部広報メディア学科教授の河井孝仁氏をコーディネーターに迎えて、事例紹介をいただいた担当者と食環協の担当者を交えてパネルディスカッションを展開いたしました。
シンポジウム詳細は次ページ以降をご参照下さい。
注)食環協が公益社団法人化を契機に、協会が長年にわたり取組んできた飲料容器の散乱防止活動や環境美化教育支援活動を一層推
進し、国民一人ひとりの環境美化への意識の高揚を図るために設立。2011年度は根本美緒氏に委嘱。