【ニュースレター/助成活動紹介】神戸のNPO、阪神・淡路大震災の経験生かし、被災地で活動
[12/01/12]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2012/01/12
社会福祉法人中央共同募金会
【赤い羽根の支援金ボラサポ・ニュースVol.4】
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」
〜阪神・淡路大震災から17年〜
神戸のNPO「経験生かし、被災地のまちづくりを支えたい」
阪神・淡路大震災から17年。のちにボランティア元年ともいわれる1995年、大震災の中から多くの市民団体・NPOが立ち上がりました。その中には、経験を役立てて東日本大震災の被災地支援を行っている団体もあります。赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(ボラサポ)が助成するNPO法人『FMわぃわぃ』もそのひとつ。
---------------------------------------------
▼FMわぃわぃ
神戸市長田区を中心に、コミュニティ放送を通じて「多文化・多民族共生のまちづくり」
を目指して活動するNPO法人。
---------------------------------------------
FMわぃわぃが生まれた神戸市長田区は、在日外国人が多く住む地域。「言葉の壁による情報格差をなくしたい」と、阪神・淡路大震災発生2週間後から在日外国人のための災害情報を多言語で放送しました。代表の日比野純一さんによると、関東大震災(1923年)のときのような外国人への差別、偏見を防ぎたいという強い思いがあったといいます。その後、地域の身近な情報を伝えるコミュニティFMとして発展。情報発信のみならず、多様な住民の声を伝え続けることで、国籍、民族、言葉、世代、障害の有無などを越えて人々をつなぎながら、復興へのまちづくりに関わってきました。
このたびの東日本大震災でも、住民たちの命綱となったのがラジオの災害情報です。日比野さんたちFMわぃわぃのメンバーは、「阪神・淡路大震災から培った経験を活かそう」と震災直後から被災地入りしました。機材やノウハウを提供して現地の臨時災害ラジオ局の立ち上げを支援するとともに、外国人向けに多言語音声情報(英語、中国語、韓国朝鮮語、タガログ語、スペイン語、ベトナム語)の音声素材を9つのラジオ局に提供しています。また、被災地の外国人が自らの声を同胞のコミュニティや地域社会に届けるラジオ番組を制作していく直接的な住民支援にも関わりました。
今回、日比野さんたちが被災地へ入って実感したのは、もともと外国人が多かった神戸に比べ、東北地方の在日外国人の割合は少なく、より声の届きにくい存在になっていること。外国人だけでなく、女性や子どもも発言力が弱い立場にあり、復興での話し合いの場に声が反映されにくいのではないかと感じています。
「地域情報を伝える“コミュニティラジオ”は、多様な住民の声に光を当て、その声を復興のまちづくりに反映させていくことが大きな役割。災害ラジオ放送の経験のない行政や住民が手探りで活動を続けている現状の中で、FMわぃわぃの経験と知識を分かち合い、住民と共につくるコミュニティのラジオ局への発展を支えたいのです」
FMわぃわぃの思いは、神戸から阪神・淡路大震災を経て、東北の地へと確かにつながっています。
「ボラサポ・ニュース」ではボラサポの助成を得て被災地で活動するさまざまな団体を今後も紹介していきます。
各団体へのご取材などのお問い合わせは下記、中央共同募金会・企画広報部までお待ちしております。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(愛称:ボラサポ)とは?
------------------------------------------------------------------------
東日本大震災の被災地における支援活動には、ボランティアグループやNPO が大きな役割を果たします。こうした活動を資金面で支援するため、赤い羽根の中央共同募金会では、赤い羽根「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)を運営しています。ボラサポは、2013 年3 月までの約2 年にわたり、被災地での支援活動を支えます。
●募金総額:30億8,290万5,837円 (1 月10 日現在累計)
○助成累計: 助成件数 941 件/助成総額 12 億2,082 万円
助成決定内容・団体自身による活動レポートは中央共募ホームページをご覧ください
www.akaihane.or.jp
ボラサポ公式Facebookページ www.facebook.com/borasapo
(耳より情報 毎日更新・ありがとう週間1 万ビュー)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
社会福祉法人中央共同募金会
【赤い羽根の支援金ボラサポ・ニュースVol.4】
赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」
〜阪神・淡路大震災から17年〜
神戸のNPO「経験生かし、被災地のまちづくりを支えたい」
阪神・淡路大震災から17年。のちにボランティア元年ともいわれる1995年、大震災の中から多くの市民団体・NPOが立ち上がりました。その中には、経験を役立てて東日本大震災の被災地支援を行っている団体もあります。赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(ボラサポ)が助成するNPO法人『FMわぃわぃ』もそのひとつ。
---------------------------------------------
▼FMわぃわぃ
神戸市長田区を中心に、コミュニティ放送を通じて「多文化・多民族共生のまちづくり」
を目指して活動するNPO法人。
---------------------------------------------
FMわぃわぃが生まれた神戸市長田区は、在日外国人が多く住む地域。「言葉の壁による情報格差をなくしたい」と、阪神・淡路大震災発生2週間後から在日外国人のための災害情報を多言語で放送しました。代表の日比野純一さんによると、関東大震災(1923年)のときのような外国人への差別、偏見を防ぎたいという強い思いがあったといいます。その後、地域の身近な情報を伝えるコミュニティFMとして発展。情報発信のみならず、多様な住民の声を伝え続けることで、国籍、民族、言葉、世代、障害の有無などを越えて人々をつなぎながら、復興へのまちづくりに関わってきました。
このたびの東日本大震災でも、住民たちの命綱となったのがラジオの災害情報です。日比野さんたちFMわぃわぃのメンバーは、「阪神・淡路大震災から培った経験を活かそう」と震災直後から被災地入りしました。機材やノウハウを提供して現地の臨時災害ラジオ局の立ち上げを支援するとともに、外国人向けに多言語音声情報(英語、中国語、韓国朝鮮語、タガログ語、スペイン語、ベトナム語)の音声素材を9つのラジオ局に提供しています。また、被災地の外国人が自らの声を同胞のコミュニティや地域社会に届けるラジオ番組を制作していく直接的な住民支援にも関わりました。
今回、日比野さんたちが被災地へ入って実感したのは、もともと外国人が多かった神戸に比べ、東北地方の在日外国人の割合は少なく、より声の届きにくい存在になっていること。外国人だけでなく、女性や子どもも発言力が弱い立場にあり、復興での話し合いの場に声が反映されにくいのではないかと感じています。
「地域情報を伝える“コミュニティラジオ”は、多様な住民の声に光を当て、その声を復興のまちづくりに反映させていくことが大きな役割。災害ラジオ放送の経験のない行政や住民が手探りで活動を続けている現状の中で、FMわぃわぃの経験と知識を分かち合い、住民と共につくるコミュニティのラジオ局への発展を支えたいのです」
FMわぃわぃの思いは、神戸から阪神・淡路大震災を経て、東北の地へと確かにつながっています。
「ボラサポ・ニュース」ではボラサポの助成を得て被災地で活動するさまざまな団体を今後も紹介していきます。
各団体へのご取材などのお問い合わせは下記、中央共同募金会・企画広報部までお待ちしております。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」(愛称:ボラサポ)とは?
------------------------------------------------------------------------
東日本大震災の被災地における支援活動には、ボランティアグループやNPO が大きな役割を果たします。こうした活動を資金面で支援するため、赤い羽根の中央共同募金会では、赤い羽根「災害ボランティア・NPO 活動サポート募金」(ボラサポ)を運営しています。ボラサポは、2013 年3 月までの約2 年にわたり、被災地での支援活動を支えます。
●募金総額:30億8,290万5,837円 (1 月10 日現在累計)
○助成累計: 助成件数 941 件/助成総額 12 億2,082 万円
助成決定内容・団体自身による活動レポートは中央共募ホームページをご覧ください
www.akaihane.or.jp
ボラサポ公式Facebookページ www.facebook.com/borasapo
(耳より情報 毎日更新・ありがとう週間1 万ビュー)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛