ジンマーの人工股関節用ライナー 2012年米国股関節学会にてJohn Charnley Award受賞
[12/02/24]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2012年2月24日
ジンマー株式会社
ジンマーの人工股関節用ライナー「Longevity」の長期成績
2012年米国股関節学会にてJohn Charnley Award受賞
2012年2月11日、ジンマー株式会社(東京都港区/代表取締役社長・小川一弥/以下:ジンマー)の人工関節用クロスリンクポリエチレンライナー「Longevity」の長期成績に関する研究が第40回米国股関節学会学術集会において、最も権威のあるJohn Charnley Awardを受賞したことをお知らせいたします。
人工股関節の緩みの原因となる摩耗粉を低減するというLongevityの製品コンセプトが10年以上の長期臨床研究により実証され、米国股関節学会での受賞という高い評価を受けました。
Longevityは人工股関節の緩みによる再手術のリスクを低減することで人工股関節の耐用年数を長期化するとともに、患者さまの再手術の身体的・経済的負担を軽減することに貢献します。
■受賞研究について
今回受賞した研究は、マサチューセッツ総合病院のCharles R. Bragdonらによる "Clinical Multi-centric Studies of the Wear Performance of Highly Cross-linked Re-melted Polyethylene in THR"というもので、Longevityクロスリンクポリエチレンを使用した900を超える関節における10年以上の臨床成績、X線評価、摩耗を示した多施設研究です。結果、摩耗は極めて少なく、最長13年の症例においても摩耗粉による骨溶解を示した例はありませんでした。
■米国股関節学会とJohn Charnley Awardについて
米国股関節学会は、股関節に関する知識向上を目的にした学会です。米国股関節学会の年次集会は、米国整形外科学会学術総会(AAOS)の時期に合わせて開催されます。John Charnley Awardは、英国で股関節手術の先駆者として有名なSir John Charnleyに因み、米国股関節学会から毎年、股関節疾患の治療において最も重要な進歩を示した研究に授与されます。受賞した研究は、Clinical Orthopedic and Related Research誌に掲載される予定です。
■従来のポリエチレン製ライナーの問題点について
人工股関節用ライナーは、人工股関節置換術で臼蓋形成用カップに設置され、関節面として大腿骨ステムの動きを支えるものです。従来のポリエチレン製ライナーは、関節の動きにより摩耗が発生し、摩耗粉が体内で異物として認識されることで人工関節周囲の骨が溶解する現象(骨溶解)が生じていました。これにより人工股関節が緩み、人工関節の交換(再置換)を余儀なくされることがありました。
■Longevityクロスリンクポリエチレンライナーについて
本製品は、再置換の原因となる摩耗を低減させるという製品コンセプトの元に開発され、1999年に米国で販売が開始されました。分子を繋ぐという架橋処理(クロスリンク)することで耐摩耗性を大幅に向上させていることが非臨床試験で確認されています。これまでにも多くの臨床研究において耐摩耗性が証明されていますが、今回受賞した研究はさらに長期的な臨床成績を示すものであり、本製品の長期的な信頼性を裏付けるものとなっています。
ジンマー株式会社
ジンマーの人工股関節用ライナー「Longevity」の長期成績
2012年米国股関節学会にてJohn Charnley Award受賞
2012年2月11日、ジンマー株式会社(東京都港区/代表取締役社長・小川一弥/以下:ジンマー)の人工関節用クロスリンクポリエチレンライナー「Longevity」の長期成績に関する研究が第40回米国股関節学会学術集会において、最も権威のあるJohn Charnley Awardを受賞したことをお知らせいたします。
人工股関節の緩みの原因となる摩耗粉を低減するというLongevityの製品コンセプトが10年以上の長期臨床研究により実証され、米国股関節学会での受賞という高い評価を受けました。
Longevityは人工股関節の緩みによる再手術のリスクを低減することで人工股関節の耐用年数を長期化するとともに、患者さまの再手術の身体的・経済的負担を軽減することに貢献します。
■受賞研究について
今回受賞した研究は、マサチューセッツ総合病院のCharles R. Bragdonらによる "Clinical Multi-centric Studies of the Wear Performance of Highly Cross-linked Re-melted Polyethylene in THR"というもので、Longevityクロスリンクポリエチレンを使用した900を超える関節における10年以上の臨床成績、X線評価、摩耗を示した多施設研究です。結果、摩耗は極めて少なく、最長13年の症例においても摩耗粉による骨溶解を示した例はありませんでした。
■米国股関節学会とJohn Charnley Awardについて
米国股関節学会は、股関節に関する知識向上を目的にした学会です。米国股関節学会の年次集会は、米国整形外科学会学術総会(AAOS)の時期に合わせて開催されます。John Charnley Awardは、英国で股関節手術の先駆者として有名なSir John Charnleyに因み、米国股関節学会から毎年、股関節疾患の治療において最も重要な進歩を示した研究に授与されます。受賞した研究は、Clinical Orthopedic and Related Research誌に掲載される予定です。
■従来のポリエチレン製ライナーの問題点について
人工股関節用ライナーは、人工股関節置換術で臼蓋形成用カップに設置され、関節面として大腿骨ステムの動きを支えるものです。従来のポリエチレン製ライナーは、関節の動きにより摩耗が発生し、摩耗粉が体内で異物として認識されることで人工関節周囲の骨が溶解する現象(骨溶解)が生じていました。これにより人工股関節が緩み、人工関節の交換(再置換)を余儀なくされることがありました。
■Longevityクロスリンクポリエチレンライナーについて
本製品は、再置換の原因となる摩耗を低減させるという製品コンセプトの元に開発され、1999年に米国で販売が開始されました。分子を繋ぐという架橋処理(クロスリンク)することで耐摩耗性を大幅に向上させていることが非臨床試験で確認されています。これまでにも多くの臨床研究において耐摩耗性が証明されていますが、今回受賞した研究はさらに長期的な臨床成績を示すものであり、本製品の長期的な信頼性を裏付けるものとなっています。