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災害体験学習もできる総合的な防災拠点「富山県広域消防防災センター」が4月1日オープンします。

富山県

国内トップレベルの訓練施設と学習施設を備えた総合的な防災拠点施設
「富山県広域消防防災センター」が4月1日(日)にオープンします。

 防災訓練及び災害時の活動拠点や防災教育の機能を備えた総合的な防災拠点施設「富山県広域消防防災センター」が4月1日(日)にオープンします。

 このセンターは、高さ日本一の主訓練棟(45m)や水深10mの潜水プールなど国内トップレベルの訓練設備を備えており、消防職員や消防団員が災害に備えて実践的な訓練を行います。

 また、建物は、大地震に耐えられる耐震構造となっているほか、自家発電設備、救援物資の備蓄倉庫などを備え、万が一、災害により県庁本庁舎の機能が失われた際には、県災害対策本部の役割も果たします。

 さらに、センター内には、自主防災組織や児童生徒など幅広い県民の防災学習の場として、体験型学習施設「四季防災館」を設置。四季ごとの災害を映像や展示で紹介しているほか、過去に大災害を引き起こした地震、風雨災害などを体験できる装置があり、災害に対する理解を深めることができます。また、初期消火や応急救護等も体験学習できます。

 今後、富山県では、同センターを拠点として、消防職員や消防団員等の防災専門人材の育成、家庭・地域・学校と連携した幼いころからの防災教育の充実、県庁本庁舎の被災を想定した防災訓練の実施などに取り組み、日本一の安全・安心県を目指します。


○県広域消防防災センターの特徴
■ 主な訓練施設
 ・主訓練塔(日本一の高さ45m)
  各種建物を想定した消火訓練、地上30mでの渡過ロープ訓練、高層階へのはしご車進入訓練など
 ・水難救助訓練施設(水深10mの潜水プール)
  気泡を発生させることで視界の悪い濁った水中での救助活動を想定した訓練
 ・実火災訓練施設
  木材や油などを実際に燃やした消火訓練
  ※従来は施設に制約があり、火を消す訓練は限定的にしか行えなかったが、煙を速やかに
   除去する装置を備えることで可能になったもの。

■ 災害時に対応した建物・設備
 ・震度7クラスの地震にも耐えられる耐震建築
 ・3日間の連続運転が可能な自家発電設備
 ・救援物資、非常食、救助資機材等を備えた備蓄倉庫
 ・断水の際に飲料水を確保するための耐震性貯水槽や井戸 など

■ 体験型学習施設「四季防災館」
 ・地震体験 地震の揺れを3次元に動く振動装置で体験
 ・風雨災害体験 室内で豪雨と暴風を体験
 ・初期消火体験 映像スクリーンの火災に向けた放水体験
 ・煙体験 ホテルの居室での火災発生を想定した煙の中を避難する体験 など

○ 開館記念式典
 ・日時:3月31日(土)10時〜
 ・場所:富山県広域消防防災センター 講堂兼大教室

○ 津波・原子力災害特別企画展(4月1日〜6月30日)
 ・体験学習コーナー(放射能の測定体験や放射線用防護服の試着コーナーなど)
 ・特別講演の開催
 ・津波や原子力災害に関するパネル展示

○ ゴールデンウイークや夏休みを利用した子供向け防災イベント
 ・ぼうさいレンジャーショー、ちびっこ防災まつり(5月)
 ・消防防災フェスティバル、ちびっこサバイバル(8月)

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