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世界最大級の帆船「海王丸」が、東京を出港       〜麗水(ヨス)万博にも参加〜

2012年4月8日

麗水(ヨス)万博 日本館

世界最大級の帆船「海王丸」が、東京を出港
〜麗水(ヨス)万博にも参加〜

-麗水万博・日本のナショナルデー(6月2日)で一般公開
-釜石市の小学生の絵画16点が麗水へ。麗水(ヨス)万博で展示

 世界最大級の帆船で“海の貴婦人”と称される日本の練習帆船「海王丸」が、4月7日(土)午後2時、東京を出港しました。海王丸は航海の途中、麗水(ヨス)万博に参加します。

 海王丸はこの航海で、東日本大震災の被災地である釜石市の小学生たちが描いた絵画(釜石ユネスコ協会主催「わたしたちのまち釜石の未来」絵画展入賞作品16点)を万博会場に運ぶことから、東京・晴海埠頭で行われた出航式では、絵画を小学生たちの代表の今泉秋希さん(釜石市立甲子小5年)と小国鈴さん(同小6年)から海王丸・渡邉船長に手渡しました。今泉さんらの絵画16点は、日本のナショナルデー(ジャパンデー、6月2日)に万博会場エキスポホールで展示することになっています。またそのコピーを日本館外壁に会期末(8/12)まで展示する予定です。
 この式典では、また荒木由季子麗水万博日本政府代表から渡邉船長に日本館フラッグが手渡されました。同フラッグは、海王丸万博参加を表すため、停泊中にマストに掲げられます。渡邉船長は子どもたちの絵画や日本館フラッグを託されたことについて 「皆さんの思いを麗水万博に届けます」と答えました。
 このほか、式典にかけつけた駐日韓国大使館の徐炯源 (ソヒョンウォン)公使らが挨拶をしました。

 海王丸は、この後ハワイを経て、ジャパンデーに合わせて、5月30日に麗水に寄港します。麗水では、ジャパンデーの象徴として海洋国家・日本をアピールするとともに、船内の公開やセイルドリルによる実習生の訓練状況を公開し、日韓の相互理解と親善に努める予定です。

≪麗水(ヨス)万博での海王丸関連イベントについて≫

 5月30日から6月3日まで麗水に寄港する海王丸では、以下のようなイベントを予定しています。

◆海王丸関連の主な行催事

 5月30日(水)             麗水(ヨス)寄港、入港セレモニー
 5月31日(木)               -
 6月 1日(金)             一般公開
 6月 2日(土)(※ジャパンデー)  セイルドリル
 6月 3日(日)             登しょう礼、出港

 ※ジャパンデーについて
 国際博覧会においては、主催国が公式参加国の参加を称え、歓迎の意を表する
 特別行事の日としてナショナルデーが設けられます。
 麗水(ヨス)万博における日本のナショナルデーである「ジャパンデー」は6月2日。
 当日は韓国側が公式式典を開催し、日本側が文化公演やレセプションを行う予定です。


?入港セレモニー(5月30日)
 “海の貴婦人”と称される海王丸の入港を記念して、入港セレモニーが
 行われます。着岸の汽笛を合図に韓国の音楽隊による演奏で式典が開始され、
 この式典で、海王丸船長に託された釜石市の小学生たちの絵画16点が、
 日本館に引き渡されます。
 
?一般公開(6月1日)
 海王丸の船内を、万博会場を訪れた方々に一般公開します。

?セイルドリル(6月2日)
 セイルドリルは、帆船が着岸中に帆(セイル)を広げ、畳む作業を行う
 訓練のことです。実習生が力を合わせて作業にあたりますが、帆を広げ、畳む、
 それぞれの訓練に約1時間を要します。通常は陸岸から遠く離れた洋上で行う
 訓練のため、帆を広げた海王丸の姿を陸から見ることができる貴重な機会で、
 実習生が一体となるチームワークが見どころです。
 
?登しょう礼、出港式(6月3日)
 登しょう礼は英語で“Man the yards”といい、各ヤード(帆桁)に人員を配して行う
 帆船で最高の礼です。海王丸の登しょう礼は、実習生らが全員で「ごきげんよう」と
 発声しながら帽子を振りながら出港します。世界最大級の帆船である海王丸の
 出港時の姿は、万博会場を訪れた人々に強い印象を残すものと期待されています。
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