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2012年度オリジナル調査(1) 「デジタルコミュニケーションライフ調査」実施

2012年5月15日

 (株)NTTアド

若者のインターネット利用実態に迫る!
10代の7割フィーチャーフォン派、20代の6割スマホ派。
女子大生、OLの9割が仲間とのコミュニケーション、ケータイメール重視。
〜NTTアド2012年度オリジナル調査(1) デジタルコミュニケーションライフ調査」実施〜

 (株)NTTアド(東京都品川区、代表取締役社長:軸屋真司)は、通信利用に関する生活者の意識と実態を全国規模で把握することを目的に「デジタルコミュニケーションライフ調査」を毎年行っています。今回は、2011年11月10日〜11月21日、郵送調査を行い、全国15〜65歳5,660名から回答を得た結果をもとに、10〜20代若者のインターネット利用実態をまとめました。
 その結果、10〜20代は、パソコンやフィーチャーフォン(スマートフォン以外の多機能携帯電話)、スマートフォン、タブレットといった端末を併用しながらインターネットを積極的に利用していることがわかりました。
 具体的には、以下の調査結果概要となりました。

【調査結果概要】
1.インターネット利用率
・パソコン、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレットの4端末の延べインターネット利用率は、20代が228ポイント、10代が211ポイントで、他世代よりも積極的な利用を示す。
・10代の約7割が「フィーチャーフォン」、20代の約6割が「スマートフォン」を積極的に併用。

2.インターネットコンテンツ利用状況
・自宅パソコンから10〜20代がよく利用しているのは「YouTube等動画共有サイト」74.5%。
 特に大学生の8割以上が利用。
・フィーチャーフォンから10〜20代がよく利用しているのは「Facebook等SNS」33.8%。
 特に大学生(女)の約5割が利用。
・スマートフォンから10〜20代がよく利用しているのは「Facebook等SNS」36.1%。
 特に大学生(女)の約5割が利用。

3.コミュニケーション・ライフスタイルに関する価値観
・10〜20代に多い価値観は
  「仲間とのコミュニケーションを円滑にしたい」83.0%
  「状況を考慮して電話でなくメールすることがある」80.6%
  「メールはパソコンより携帯電話を利用するほうが多い」80.1%。
・30代以上とのポイント差が大きいのは
  「テレビを見ながらネットや携帯メールをする」23ポイント
  「共通の意見・趣味を持つ仲間を増やしたい」20ポイント。
・女性の大学生・有職者の約9割が「仲間とのコミュニケーション」、「電話、自宅パソコンよりも携帯メール」重視。


 今回の調査では、10〜20代がフィーチャーフォンやスマートフォンを積極的に併用しながら、インターネットを利用していることがわかりました。特に、大学生を中心に「YouTube」や「Facebook」など、他者とのコミュニケーションが楽しめるソーシャルメディアを積極的に利用している実態も明らかとなりました。
 時間や場所にとらわれず、快適で手軽に情報検索や情報共有を可能にするスマートフォンは、大学生のキャンパスライフや就職活動に不可欠なツールと言われています。
 また、就職活動にFacebookをはじめとしたSNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用して、企業の採用担当者や学生同士で情報交換を行う、いわゆる「ソー活」も話題になっており、今後も学生を中心にスマートフォンやSNSの普及が加速するものと思われます。


【調査概要】
 ・調査地域 :札幌、仙台、首都圏(東京30km圏)、名古屋(名古屋20km圏)、関西(大阪25km圏)、福岡
 ・調査対象 :上記地域在住の15〜65歳男女
 ・有効回収数: 5,660名
 ・調査方法 :郵送法
 ・調査時期 :2011年11月10日〜11月21日
※性年代別人数を、2010年住民基本台帳(年齢スライド処理)を使用した母集団構成比でウェイトバックし、合計が10,000サンプルとなるように調整した数値を用いて集計。(ウエイトバック集計)
(サンプル構成参照)


【調査結果詳細】
1.インターネット利用率(端末別)
 どの端末からインターネットを利用しているかを聞いたところ、全体では「自宅パソコン」88.6%、「フィーチャーフォン(通常の携帯電話)」60.9%、「スマートフォン」35.5%、「タブレット」9.7%となりました。
 年代別で比較すると、10代の約7割が「フィーチャーフォン」、20代の約6割が「スマートフォン」から利用していると回答しており、全体よりも高くなっています。
 さらに、インターネット利用率の4端末合計スコアを比較すると、20代が228ポイント、10代が211ポイントとなり、10〜20代が、フィーチャーフォンやスマートフォンを積極的に併用しながらインターネットを利用していることがわかりました。
 そこで、10〜20代特有のインターネット利用実態、さらにはコミュニケーションに関する価値観を把握するため、高校生、大学生、有職者の属性に分けて、30代以上の世代との違いを比較をしてみました。
(図1参照)


2.インターネットコンテンツ利用状況(端末別)
 どの端末からどのインターネットコンテンツを利用しているかと聞いたところ、自宅パソコンから10〜20代がよく利用しているのは「YouTube等動画共有サイト」74.5%、「音楽」49.2%、「Facebook等SNS」44.4%が上位に挙がり、30代以上の利用率を大幅に上回りました。その中でも「YouTube等動画共有サイト」は大学生の8割以上が利用しています。
 フィーチャーフォンから10〜20代がよく利用しているのは「Facebook等SNS」33.8%がトップとなり、30代以上の利用率を大幅に上回り、特に大学生(女)の約5割が利用しています。
 また、スマートフォンから10〜20代がよく利用しているのは「Facebook等SNS」36.1%、「YouTube等動画共有サイト」34.0%、「Twitter等ミニブログ」28.5%、「音楽」28.1%、「個人のブログ・プロフサイト」26.7%が上位に挙がり、30代以上の利用率を大幅に上回りました。中でも、フィーチャーフォン同様「Facebook等SNS」の大学生(女)の利用率が約5割となっています。
 動画共有サイトやSNSなど、他の人とのコミュニケーションが楽しめるソーシャルメディアを積極的に利用している点が10〜20代の特徴であり、特に大学生にその傾向が強いと言えるでしょう。
(図2参照)


3.コミュニケーション・ライフスタイルに関する価値観
 10〜20代に多い価値観は「仲間とのコミュニケーションを円滑にしたい」83.0%、「状況を考慮して電話でなくメールすることがある」80.6%、「メールはパソコンより携帯電話を利用するほうが多い」80.1%が上位に挙がりました。
 また、30代以上とのポイント差が大きいのは「テレビを見ながらネットや携帯メールをする」23ポイント、「共通の意見・趣味を持つ仲間を増やしたい」20ポイントとなり、10〜20代の特有の価値観になっていることがわかります。
 属性別では、大学生(女)の約9割が「仲間とのコミュニケーションを円滑にしたい」「メールはパソコンより携帯電話を利用するほうが多い」、有職者(女)の約9割が「状況を考慮して電話でなくメールすることがある」「メールはパソコンより携帯電話を利用するほうが多い」と回答し、全体よりも高い傾向にあります。
 仲間とのコミュニケーションやつながりを重視し、電話や自宅パソコンよりも携帯メールを好む点が、10〜20代の特徴であり、特に女性の大学生や有職者にその傾向が強いと言えるでしょう。
(図3参照)


4.まとめ
 今回の調査では、10〜20代がフィーチャーフォンやスマートフォンを積極的に併用しながら、インターネットを利用していることがわかりました。特に、大学生を中心に「YouTube」や「Facebook」など、他者とのコミュニケーションが楽しめるソーシャルメディアを積極的に利用している実態も明らかとなりました。
 時間や場所にとらわれず、快適で手軽に情報検索や情報共有を可能にするスマートフォンは、大学生のキャンパスライフや就職活動に不可欠なツールと言われています。
 また、就職活動にFacebookをはじめとしたSNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用して、企業の採用担当者や学生同士で情報交換を行う、いわゆる「ソー活」も話題になっており、今後も学生を中心にスマートフォンやSNSの普及が加速するものと思われます。
                                                                                  以 上

【お問い合わせ先】
(株)NTTアド コミュニケーションプランニング局
TEL 03-5745-7623
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