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社員主体の省エネの取り組みが2012年度グッドデザイン賞を受賞

2012年10月1日

富士ゼロックス株式会社

社員主体の省エネの取り組みが2012年度グッドデザイン賞を受賞

富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社: 東京都港区、社長:山本忠人)の『自立分析型エネルギー使用量見える化システム「EneEyes」を活用した、省エネの取り組み』が、公益財団法人日本デザイン振興会(東京都港区、会長:永井一正氏)が主催する「2012年度グッドデザイン賞」を受賞いたしました。
EneEyesは、エネルギーの使用量やCO2の排出量、その他の環境に関する情報をさまざまな形で見える化し、当事者が全エネルギー消費データを自由にアクセスし分析できる“自立分析型”の見える化システムです。
2010年、横浜市に竣工した研究開発拠点「富士ゼロックスR&Dスクエア」で、各フロア・組織の省エネ推進者のもとで全社員がEneEyesを活用し、職場のエネルギーの使い方について自ら1)理解2)業務に合った効果的な省エネ施策を立案3)実行4)効果を確認するというサイクルを回し、省エネを実現しました。
もともとこのビルは人感センサーによるLED照明の制御、自然エネルギーの活用などにより環境面に配慮し、CO2排出量が35%削減(従来比)されており、この取り組みによりさらに大幅な省エネ(2011年度は約30%の効果)を実現しています(図2)。
今回の受賞は、「EneEyes」を活用して社員主体で省エネ実証実験に取組んだことが評価されました。
当社は、2009年に発表した「2020年温室効果ガス削減目標」において、ライフサイクル全体のCO2削減に加え、ソリューション提供によるお客様や社会のCO2排出量700万トン削減を目標に掲げ、技術開発、商品開発に取り組んでおり、その一環として「EneEyes」の実証実験を進めています。
当社は今後「EneEyes」を他の事業所に展開すると同時に、富士ゼロックスでのノウハウや経験をベースに、個々のお客様に合った風土や働き方の変革をサポートし、グローバルな環境改善に寄与してまいります。
■グッドデザイン賞とは
「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨運動です。その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。
 その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,000件、55年間で約38,000件におよんでいます。
 賞はこの「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成され、受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。最新のアンケート調査では、このGマークの認知率は88%にもおよんでいます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。
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