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HSP105 抗原ペプチドに係る特許が日本で成立

2012年11月7日

株式会社メディネット

HSP105 抗原ペプチドに係る特許が日本で成立

株式会社メディネットは、2011年8月31付リリースにて開示しましたように、HSP105i抗原ペプチドiiに関する権利化を欧州11カ国で成立させておりますがiii、この度、日本においても特許が成立いたしましたので、お知らせします。

HSP105は、膵がん、大腸がん、乳がん、食道がんなど、多くのがんに高発現していることが確認されており、幅広いがんに対する治療効果が期待されている新規のがん抗原です。近年、このようながん抗原のペプチドを利用し、「樹状細胞ワクチン療法」をはじめとする「がんワクチン」の開発が世界中で活発に行われていす。

今般の特許成立を受けて、メディネットは、HSP105抗原ペプチドを用いたがんワクチンivの開発、樹状細胞ワクチン療法やCTL療法等への応用、および本抗原ペプチドのライセンシング等、HSP105抗原ペプチドの事業化を目指してまいります。今後も、当社事業に関連する特許を国内外において適時取得し、当社が独占的に事業化できる体制を確立してまいります。


【特許情報】
登録番号: 特許第5112615 号
発明の名称: 癌抗原及びその利用
発明者: 中面哲也、西村泰治
権利者: MEDINET Co., Ltd.

以上


i. HSP105
HSP105 (Heat Shock Protein 105)は、熱などの何らの要因によって体内で生産されるストレスタンパク質に分類される。大腸がん、膵がん、乳がん、食道がん等の多くの症例で高発現するタンパク質で、正常では精巣に高発現している。HSP105 が高発現していることが確認された場合、HSP105 抗原ペプチドを用いることにより、抗原特異的な免疫治療が可能となる。

ii. HSP105 抗原ペプチド
HSP105 タンパク質を構成するアミノ酸配列の内、特にがん抗原特異的CTL が強く反応する部分を指す。このペプチドをワクチンに用いることでCTL を効率的に刺激・増殖させることができる。

iii.
平成23 年8 月31 日付リリース
「HSP105由来がん抗原ペプチドに係る特許が欧州11カ国で成立」
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=announcement&sid=7507&code=2370

平成23 年11 月15 日付リリース
「東京大学とHSP105 抗原ペプチドを用いた樹状細胞ワクチンの臨床試験を開始」
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=934896
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