財団法人 竹田綜合病院(福島県会津若松市)で富士ゼロックスの診療記録統合管理システムが稼働
[12/11/12]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2012年11月12日
富士ゼロックス株式会社
財団法人 竹田綜合病院(福島県会津若松市)で富士ゼロックスの診療記録統合管理システムが稼働
-医療現場の業務効率向上と、医療の質・安全の向上に貢献
-紙の診療記録の電子化と電子カルテシステムの連携で全ての診療記録が閲覧可能に
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂、社長: 山本 忠人)は、財団法人竹田綜合病院(福島県会津若松市山鹿町、理事長:竹田 秀氏)に、紙や電子のあらゆる診療記録を統合管理するシステムを提供、同病院が10月1日にオープンした新病棟「総合医療センター」で稼働いたしました。
竹田綜合病院は、病床数約837床、外来患者年間約25万人で、福島県の会津・南会津医療圏の地域医療再生計画における中核病院として位置づけられています。当社は同病院の10月1日の新病棟「総合医療センター」のオープンに合わせ、紙や電子で日々蓄積される診療記録を、当社のソフトウェア「Apeos PEMaster ProRecord Medical(アペオス ピーイーマスター プロレコード メディカル)」を活用して統合管理するシステムを構築しました。
医療機関では「患者がいつどの診療科を受診し、どんな検査、治療、手術を受け、経過がどうなっているかなどの情報を俯瞰して把握したい」、「医療従事者が診療科を越えて迅速に情報を共有したい」などの要望があります。一方、診療記録は、法的に保存が義務づけられた記録であり、定められた期間確実に保管しておく必要があります。
竹田綜合病院では1日約10000件にのぼる診療記録が発生しますが、捺印やサインを必要とする紙文書はもちろん、多様なシステムで生成されたレポートや、患者様が他院から持ち込む診療情報提供書なども含まれており、さまざまな形態で存在する診療記録を管理する仕組みがなく、記録管理の業務の負担や情報の検索性が課題となっていました。
今回当社は、同病院が紙で運用している診療記録、部門システムや検査システムで印刷された紙の記録、多様なアプリケーションで作成された電子文書などをすべて汎用的なドキュメント形式(PDFまたはDocuWorks※)に統一し、病院の端末で確認できるようにしました。「Apeos PEMaster ProRecord Medical」は、院内で稼動する多様なシステムや基幹システムと柔軟に連携できることが特長で、同病院が使用する電子カルテシステムと連携し、カルテ情報と合わせて閲覧することも可能です。システム導入とともに、新病棟に紙の診療記録を電子化するためのスキャンセンターを構築し、紹介状、同意書、問診票など1日あたり1300枚を越える紙文書を全て電子化し、見やすさや患者情報との紐づけに間違いがないかを確認した上でシステムに登録する仕組みを提供しました。
竹田綜合病院は、今回構築した診療記録統合管理システムを長期に記録を保存するバックアップシステムとして、また、将来の地域医療連携を見据えて他病院や診療所との情報共有を効率的に行うための基盤として位置づけています。当社は、今後も引き続き院内の多様なシステムとの連携強化や、記録の二次活用などを支援し、医療の質と安全の向上はもちろん、地域医療連携の促進に貢献してまいります。
【財団法人 竹田綜合病院 法人事務局 総合開発部長 東瀬 多美夫氏のコメント】
今回「Apeos PEMaster ProRecord Medical」を導入し、電子カルテだけではカバーしきれないさまざまな診療記録類を一元的に管理できるシステムを構築できました。これにより、診療記録の検索性と一覧性が確保され、診断に関するプロセス全体が俯瞰できるようになったことは非常に画期的だと思います。今後は地域の医療機関との連携をさらに強化していく際の情報共有を支援する仕組みとしても、発展的に活用していけるものと期待しています。
【Apeos PEMaster ProRecord Medicalについて】
当社は、オフィスを中心に培ってきた文書管理の技術やノウハウを医療情報分野にも展開すべく、医療現場で求められる記録管理のあり方を3年以上に渡り調査、研究し、実証実験を経て、さまざまな診療記録を効率的に統合管理し長期に閲覧可能とするシステムを開発しました。ドキュメントをベースとした診療記録管理のコンセプト「Document Archiving and Communication System(通称DACS)」※の実現を目指しています。
※ Document Archiving and Communication System: 媒体によらず、システムの種類によらず、患者に関する全ての文書情報を統合的に収集管理し、永続的に閲覧可能とするシステムを構築し「ここになければどこにもない」の実現を目指す。大阪大学医学部附属病院医療情報部が提唱するコンセプト
■主な特長
1.長期間にわたる診療記録の電子保存・閲覧を実現
本ソフトウェアは、診療記録を汎用的なドキュメント形式(PDFやDocuWorksなど)に統一し、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に示された電子保存に関する要件(真正性、見読性、保存性の担保)を満たす保存形式になっております。したがって、様々なシステムごとに存在するアプリケーション独自のフォーマットに左右されない上に、システム変更やバージョンアップによる見読性の損失などの影響を受けることもありません。さらに、診療記録一点ごとに【電子署名(誰が)】、【タイムスタンプ(いつ)】を付与することで、すべての記録を原本性を確保した状態で長期間安全に保存し、閲覧することが可能となります。
2.マルチベンダー対応のシステムで記録管理にかかる付帯業務を低減
院内で稼動する多様なシステムや基幹システムと柔軟に連携できるため、既存のインフラやワークフローを活かしながら、分散管理された記録を集中管理する仕組みを構築することができます。散在する記録管理にかかる医療従事者の付帯業務を低減し、本来業務への集中を支援します。
富士ゼロックス株式会社
財団法人 竹田綜合病院(福島県会津若松市)で富士ゼロックスの診療記録統合管理システムが稼働
-医療現場の業務効率向上と、医療の質・安全の向上に貢献
-紙の診療記録の電子化と電子カルテシステムの連携で全ての診療記録が閲覧可能に
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂、社長: 山本 忠人)は、財団法人竹田綜合病院(福島県会津若松市山鹿町、理事長:竹田 秀氏)に、紙や電子のあらゆる診療記録を統合管理するシステムを提供、同病院が10月1日にオープンした新病棟「総合医療センター」で稼働いたしました。
竹田綜合病院は、病床数約837床、外来患者年間約25万人で、福島県の会津・南会津医療圏の地域医療再生計画における中核病院として位置づけられています。当社は同病院の10月1日の新病棟「総合医療センター」のオープンに合わせ、紙や電子で日々蓄積される診療記録を、当社のソフトウェア「Apeos PEMaster ProRecord Medical(アペオス ピーイーマスター プロレコード メディカル)」を活用して統合管理するシステムを構築しました。
医療機関では「患者がいつどの診療科を受診し、どんな検査、治療、手術を受け、経過がどうなっているかなどの情報を俯瞰して把握したい」、「医療従事者が診療科を越えて迅速に情報を共有したい」などの要望があります。一方、診療記録は、法的に保存が義務づけられた記録であり、定められた期間確実に保管しておく必要があります。
竹田綜合病院では1日約10000件にのぼる診療記録が発生しますが、捺印やサインを必要とする紙文書はもちろん、多様なシステムで生成されたレポートや、患者様が他院から持ち込む診療情報提供書なども含まれており、さまざまな形態で存在する診療記録を管理する仕組みがなく、記録管理の業務の負担や情報の検索性が課題となっていました。
今回当社は、同病院が紙で運用している診療記録、部門システムや検査システムで印刷された紙の記録、多様なアプリケーションで作成された電子文書などをすべて汎用的なドキュメント形式(PDFまたはDocuWorks※)に統一し、病院の端末で確認できるようにしました。「Apeos PEMaster ProRecord Medical」は、院内で稼動する多様なシステムや基幹システムと柔軟に連携できることが特長で、同病院が使用する電子カルテシステムと連携し、カルテ情報と合わせて閲覧することも可能です。システム導入とともに、新病棟に紙の診療記録を電子化するためのスキャンセンターを構築し、紹介状、同意書、問診票など1日あたり1300枚を越える紙文書を全て電子化し、見やすさや患者情報との紐づけに間違いがないかを確認した上でシステムに登録する仕組みを提供しました。
竹田綜合病院は、今回構築した診療記録統合管理システムを長期に記録を保存するバックアップシステムとして、また、将来の地域医療連携を見据えて他病院や診療所との情報共有を効率的に行うための基盤として位置づけています。当社は、今後も引き続き院内の多様なシステムとの連携強化や、記録の二次活用などを支援し、医療の質と安全の向上はもちろん、地域医療連携の促進に貢献してまいります。
【財団法人 竹田綜合病院 法人事務局 総合開発部長 東瀬 多美夫氏のコメント】
今回「Apeos PEMaster ProRecord Medical」を導入し、電子カルテだけではカバーしきれないさまざまな診療記録類を一元的に管理できるシステムを構築できました。これにより、診療記録の検索性と一覧性が確保され、診断に関するプロセス全体が俯瞰できるようになったことは非常に画期的だと思います。今後は地域の医療機関との連携をさらに強化していく際の情報共有を支援する仕組みとしても、発展的に活用していけるものと期待しています。
【Apeos PEMaster ProRecord Medicalについて】
当社は、オフィスを中心に培ってきた文書管理の技術やノウハウを医療情報分野にも展開すべく、医療現場で求められる記録管理のあり方を3年以上に渡り調査、研究し、実証実験を経て、さまざまな診療記録を効率的に統合管理し長期に閲覧可能とするシステムを開発しました。ドキュメントをベースとした診療記録管理のコンセプト「Document Archiving and Communication System(通称DACS)」※の実現を目指しています。
※ Document Archiving and Communication System: 媒体によらず、システムの種類によらず、患者に関する全ての文書情報を統合的に収集管理し、永続的に閲覧可能とするシステムを構築し「ここになければどこにもない」の実現を目指す。大阪大学医学部附属病院医療情報部が提唱するコンセプト
■主な特長
1.長期間にわたる診療記録の電子保存・閲覧を実現
本ソフトウェアは、診療記録を汎用的なドキュメント形式(PDFやDocuWorksなど)に統一し、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に示された電子保存に関する要件(真正性、見読性、保存性の担保)を満たす保存形式になっております。したがって、様々なシステムごとに存在するアプリケーション独自のフォーマットに左右されない上に、システム変更やバージョンアップによる見読性の損失などの影響を受けることもありません。さらに、診療記録一点ごとに【電子署名(誰が)】、【タイムスタンプ(いつ)】を付与することで、すべての記録を原本性を確保した状態で長期間安全に保存し、閲覧することが可能となります。
2.マルチベンダー対応のシステムで記録管理にかかる付帯業務を低減
院内で稼動する多様なシステムや基幹システムと柔軟に連携できるため、既存のインフラやワークフローを活かしながら、分散管理された記録を集中管理する仕組みを構築することができます。散在する記録管理にかかる医療従事者の付帯業務を低減し、本来業務への集中を支援します。