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2012年11月16日

株式会社共同通信社

【あのベストセラーをもう一度読み返したくなる、愛に満ちたブックガイド】「空想読解　なるほど、村上春樹」 を発売

共同通信社では、11月19日に小山鉄郎著「空想読解　なるほど、村上春樹」を刊行いたします。

『ノルウェイの森』刊行時唯一のインタビュアーであり、『アンダーグラウンド』刊行を特報した筆者が、ハルキの謎にせまります。

妻は青いティッシュペーパーをなぜ嫌うのか？　大長編『大菩薩峠』と『１Ｑ８４』の関係性とは？　村上作品と白川静文字学との繋がりとは？……　
村上春樹と同年生まれの著者は、30年近く文芸記者として村上春樹にインタビューを繰り返し、対話を重ねてきました。　世界的なベストセラー作家らしく、村上春樹をめぐる本も既に多く出版されています。しかし作品のディテールを分析するだけでは、なかなかその本質に迫りきれないのが村上春樹です。
彼はデビュー以来何を考え、何を書いてきたのか。
本書では、作品群を貫くキーワードからそのことを考え抜いており、読み終えたとき、村上春樹という作家の心のあり方が少しうかがえるような内容になっています。

村上春樹の小説をことさら難しく読む必要はありません。
彼は一貫して、人間の成長、成長することの大切さということを書いているのです。
そこから聞こえてくるものに耳を澄ませながら読むことが、
村上春樹の作品を読む際の最大のポイントだと、私は考えています。（本文より）


■本書概要■

書　名 ： 空想読解　なるほど、村上春樹
著　者 ： 小山鉄郎
定　価 ： 1,470円(税込)
サイズ ： 四六判　並製 280ページ
コード ： ISBN978-4-7641-0655-0　C0095
発売日 ： 2012年11月19日