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平成25年3月期の業績に関するお知らせ(R-Tech Ueno)

平成25年5月14日

株式会社アールテック・ウエノ
(JASDAQ・コード4573)

平成25年3月期の業績に関するお知らせ(R-Tech Ueno)

本日、当社は平成25年3月期の決算短信を発表しましたのでお知らせします。
当期における主な内容は以下の通りです。

【前期比較と計画達成率】
【四半期実績推移】
詳細は下記URLよりご覧ください。
http://www.rtechueno.com/news/130514_news.pdf

経営成績について
・当事業年度の売上高は、北米向けレスキュラの初期出荷や日本向けAMITIZA(R)カプセルの販売が好調に推移したこと等により、4,552百万円(前期比12.3%増)となりました。
 利益面におきましては、前期と比べ増収となったものの、ロイヤリティー収入の減少に伴う売上総利益率の低下(前期と比べ4.8ポイント減)及び網膜色素変性治療薬(当社開発コード:UF-021)の第3相臨床試験開始等に伴う研究開発費の増加(前期比39.5%増)により、営業利益は784百万円(同26.2%減)となりました。  
また、昨今の円安に伴い93百万円の為替差益が発生したため、経常利益は890百万円(同17.0%減)、当期純利益は561百万円(同17.4%減)となりました。


財政状態について
・当事業年度末の資産合計は、9,919百万円(前期比6.3%増)となりました。これは主として前期と比べ2013年3月度の売掛金が増加したことにより469百万円から1,157百万円(同146.8%増)となったことによるものです。
 負債合計は、1,728百万円(同40.0%増)となりました。これは主として網膜色素変性の治験開始に伴う支払増加等に伴い、未払金が242百万円から379百万円(同56.6%増)となったことによるものです。
 純資産合計は、8,191百万円(同1.2%増)となりました。これは主として自己株式の消却により資本剰余金が188百万円減少したものの、利益剰余金が266百万円増加したことによるものです。


経営に関する情報(平成24年4月1日から現在まで)

・平成24年4月24日、睫毛貧毛症治療薬として開発中のRK-023について、第1相臨床試験が完了し、眼圧下降や充血などの眼科的所見も認められず、薬物動態の結果からもRK-023の安全性上の問題は少ないことが判明しました。

・平成24年5月21日、当社従業員に対し、株式報酬型ストック・オプションとして新株予約権を発行することについて平成24年6月22日開催の当社定時株主総会に付議することを発表いたしました。

・平成24年7月6日、武田薬品工業との仲裁申立ての結果が判明し、武田薬品及びスキャンポ社と締結したAMITIZA(R)カプセルの独占的供給契約(Supply Agreement)は継続することとなり、損害賠償も認められなかったことを発表いたしました。

・平成24年7月9日、スキャンポ社が日本において慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)治療薬としてAMITIZA(R)カプセルの製造販売承認を取得したことを発表いたしました。

・平成24年7月12日、当社の化合物であるイソプロピルウノプロストンのドラッグデリバリーシステムを開発するため、国立大学法人東北大学と共同研究を実施することを発表いたしました。

・平成24年7月19日、当社取締役と従業員に対して株式報酬型ストック・オプションとして新株予約権を発行することを発表いたしました。

・平成24年7月31日、スキャンポ社は、米国食品医薬品局(FDA)に対してルビプロストン(米国製品名:AMITIZA(R)カプセル)の非癌性疼痛患者を対象としたオピオイド誘発性腸機能障害(OBD)治療薬を新たな適応として追加新薬申請(sNDA)を行ったと発表いたしました。

・平成24年9月19日、スキャンポ社は英国において慢性特発性便秘症治療薬としてルビプロストン(米国製品名:AMITIZA(R)カプセル)の製造販売承認を取得したことを発表いたしました。

・平成24年11月12日、機動的な資本政策の実行及び株主への還元を目的とした自己株式の取得(上限2,000株、総額3億円)を発表いたしました。

・平成24年11月29日、スキャンポ社とアボットジャパンが日本において慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)治療薬としてAMITIZA(R)カプセルの販売を開始したことを発表いたしました。

・平成24年12月12日、平成24年11月12日に発表した自己株式の取得が終了したことを発表いたしました。

・平成24年12月19日、スキャンポ社は米国食品医薬品局(FDA)からレスキュラ(R)点眼液の添付文書について追加新薬承認申請の承認を受けたことを発表いたしました。

・平成25年2月1日、当社は、網膜色素変性(開発コード:UF-021)の開発について、科学技術振興機構(JST)からA-STEPとして採択されたことを発表いたしました。

・平成25年2月8日、スキャンポ社は、当社、Sucampo AG、及び武田薬品工業株式会社とその関連会社と共に、AMITIZA(R)カプセル(一般名:ルビプロストン)の後発品を販売するために米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請(ANDA)を行ったAnchen Pharmaceuticals,Inc.(以下、Anchen社)とその関連会社に対し、特許侵害訴訟を提起したことを発表しました。

・平成25年2月21日、スキャンポ社は、米国においてレスキュラ(R)点眼液を上市したことを発表いたしました。

・平成25年3月13日、網膜色素変性に対するウノプロストン(開発コード UF-021)点眼液の第3相臨床試験の症例登録を開始したことを発表しました。

・平成25年3月21日、当社が保有する自己株式2,000株を平成25年3月29日に消却することを発表しました。

・平成25年4月26日、重症ドライアイに対する遺伝子組換え人血清アルブミン (開発コード RU-101)点眼液の新薬臨床試験開始(IND)申請がFDAより承認されたことを発表しました。

・平成25年4月30日、スキャンポ社はルビプロストンが非癌性疼痛患者を対象としたオピオイド誘発性腸機能障害(OBD)治療薬としてFDAから承認されたことを発表しました。


本日、平成25年3月期決算短信について、経営陣を代表して当社代表取締役社長 眞島行彦は、以下のコメントを発表しました。
「本日、平成25年3月期決算短信を発表しました。業績については平成25年2月12日に公表した業績予想どおりに着地しております。売上高は、米国におけるレスキュラ(R)点眼液及び日本におけるAMITIZA(R)カプセルの販売が開始されたことに加え、既存の米国向けAMITIZA(R)カプセルも堅調に推移したため、前期より499百万円増の4,552百万円(前期比12.3%増)となりました。経常利益については、研究開発費が前期より397百万円増の1,279百万円(前期比39.5%増)となったこと等により、178百万円減の895百万円(前期比16.6%減)となりました。
 来期の業績については、AMITIZA(R)カプセルが米国においてオピオイド誘発性便秘症治療薬として承認されたことに加え、日本での販売が堅調なことから増収を見込んでおります。研究開発費については、網膜色素変性の第3相臨床試験、ドライアイの第1・2相臨床試験が本格的に始まりますが、その他の開発パイプラインとのバランスを取りながら進めるため、当期と同程度の研究開発費を見込んでおります。以上の理由により、来期は増収増益になる見込みで、配当金についても1株当たり20円(分割前換算で4,000円で増配)を予定しております。
 また、当社は2015年度までにROE(自己資本利益率)を10%以上にすることを中期経営目標に掲げました。既存の売上に加え、今後は日本におけるAMITIZA(R)カプセルの売上、米国において新たに承認されたオピオイド誘発性便秘症のAMITIZA(R)カプセルの売上等により増収増益トレンドになると予想しております。今後3年間は主にレスキュラ(R)点眼液とAMITIZA(R)カプセルの増収分で中期経営計画の達成を目指します。将来的に網膜色素変性治療薬の上市、ドライアイのライセンスアウトが実現すれば、企業価値をより高めていくことに寄与すると考えております。今後も安定的に既存製品を供給しつつ、アンメットメディカルニーズ対応やオーファンドラッグを開発し、社会に貢献していきたいと考えております。」

                                                以 上
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