酒文化研究所アンケート調査【酒飲みのミカタ6月】
[13/06/12]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2013.6.12
株式会社酒文化研究所
“酒飲みのミカタ6月”【父の日にお父さんが欲しいお酒は】
“酒飲みのミカタ”〜6月号
酒飲みの酒飲みによる酒飲みのためのマンスリーアンケート調査
テーマ【父の日にお父さんが欲しいお酒は】
酒文化研究所が実施するアンケート調査「酒飲みのミカタ第6回」は、「父の日のお酒、お父さんが欲しいお酒」です。
酒の販売データをみると父の日は年間でも上位にランクされます。たくさんの方がお酒をプレゼントしているのですが、今回はプレゼントをもらう立場に立っての調査を行いました。(※1)回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒に関心をもっている方々です。(ただし今回は男性限定)
回答者の3人に1人お酒をもらっている
今回は父の日とお酒をテーマにして、もらう側である父親視点で父の日に欲しいお酒、一緒に飲みたいお酒などを調べました。テーマ意図から回集計は男性回答者のみとしています。
昨年も父の日にプレゼントをもらったという人は回答者の67%でした。その中でお酒をもらったという人は全体の34%となり、プレゼントをもらった人の半数はお酒だったようです。酒好きなお父さんには、父の日にお酒を贈るという習慣はそれなりに定着していることが伺えます。
お父さんが欲しい酒類は、日本酒27%、ウイスキー15%、ビール12%の順
父の日に欲しいプレゼントについて聞いてみたところ、回答者の4分の3がお酒をもらえるとうれしいと答えており、酒類のヘビーユーザーの面目躍如というところです。欲しいお酒の中では、多い順に日本酒27%、ウイスキー15%、ビール12%、ワイン11%、焼酎8%でした(図1)。これを年齢別にみてみると、60代以上では日本酒が多くなり36%。50代では日本酒24%、ウイスキー21%と拮抗しています。40代では、日本酒22%、ワイン19%となりました。30代以下では、日本酒・ウイスキー・ビールがほぼ横並びになるという違いもみられます(図2)。
一緒に飲みたいお酒は、息子とは日本酒、娘とはワイン。
プレゼントにして欲しいお酒は、自分の好みのお酒という面が強いようですが、父の日に息子や娘と一緒に飲みたいお酒という視点ではどんな酒が選ばれたでしょうか。父の日に息子と一緒に飲みたいお酒では、日本酒43%、ビール32%、ウイスキー11%の順となりました。これが娘の場合には、ワイン38%、日本酒24% ビール21%と違いが出てきます(図3)。これは父親として子供と一緒に飲むときのイメージ、話したい内容などの違いが反映されているようです。父の日に息子や娘と一緒にどのように飲んでみたいですかと尋ねるとふだんから一緒によく飲んでいる人からは、家庭でうまい肴を用意してという答えが多くみえ、料理によってワインか日本酒で分かれる傾向が強く出ていました。一方で、父の日だから息子や娘と一緒に飲んでみたいという人からの典型的な回答をまとめると以下の通りです。
【息子との場合】
馴染みの居酒屋、小粋な小料理屋にいき、仕事、人生への悩み、ぐちなどを聞いてやる。自分からは、いままの経験や日本酒の奥深さやを語り、よき酒飲みになって欲しいと願う。
【娘との場合】
自宅かレストランで妻も一緒に豪勢においしいものを食べながら、生まれたときのこと、ここまで無事に育ったことへの感想を話したい。
酒を飲みたい理想の父親像は高倉健や三浦雄一郎
自分が子供の立場として一緒に飲んでみたい父親を有名人に例えたらという質問もしてみました。自由記述なので回答の集中はあまりみられないのですが、自分の父親の年代のときの俳優高倉健さんと一緒に日本酒を飲みたいが一番多くなりました(注:高倉健さんはお酒を飲まないということも有名です)。次に多かったのはエベレスト登頂の三浦雄一郎さんのような父と飲みたいというもので、自分の生き方に刺激を与え、叱咤激励してほしいという意見も見られました。
父の日は、親子で盃を傾ける絶好の機会
実は全体で最も票数を集めたのは実の父親という回答でした。特に50代以上ではこの回答者が最も多く、父親が一緒に飲めるうちに飲んでおきたかったという後悔もこめられたものと思います。父親と一緒に盃を傾けるという映画のようなシーンを想定しているようです。20代の男性からは、銀座で父親とウイスキーを飲みながら父から社会人生活について話を聞きたいという意見もありました。簡単に実現しそうにみえて機会のないまま過ごしがちな親子だけの酒飲み話。父の日をきっかけにして飲みに誘うというのも一案のようです。
今回のアンケートから浮かび上がるのは、父として、一度は子供としみじみと飲んでみたい。ふだんは、あまり話をする機会がない場合にはなおさらのようです。父の日は「子供」の立場としてなら親の話を聞き感謝の気持ちを表す。「親」の立場なら子供に自分の理想を語り、子供がここまで育ったことへの喜びを実感する。そのあたりに酒飲みの本心があるようです。
■調査概要
調査時期2013年5月28日(火)〜2013年6月4日(火)
調査対象(株)酒文化研究所の酒好きモニター(N=1208)
有効回答186(回答率15%、但し男性のみ)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査
株式会社酒文化研究所
“酒飲みのミカタ6月”【父の日にお父さんが欲しいお酒は】
“酒飲みのミカタ”〜6月号
酒飲みの酒飲みによる酒飲みのためのマンスリーアンケート調査
テーマ【父の日にお父さんが欲しいお酒は】
酒文化研究所が実施するアンケート調査「酒飲みのミカタ第6回」は、「父の日のお酒、お父さんが欲しいお酒」です。
酒の販売データをみると父の日は年間でも上位にランクされます。たくさんの方がお酒をプレゼントしているのですが、今回はプレゼントをもらう立場に立っての調査を行いました。(※1)回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒に関心をもっている方々です。(ただし今回は男性限定)
回答者の3人に1人お酒をもらっている
今回は父の日とお酒をテーマにして、もらう側である父親視点で父の日に欲しいお酒、一緒に飲みたいお酒などを調べました。テーマ意図から回集計は男性回答者のみとしています。
昨年も父の日にプレゼントをもらったという人は回答者の67%でした。その中でお酒をもらったという人は全体の34%となり、プレゼントをもらった人の半数はお酒だったようです。酒好きなお父さんには、父の日にお酒を贈るという習慣はそれなりに定着していることが伺えます。
お父さんが欲しい酒類は、日本酒27%、ウイスキー15%、ビール12%の順
父の日に欲しいプレゼントについて聞いてみたところ、回答者の4分の3がお酒をもらえるとうれしいと答えており、酒類のヘビーユーザーの面目躍如というところです。欲しいお酒の中では、多い順に日本酒27%、ウイスキー15%、ビール12%、ワイン11%、焼酎8%でした(図1)。これを年齢別にみてみると、60代以上では日本酒が多くなり36%。50代では日本酒24%、ウイスキー21%と拮抗しています。40代では、日本酒22%、ワイン19%となりました。30代以下では、日本酒・ウイスキー・ビールがほぼ横並びになるという違いもみられます(図2)。
一緒に飲みたいお酒は、息子とは日本酒、娘とはワイン。
プレゼントにして欲しいお酒は、自分の好みのお酒という面が強いようですが、父の日に息子や娘と一緒に飲みたいお酒という視点ではどんな酒が選ばれたでしょうか。父の日に息子と一緒に飲みたいお酒では、日本酒43%、ビール32%、ウイスキー11%の順となりました。これが娘の場合には、ワイン38%、日本酒24% ビール21%と違いが出てきます(図3)。これは父親として子供と一緒に飲むときのイメージ、話したい内容などの違いが反映されているようです。父の日に息子や娘と一緒にどのように飲んでみたいですかと尋ねるとふだんから一緒によく飲んでいる人からは、家庭でうまい肴を用意してという答えが多くみえ、料理によってワインか日本酒で分かれる傾向が強く出ていました。一方で、父の日だから息子や娘と一緒に飲んでみたいという人からの典型的な回答をまとめると以下の通りです。
【息子との場合】
馴染みの居酒屋、小粋な小料理屋にいき、仕事、人生への悩み、ぐちなどを聞いてやる。自分からは、いままの経験や日本酒の奥深さやを語り、よき酒飲みになって欲しいと願う。
【娘との場合】
自宅かレストランで妻も一緒に豪勢においしいものを食べながら、生まれたときのこと、ここまで無事に育ったことへの感想を話したい。
酒を飲みたい理想の父親像は高倉健や三浦雄一郎
自分が子供の立場として一緒に飲んでみたい父親を有名人に例えたらという質問もしてみました。自由記述なので回答の集中はあまりみられないのですが、自分の父親の年代のときの俳優高倉健さんと一緒に日本酒を飲みたいが一番多くなりました(注:高倉健さんはお酒を飲まないということも有名です)。次に多かったのはエベレスト登頂の三浦雄一郎さんのような父と飲みたいというもので、自分の生き方に刺激を与え、叱咤激励してほしいという意見も見られました。
父の日は、親子で盃を傾ける絶好の機会
実は全体で最も票数を集めたのは実の父親という回答でした。特に50代以上ではこの回答者が最も多く、父親が一緒に飲めるうちに飲んでおきたかったという後悔もこめられたものと思います。父親と一緒に盃を傾けるという映画のようなシーンを想定しているようです。20代の男性からは、銀座で父親とウイスキーを飲みながら父から社会人生活について話を聞きたいという意見もありました。簡単に実現しそうにみえて機会のないまま過ごしがちな親子だけの酒飲み話。父の日をきっかけにして飲みに誘うというのも一案のようです。
今回のアンケートから浮かび上がるのは、父として、一度は子供としみじみと飲んでみたい。ふだんは、あまり話をする機会がない場合にはなおさらのようです。父の日は「子供」の立場としてなら親の話を聞き感謝の気持ちを表す。「親」の立場なら子供に自分の理想を語り、子供がここまで育ったことへの喜びを実感する。そのあたりに酒飲みの本心があるようです。
■調査概要
調査時期2013年5月28日(火)〜2013年6月4日(火)
調査対象(株)酒文化研究所の酒好きモニター(N=1208)
有効回答186(回答率15%、但し男性のみ)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査