誘導加熱(IH)技術の発明により平成25年度 全国発明表彰「発明賞」を受賞
[13/06/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2013年6月20日
富士ゼロックス株式会社
誘導加熱(IH)技術の発明により平成25年度 全国発明表彰「発明賞」を受賞
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社: 東京都港区赤坂9-7-3、代表取締役社長:山本忠人、資本金: 200億円)は、「温暖化防止に貢献する誘導加熱(IH)技術の発明(特許第3901414号)」により、公益社団法人発明協会(庄山悦彦会長)が主催する「平成25年度全国発明表彰」において「発明賞」を受賞いたしました(6月18日表彰式)。
【発明賞受賞者】
馬場基文 富士ゼロックス(株)商品開発本部第三商品開発部 マネージャー
全国発明表彰は、我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、独創性に富む優れた発明などを表彰する制度で、発明賞は、科学技術的に秀でた進歩性を有し、実施効果が顕著で科学技術の向上および産業の発展に寄与する発明などに対して授与される賞です。
受賞した発明は、加熱準備に必要な時間の大幅な短縮を実現する独自の誘導加熱技術に関する発明であり、当社はこれをデジタル複合機の定着装置に応用し、省エネとすぐに使える利便性の両立を可能としたIH(誘導加熱)定着技術を確立いたしました。
IH定着技術は、トナーを紙に定着する装置に発熱層として世界最薄(厚さ数ミクロン)の非磁性金属を有するIHベルトや、IHの加熱効率を高めながらIHベルトの過度な温度上昇を抑える感温磁性合金を採用する本発明により、予熱が必要なくなり、世界最速3秒*1で立ち上げることができます。
これまで、お客様に複写機・デジタル複合機を待機状態からすぐお使いいただくためには、定着装置に予熱を持たせておくことが不可欠であり、お客様の利便性と省エネを両立させることは困難でした。当社は、こうした二律背反する課題を解決する技術こそ “真の省エネ技術”であると考え、研究と技術開発を進め、誘導加熱(IH)の発明に至りました。
高い省エネ効果としては、IH定着技術の採用により、スリープモードへの移行時間を延長して使われている*2対象機器約50万台を、本技術を搭載した商品に置き換えて5年間使用した場合のCO2削減効果を見積もると、約38万4000トン-CO2の削減が予測*3されます。
当社は、環境性能と、利便性といったお客様価値を合わせ持った “真の快適環境技術やサービスなど”の総称を「RealGreen」と定義してお客様に継続的に提供し続けていくことを目指しております。今後も省エネ商品の開発に関わる発明を継続して創出し、より多くのお客様にお使いいただくことで地球温暖化抑制に貢献してまいります。
*1ApeosPort-IV / DocuCentre-IV C3370 / C2270の場合。2009年7月発売時点の複合機において。
*2通常、スリープモードから立ち上がる時間が長くてすぐ使えないため、スリープモードに移行しないようにセットされるケースが多く、余分な待機時電力を消費している
*3ApeosPort-IV&DocuCentre-IVC2270/C3370シリーズに商品を置き換えて、すべてスリープモードに設定した場合。TEC値従来機差(7.68-1.15)(kWh/ 週)}×{(52(週/年))×0.444(kg-CO2/kWh)×51万台×5年間使用=384450000kg-CO2≒38万4000トン-CO2。2009年7月発売時点の試算において。
富士ゼロックス株式会社
誘導加熱(IH)技術の発明により平成25年度 全国発明表彰「発明賞」を受賞
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社: 東京都港区赤坂9-7-3、代表取締役社長:山本忠人、資本金: 200億円)は、「温暖化防止に貢献する誘導加熱(IH)技術の発明(特許第3901414号)」により、公益社団法人発明協会(庄山悦彦会長)が主催する「平成25年度全国発明表彰」において「発明賞」を受賞いたしました(6月18日表彰式)。
【発明賞受賞者】
馬場基文 富士ゼロックス(株)商品開発本部第三商品開発部 マネージャー
全国発明表彰は、我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、独創性に富む優れた発明などを表彰する制度で、発明賞は、科学技術的に秀でた進歩性を有し、実施効果が顕著で科学技術の向上および産業の発展に寄与する発明などに対して授与される賞です。
受賞した発明は、加熱準備に必要な時間の大幅な短縮を実現する独自の誘導加熱技術に関する発明であり、当社はこれをデジタル複合機の定着装置に応用し、省エネとすぐに使える利便性の両立を可能としたIH(誘導加熱)定着技術を確立いたしました。
IH定着技術は、トナーを紙に定着する装置に発熱層として世界最薄(厚さ数ミクロン)の非磁性金属を有するIHベルトや、IHの加熱効率を高めながらIHベルトの過度な温度上昇を抑える感温磁性合金を採用する本発明により、予熱が必要なくなり、世界最速3秒*1で立ち上げることができます。
これまで、お客様に複写機・デジタル複合機を待機状態からすぐお使いいただくためには、定着装置に予熱を持たせておくことが不可欠であり、お客様の利便性と省エネを両立させることは困難でした。当社は、こうした二律背反する課題を解決する技術こそ “真の省エネ技術”であると考え、研究と技術開発を進め、誘導加熱(IH)の発明に至りました。
高い省エネ効果としては、IH定着技術の採用により、スリープモードへの移行時間を延長して使われている*2対象機器約50万台を、本技術を搭載した商品に置き換えて5年間使用した場合のCO2削減効果を見積もると、約38万4000トン-CO2の削減が予測*3されます。
当社は、環境性能と、利便性といったお客様価値を合わせ持った “真の快適環境技術やサービスなど”の総称を「RealGreen」と定義してお客様に継続的に提供し続けていくことを目指しております。今後も省エネ商品の開発に関わる発明を継続して創出し、より多くのお客様にお使いいただくことで地球温暖化抑制に貢献してまいります。
*1ApeosPort-IV / DocuCentre-IV C3370 / C2270の場合。2009年7月発売時点の複合機において。
*2通常、スリープモードから立ち上がる時間が長くてすぐ使えないため、スリープモードに移行しないようにセットされるケースが多く、余分な待機時電力を消費している
*3ApeosPort-IV&DocuCentre-IVC2270/C3370シリーズに商品を置き換えて、すべてスリープモードに設定した場合。TEC値従来機差(7.68-1.15)(kWh/ 週)}×{(52(週/年))×0.444(kg-CO2/kWh)×51万台×5年間使用=384450000kg-CO2≒38万4000トン-CO2。2009年7月発売時点の試算において。