立教大学池袋キャンパスのチャペルに新パイプオルガンが導入
[13/10/04]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2013年10月4日
学校法人立教学院
立教大学池袋キャンパスのチャペルに新パイプオルガンが導入
立教大学が池袋キャンパスのチャペル(立教学院諸聖徒礼拝堂)で進めてきた新しいパイプオルガンの導入工事が完了し、10月4日(金)に完成披露が行われました。赤レンガのチャペル(1918年築)の改修と相まって、これまで以上に感動的な教会音楽を奏でる環境が整います。
大学教育が形作られた中世ヨーロッパでは、教養人は学問の基礎として、文法、論理、修辞、幾何、そして音楽を学ぶべきだとされました。こうした知の体系である「リベラルアーツ」は、現代の欧米の大学教育にも「全人教育」の価値観として受け継がれており、多くの有名校、伝統校にパイプオルガンを備えた礼拝堂があります。
立教大学は、英国国教会の系統をひく米国聖公会のウィリアムズ主教によって1874年に、英学と聖書を学ぶ学校として設立され、建学の精神である「キリスト教に基づく教育」を具現する存在として2つの礼拝堂があります。池袋キャンパスには赤レンガの「諸聖徒礼拝堂」と新座キャンパスには「聖パウロ礼拝堂」があり、しかもそれぞれがパイプオルガンを備えています。
キリスト教系の教育機関が少なくない日本においても、これほど充実した施設を整えているところは、なかなか見あたりません。音楽大学でないにもかかわらず、辻壮一、皆川達夫、星野宏美などの教員による音楽教育や50年以上続く「メサイア演奏会」は建学以来139年間におよぶ「リベラルアーツ教育」の伝統と言えます。
立教学院では、2014年の創立140周年を前に、池袋キャンパスの「諸聖徒礼拝堂」と新座キャンパスの「聖パウロ礼拝堂」のパイプオルガンを更新するプロジェクトに取り組んでいます。今回完成した「諸聖徒礼拝堂」に続き、新座キャンパス「聖パウロ礼拝堂」でも新しいパイプオルガンの導入工事を開始しています。
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諸聖徒礼拝堂に新しく導入されたパイプオルガンについて
立教大学教会音楽研究所所長 スコット・ショウ
(立教学院 教会音楽ディレクター/諸聖徒礼拝堂聖歌隊長、立教大学文学部教授)
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諸聖徒礼拝堂の新しいオルガン製作に選ばれたビルダーは、英国のノーサンプトンにあるティッケル社です。
ティッケル社は、1982年以来おもに英国でメカニカル・アクションのオルガンを建造してきました。ここ数年では、英国内で歴史的伝統のある大聖堂、チャペル、教会に大型のオルガンを製作しており、聖公会の礼拝で求められる音楽について深く理解しています。最近では、ウースター大聖堂とロンドンのリンカーンズ・イン・チャペルの新オルガンなど意欲的なプロジェクトを次々と完成させてきました。
新しいオルガンはイギリス・ロマン派様式で、3段の手鍵盤を備えています。最初の2段には多彩な音色の8フィート・ストップを入れ、ロマン派様式のストップの豊かな組み合わせになります。3段目の手鍵盤はソロ・ストップ。このパイプに送られる風は他の部分より風圧が高く、むらのない独特の音色が出せます。足鍵盤を使う低音部のパイプは、太い16フィートのパイプ群を構成し、全体の響きを支えます。
このオルガンは毎日の礼拝の伴奏楽器として素晴らしい役割を果たすに違いありません。
しかもティッケル社の楽器が日本に導入されるのは初めてなので、日本では立教学院だけが備える新しい楽器となる意義も見逃せません。外観も音色も、諸聖徒礼拝堂に建設当初から備わっていたかのようにしっくりと収まっています。
学校法人立教学院
立教大学池袋キャンパスのチャペルに新パイプオルガンが導入
立教大学が池袋キャンパスのチャペル(立教学院諸聖徒礼拝堂)で進めてきた新しいパイプオルガンの導入工事が完了し、10月4日(金)に完成披露が行われました。赤レンガのチャペル(1918年築)の改修と相まって、これまで以上に感動的な教会音楽を奏でる環境が整います。
大学教育が形作られた中世ヨーロッパでは、教養人は学問の基礎として、文法、論理、修辞、幾何、そして音楽を学ぶべきだとされました。こうした知の体系である「リベラルアーツ」は、現代の欧米の大学教育にも「全人教育」の価値観として受け継がれており、多くの有名校、伝統校にパイプオルガンを備えた礼拝堂があります。
立教大学は、英国国教会の系統をひく米国聖公会のウィリアムズ主教によって1874年に、英学と聖書を学ぶ学校として設立され、建学の精神である「キリスト教に基づく教育」を具現する存在として2つの礼拝堂があります。池袋キャンパスには赤レンガの「諸聖徒礼拝堂」と新座キャンパスには「聖パウロ礼拝堂」があり、しかもそれぞれがパイプオルガンを備えています。
キリスト教系の教育機関が少なくない日本においても、これほど充実した施設を整えているところは、なかなか見あたりません。音楽大学でないにもかかわらず、辻壮一、皆川達夫、星野宏美などの教員による音楽教育や50年以上続く「メサイア演奏会」は建学以来139年間におよぶ「リベラルアーツ教育」の伝統と言えます。
立教学院では、2014年の創立140周年を前に、池袋キャンパスの「諸聖徒礼拝堂」と新座キャンパスの「聖パウロ礼拝堂」のパイプオルガンを更新するプロジェクトに取り組んでいます。今回完成した「諸聖徒礼拝堂」に続き、新座キャンパス「聖パウロ礼拝堂」でも新しいパイプオルガンの導入工事を開始しています。
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諸聖徒礼拝堂に新しく導入されたパイプオルガンについて
立教大学教会音楽研究所所長 スコット・ショウ
(立教学院 教会音楽ディレクター/諸聖徒礼拝堂聖歌隊長、立教大学文学部教授)
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諸聖徒礼拝堂の新しいオルガン製作に選ばれたビルダーは、英国のノーサンプトンにあるティッケル社です。
ティッケル社は、1982年以来おもに英国でメカニカル・アクションのオルガンを建造してきました。ここ数年では、英国内で歴史的伝統のある大聖堂、チャペル、教会に大型のオルガンを製作しており、聖公会の礼拝で求められる音楽について深く理解しています。最近では、ウースター大聖堂とロンドンのリンカーンズ・イン・チャペルの新オルガンなど意欲的なプロジェクトを次々と完成させてきました。
新しいオルガンはイギリス・ロマン派様式で、3段の手鍵盤を備えています。最初の2段には多彩な音色の8フィート・ストップを入れ、ロマン派様式のストップの豊かな組み合わせになります。3段目の手鍵盤はソロ・ストップ。このパイプに送られる風は他の部分より風圧が高く、むらのない独特の音色が出せます。足鍵盤を使う低音部のパイプは、太い16フィートのパイプ群を構成し、全体の響きを支えます。
このオルガンは毎日の礼拝の伴奏楽器として素晴らしい役割を果たすに違いありません。
しかもティッケル社の楽器が日本に導入されるのは初めてなので、日本では立教学院だけが備える新しい楽器となる意義も見逃せません。外観も音色も、諸聖徒礼拝堂に建設当初から備わっていたかのようにしっくりと収まっています。