「オフィスワーク向上委員会」発足
[13/11/05]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2013年11月5日
オフィスワーク向上委員会
20〜30代の働く女性の8割近くが2時間以上「座りっぱなし」!
現代のオフィスワーカーならではの「座りっぱなし」による不調や不都合と戦う
「オフィスワーク向上委員会」発足
現代のオフィスワーカーの日常的な「座りっぱなし」がもたらす様々な不調や不都合の解消を目的に啓発を行う、専門家による「オフィスワーク向上委員会」(委員代表:早稲田大学人間科学学術院教授 永島計、協力:大塚製薬株式会社ほか)が、本日(2013年11月5日)に発足します。当委員会は、京都府立医科大学名誉教授 森本武利をアドバイザーに、早稲田大学人間科学学術院教授 永島計を中心として、健康・美容の専門家や現代日本のオフィスワーカーのリアルな声を発信できる各界で活躍中の“働く女性”達に賛同いただき、発足いたしました。
当委員会では、「座りっぱなし」による体調不良を是正するために、オフィスワーカーの方々に向けて、現状の共有や予防策についての啓発活動を様々な形で実施してまいります。
オフィスワーカーには作業効率の向上・改善が求められる現代、集中して仕事をこなすことは、業務貢献につながる一方、「長時間の同じ姿勢でのデスクワーク」を行うオフィスワーカーが増加し、こうした労務状態からもたらされる体調不良に気づかない場合が多いことが、昨今、専門家から指摘されています。この長時間の「座りっぱなし」は、気づかないうちに水分蒸散を引き起こし、水分不足の状態になり、血液中の血漿量の低下をはじめとする様々な不調を生み出しますが、自覚しづらいのが特徴です。当委員会が本年10月に全国の20代、30代の働く女性を対象にした調査によると、8割近く(77.1%)の女性が、2時間以上「座りっぱなし」状態で1日の中で継続して座っていることがわかりました。さらに、彼女たちの、一度も立たない座りっぱなしの時間は平均して7時間12分、そのうちの9割(89.3%)が肩こり、むくみをはじめとする何らかの不調を感じており、半数(50.8%)の女性は自分の血がどろどろだと感じていると回答しています。
こうした現状を踏まえ、当委員会では、特設サイト上にて、このような「座りっぱなし」による不調・不都合を「座りっぱなし症候群」と名付けて、1000名の働く女性のオフィスワークの今に関するリアルな声の定期的なレポート発信や、オフィスワーカー向けの「座りっぱなし症候群と戦う」イベント等を実施し(予定)、日本の「オフィスワーク」の向上につとめてまいります。
■“オフィスワーク向上委員会”概要:
●設立:2013年11月5日(火)
●構成メンバー:
永島計 早稲田大学人間科学学術院教授
長田一美 国際ヨガ協会師範代
横田響子 株式会社コラボラボ代表取締役
伊藤春香 ブロガー、キレナビ編集長
アドバイザー:森本武利 京都府立医科大学名誉教授
●ホームページ: http://office-kojo.jp
●協力:大塚製薬株式会社、株式会社コラボラボ、女性社長.net
●活動目標:オフィスワーカーが日常的に抱える「座りっぱなし」がもたらす不調や不都合の解消を支援・促進し、自身のオフィスでの体調管理や環境整備に対して気づきをもたらすことで、よりよいオフィスでの状態を作っていこうという意識を啓発していく。そのために、委員による各専門分野に応じた継続的な情報発信、オフィスワーカーの生の声の定期的なレポート、ホームページ上での啓発コンテンツの拡充や、実際のオフィスでの試みの報告等の活動を継続的に推進する。
●今後の活動(予定):
・特設サイトを中心とする「座りっぱなし症候群」に関する情報発信
・1000名の働く女性のオフィスワークの今に関するリアルな声の定期的なレポート
・オフィスワーカー向けの「座りっぱなし症候群と戦う」啓発イベント実施
■委員の紹介:
●森本武利 京都府立医科大学名誉教授(アドバイザー)
【プロフィール】
昭和11年生まれ。昭和36年京都府立医科大学卒業。京都府立医科大学生理学教室助手。昭和53年京都府立医科大学教授。平成11年京都府立医科大学定年退職。名誉教授。平成11年〜平成17年神戸女子短期大学学長。平成13年〜平成17年神戸女子大学学長を併任。平成17年神戸女子短期大学名誉教授。平成19年神戸女子大学名誉教授。
【コメント】
現代の日本のオフィスの環境は、本来の人間の身体の仕組みには合わないため「座りっぱなし症候群」の方も多くいると聞いています。それらの方に、よりよいオフィスワークをしていただくための方法をお伝えしていきたいと思います。
●永島計 早稲田大学人間科学学術院教授
【プロフィール】
早稲田大学人間科学学術院 教授
1985年京都府立医科大学医学部医学科卒、1995年京都府立医科大学大学院医学研究科(生理系)修了。京都府立医科大学付属病院医師、Yale大学医学部ポスドク、大阪大学医学部講師を経て2006年 4月から現職。専門は体温、体液生理学。
【コメント】
現代のオフィスワーカーにとって、ずっと座りっぱなしの状態がよくないというのは、気づかないうちに徐々に「脱水」していくからです。特にオフィスでは、飛行機でのエコノミークラス症候群解消策のような、アナウンスや飲み物を配る等の「渇きへの気づき」の仕掛けがなく、ずっと同じ体勢で仕事するという状態が続いてしまいます。実は、「口渇」は、平常時にはそれほど意識下にのぼるようなものではなく、徐々に脱水していくので、感じにくいのです。しかし、安静にしている場合の不感蒸泄量は500〜600cc程度で、体重の1%の脱水はすぐに起きるといえます。だからこそ、意識して、水分補給をすることが大切なのです。また、飲み物の中でも、イオン飲料は、ナトリウムイオンの働きで、体内に水分をある程度保つ仕組みを持っており、特にオフィスでの水分補給に適しているといえます。
●長田一美 国際ヨガ協会師範代
【プロフィール】
NPO法人国際ヨガ協会師範代。ヨガ療法士。バッチ財団登録プラクティショナー。インド・スワミ・ヴィヴェカナンダ・ヨーガ研究財団(sVYASA)ヨガ療法士養成講座修了。現在、読売・日本テレビ文化センター恵比寿/川崎ほか8つの教室で指導を行う。
自治体主催の講座も開いている。著書に「実年齢を信じてもらえないほどきれいな人になる方法」「ねこ背を治す5つのポーズ」がある。
【コメント】
いつまでも若々しく美しくあるためには、適度な運動とバランスの取れた食事が大切。わかっていても、なかなか実行できないというのが、働く女性の共通の悩みではないでしょうか。でも、日常の中で取り入れられるちょっとしたボディワークも、運動のひとつです。デスクワークをしているといつの間にか肩に力が入り、息を詰めてしまいがち。時には深呼吸して水分を摂り、「座りっぱなし」から解放してあげましょう。たとえば、両手の平をこすり合わせて熱を溜め、それを閉じた瞼に当てて深呼吸。これだけでも、あなた自身の熱(エネルギー)を活かしたボディワークです。そして、心の深呼吸も大切。仕事をしていく中では失敗もあります。でもそんな時こそ、まずは深呼吸。焦りや緊張から自分を解放して、あくまで客観的に失敗の原因を考えてみましょう。そこからが肝心。『あれをしたから(しなかったから)失敗した』と後悔するのではなく、『ああすれば次は失敗しないぞ』という自信に換えてみて下さい。失敗を重ねる事で苦手や弱点に気付き、自信が増えていく。これって凄いことだと思いませんか?考え方ひとつで、心のダメージが全然違ってきます。身体と心を「行き詰まり(息詰まり)」から解放して、健やかな日々を過ごしたいですね。
●横田響子 株式会社コラボラボ代表取締役
【プロフィール】
1976年生。お茶の水女子大学卒業後、'99年株式会社リクルート入社。6年間人材部門を中心に営業・新規事業立上げ・事業企画を経験後退社。2006年株式会社コラボラボ設立。女性社長を紹介する「女性社長.net」、女性社長300名が集結するイベント「J300」、女性社長の逸品を販売する「Wooooomen's!(ウィーミンズ)」を企画運営。大手企業を中心とした新規事業の立ち上げ、販促支援など多数プロジェクト運営。女性キャリアデザイン協会理事、内閣府・男女共同参画連携会議議員を務める。2011年APEC WES(Women and Economy Summit)にてイノベーターとして表彰。2013年内閣府・男女共同参画局女性のチャレンジ賞受賞
【コメント】
現代の働く女性は、家庭を持って子育てをしたり、責任ある仕事をこなしていたりして、限られた時間の中で「どんな密度で仕事をしているか」が重要になってきています。だからこそ、会社のスタッフでも、集中していないな、と思ったら「散歩してきたら?」と言ったりします。それは、どうしても座りっぱなしの状態が続くと切り替えが難しいのだと思うからです。特にこれから季節的に寒くなってくると、冷えも深刻になって「動きたくない!」と思ってしまいます。それから、働く女性は「潤ってないといけない」というのが私の信条で、精神面の遊び心だったり、見た目の余裕だったり。身体面では、こまめに飲み物を飲むとか、人にもいれてあげる等が、仕事密度も濃くなりいい仕事につながっていくと考えています。女性は体力も精神力もぎりぎりまで使って、切迫感を持って仕事をしがちです。自分の健康管理の1つとして、休憩をとって水分補給するという足元からの行動をとっていくべきだと思います。
●伊藤春香(はあちゅう) ブロガー、キレナビ編集長
【プロフィール】
美容クーポンサイト「キレナビ( http://www.kirei-c.com/ )」編集長、ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」( http://nikukai.jp/ )代表。週末作家としてan.an、毎日新聞(12月開始)などに連載を執筆。ブロガー。
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。在学中にブログを使って、「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを行い、女子大生カリスマブロガーと呼ばれる傍ら、レストラン、手帳、イベントをプロデュースするなど、「はあちゅう」名で幅広く活動。2009年電通入社後、中部支社勤務を経て、クリエーティブ局コピーライターに。2011年12月に転職し、トレンダーズで美容クーポンサイト「キレナビ」編集長に。愛称は「はあちゅう」。現在は会社員として働く傍ら、個人としてウェブサービスの運営や講演・執筆活動を続けている。最新刊「自分の強みをつくる」( ディスカヴァー・トゥエンティワン)が好評発売中。
【コメント】
仕事柄、どうしてもPC前での作業時間が長くなってしまい、平日はほとんど運動もしない上に、毎晩会食で、深夜からお酒を飲んだりご飯を食べたりしているので、足や顔のむくみとは日々戦っています。おまけに、冷え症で低体温なので、血流が悪いことが症状に拍車をかけてしまいます。対策として、こまめにストレッチをしたり、水分を補給したりしていますが、リフレッシュ法や健康法については、よく、女子会などでも情報交換して、常に新しい方法を模索しています。仕事内容や、生活習慣を大きく変えることは現実的ではないので、まずは自分に出来ることから楽しみながら実践していきたいと思っています。
■“オフィスワーク向上委員会”とは:
現代のオフィスワーカーは、日常の時間の多くを「座って」過ごし、日本を元気にする様々なアイディアや計画が生みだしています。しかし会議、資料作成、パソコン作業等で、「座りっぱなし」という状態は、オフィスワーカーにとって、様々な不調や不都合も生みだしています。だからこそ「座りっぱなし」の状態がより快適になれば、企業・日本はもっと元気になるはず、そんな考えから、現代のオフィスワーク、特に「座りっぱなし」にまつわる様々な不都合解消を目的として取り組む委員会を結成しました。この委員会は、専門家や様々な立場からオフィスワーカーの「今」を代表する方々で構成され、様々な活動をし、継続的に情報発信を行っていきます。
■“座りっぱなし症候群”とは:
オフィスワーカーは、長時間、座って業務をすることにより、血液中の血漿量が低下し、エコノミークラス症候群に似た症状を引き起こします。日常で「座位安静」の状態が、長時間(2時間以上)続くことにより、水分不足となることが原因であると推測されます。その他にも、冷えや肩こり、頭痛等の不調や、記憶力・判断力の低下、肌の乾燥等に悩まされること等が考えられます。
オフィスワーク向上委員会
20〜30代の働く女性の8割近くが2時間以上「座りっぱなし」!
現代のオフィスワーカーならではの「座りっぱなし」による不調や不都合と戦う
「オフィスワーク向上委員会」発足
現代のオフィスワーカーの日常的な「座りっぱなし」がもたらす様々な不調や不都合の解消を目的に啓発を行う、専門家による「オフィスワーク向上委員会」(委員代表:早稲田大学人間科学学術院教授 永島計、協力:大塚製薬株式会社ほか)が、本日(2013年11月5日)に発足します。当委員会は、京都府立医科大学名誉教授 森本武利をアドバイザーに、早稲田大学人間科学学術院教授 永島計を中心として、健康・美容の専門家や現代日本のオフィスワーカーのリアルな声を発信できる各界で活躍中の“働く女性”達に賛同いただき、発足いたしました。
当委員会では、「座りっぱなし」による体調不良を是正するために、オフィスワーカーの方々に向けて、現状の共有や予防策についての啓発活動を様々な形で実施してまいります。
オフィスワーカーには作業効率の向上・改善が求められる現代、集中して仕事をこなすことは、業務貢献につながる一方、「長時間の同じ姿勢でのデスクワーク」を行うオフィスワーカーが増加し、こうした労務状態からもたらされる体調不良に気づかない場合が多いことが、昨今、専門家から指摘されています。この長時間の「座りっぱなし」は、気づかないうちに水分蒸散を引き起こし、水分不足の状態になり、血液中の血漿量の低下をはじめとする様々な不調を生み出しますが、自覚しづらいのが特徴です。当委員会が本年10月に全国の20代、30代の働く女性を対象にした調査によると、8割近く(77.1%)の女性が、2時間以上「座りっぱなし」状態で1日の中で継続して座っていることがわかりました。さらに、彼女たちの、一度も立たない座りっぱなしの時間は平均して7時間12分、そのうちの9割(89.3%)が肩こり、むくみをはじめとする何らかの不調を感じており、半数(50.8%)の女性は自分の血がどろどろだと感じていると回答しています。
こうした現状を踏まえ、当委員会では、特設サイト上にて、このような「座りっぱなし」による不調・不都合を「座りっぱなし症候群」と名付けて、1000名の働く女性のオフィスワークの今に関するリアルな声の定期的なレポート発信や、オフィスワーカー向けの「座りっぱなし症候群と戦う」イベント等を実施し(予定)、日本の「オフィスワーク」の向上につとめてまいります。
■“オフィスワーク向上委員会”概要:
●設立:2013年11月5日(火)
●構成メンバー:
永島計 早稲田大学人間科学学術院教授
長田一美 国際ヨガ協会師範代
横田響子 株式会社コラボラボ代表取締役
伊藤春香 ブロガー、キレナビ編集長
アドバイザー:森本武利 京都府立医科大学名誉教授
●ホームページ: http://office-kojo.jp
●協力:大塚製薬株式会社、株式会社コラボラボ、女性社長.net
●活動目標:オフィスワーカーが日常的に抱える「座りっぱなし」がもたらす不調や不都合の解消を支援・促進し、自身のオフィスでの体調管理や環境整備に対して気づきをもたらすことで、よりよいオフィスでの状態を作っていこうという意識を啓発していく。そのために、委員による各専門分野に応じた継続的な情報発信、オフィスワーカーの生の声の定期的なレポート、ホームページ上での啓発コンテンツの拡充や、実際のオフィスでの試みの報告等の活動を継続的に推進する。
●今後の活動(予定):
・特設サイトを中心とする「座りっぱなし症候群」に関する情報発信
・1000名の働く女性のオフィスワークの今に関するリアルな声の定期的なレポート
・オフィスワーカー向けの「座りっぱなし症候群と戦う」啓発イベント実施
■委員の紹介:
●森本武利 京都府立医科大学名誉教授(アドバイザー)
【プロフィール】
昭和11年生まれ。昭和36年京都府立医科大学卒業。京都府立医科大学生理学教室助手。昭和53年京都府立医科大学教授。平成11年京都府立医科大学定年退職。名誉教授。平成11年〜平成17年神戸女子短期大学学長。平成13年〜平成17年神戸女子大学学長を併任。平成17年神戸女子短期大学名誉教授。平成19年神戸女子大学名誉教授。
【コメント】
現代の日本のオフィスの環境は、本来の人間の身体の仕組みには合わないため「座りっぱなし症候群」の方も多くいると聞いています。それらの方に、よりよいオフィスワークをしていただくための方法をお伝えしていきたいと思います。
●永島計 早稲田大学人間科学学術院教授
【プロフィール】
早稲田大学人間科学学術院 教授
1985年京都府立医科大学医学部医学科卒、1995年京都府立医科大学大学院医学研究科(生理系)修了。京都府立医科大学付属病院医師、Yale大学医学部ポスドク、大阪大学医学部講師を経て2006年 4月から現職。専門は体温、体液生理学。
【コメント】
現代のオフィスワーカーにとって、ずっと座りっぱなしの状態がよくないというのは、気づかないうちに徐々に「脱水」していくからです。特にオフィスでは、飛行機でのエコノミークラス症候群解消策のような、アナウンスや飲み物を配る等の「渇きへの気づき」の仕掛けがなく、ずっと同じ体勢で仕事するという状態が続いてしまいます。実は、「口渇」は、平常時にはそれほど意識下にのぼるようなものではなく、徐々に脱水していくので、感じにくいのです。しかし、安静にしている場合の不感蒸泄量は500〜600cc程度で、体重の1%の脱水はすぐに起きるといえます。だからこそ、意識して、水分補給をすることが大切なのです。また、飲み物の中でも、イオン飲料は、ナトリウムイオンの働きで、体内に水分をある程度保つ仕組みを持っており、特にオフィスでの水分補給に適しているといえます。
●長田一美 国際ヨガ協会師範代
【プロフィール】
NPO法人国際ヨガ協会師範代。ヨガ療法士。バッチ財団登録プラクティショナー。インド・スワミ・ヴィヴェカナンダ・ヨーガ研究財団(sVYASA)ヨガ療法士養成講座修了。現在、読売・日本テレビ文化センター恵比寿/川崎ほか8つの教室で指導を行う。
自治体主催の講座も開いている。著書に「実年齢を信じてもらえないほどきれいな人になる方法」「ねこ背を治す5つのポーズ」がある。
【コメント】
いつまでも若々しく美しくあるためには、適度な運動とバランスの取れた食事が大切。わかっていても、なかなか実行できないというのが、働く女性の共通の悩みではないでしょうか。でも、日常の中で取り入れられるちょっとしたボディワークも、運動のひとつです。デスクワークをしているといつの間にか肩に力が入り、息を詰めてしまいがち。時には深呼吸して水分を摂り、「座りっぱなし」から解放してあげましょう。たとえば、両手の平をこすり合わせて熱を溜め、それを閉じた瞼に当てて深呼吸。これだけでも、あなた自身の熱(エネルギー)を活かしたボディワークです。そして、心の深呼吸も大切。仕事をしていく中では失敗もあります。でもそんな時こそ、まずは深呼吸。焦りや緊張から自分を解放して、あくまで客観的に失敗の原因を考えてみましょう。そこからが肝心。『あれをしたから(しなかったから)失敗した』と後悔するのではなく、『ああすれば次は失敗しないぞ』という自信に換えてみて下さい。失敗を重ねる事で苦手や弱点に気付き、自信が増えていく。これって凄いことだと思いませんか?考え方ひとつで、心のダメージが全然違ってきます。身体と心を「行き詰まり(息詰まり)」から解放して、健やかな日々を過ごしたいですね。
●横田響子 株式会社コラボラボ代表取締役
【プロフィール】
1976年生。お茶の水女子大学卒業後、'99年株式会社リクルート入社。6年間人材部門を中心に営業・新規事業立上げ・事業企画を経験後退社。2006年株式会社コラボラボ設立。女性社長を紹介する「女性社長.net」、女性社長300名が集結するイベント「J300」、女性社長の逸品を販売する「Wooooomen's!(ウィーミンズ)」を企画運営。大手企業を中心とした新規事業の立ち上げ、販促支援など多数プロジェクト運営。女性キャリアデザイン協会理事、内閣府・男女共同参画連携会議議員を務める。2011年APEC WES(Women and Economy Summit)にてイノベーターとして表彰。2013年内閣府・男女共同参画局女性のチャレンジ賞受賞
【コメント】
現代の働く女性は、家庭を持って子育てをしたり、責任ある仕事をこなしていたりして、限られた時間の中で「どんな密度で仕事をしているか」が重要になってきています。だからこそ、会社のスタッフでも、集中していないな、と思ったら「散歩してきたら?」と言ったりします。それは、どうしても座りっぱなしの状態が続くと切り替えが難しいのだと思うからです。特にこれから季節的に寒くなってくると、冷えも深刻になって「動きたくない!」と思ってしまいます。それから、働く女性は「潤ってないといけない」というのが私の信条で、精神面の遊び心だったり、見た目の余裕だったり。身体面では、こまめに飲み物を飲むとか、人にもいれてあげる等が、仕事密度も濃くなりいい仕事につながっていくと考えています。女性は体力も精神力もぎりぎりまで使って、切迫感を持って仕事をしがちです。自分の健康管理の1つとして、休憩をとって水分補給するという足元からの行動をとっていくべきだと思います。
●伊藤春香(はあちゅう) ブロガー、キレナビ編集長
【プロフィール】
美容クーポンサイト「キレナビ( http://www.kirei-c.com/ )」編集長、ソーシャル焼き肉マッチングサービス「肉会」( http://nikukai.jp/ )代表。週末作家としてan.an、毎日新聞(12月開始)などに連載を執筆。ブロガー。
1986年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。在学中にブログを使って、「クリスマスまでに彼氏をつくる」「世界一周をタダでする」などのプロジェクトを行い、女子大生カリスマブロガーと呼ばれる傍ら、レストラン、手帳、イベントをプロデュースするなど、「はあちゅう」名で幅広く活動。2009年電通入社後、中部支社勤務を経て、クリエーティブ局コピーライターに。2011年12月に転職し、トレンダーズで美容クーポンサイト「キレナビ」編集長に。愛称は「はあちゅう」。現在は会社員として働く傍ら、個人としてウェブサービスの運営や講演・執筆活動を続けている。最新刊「自分の強みをつくる」( ディスカヴァー・トゥエンティワン)が好評発売中。
【コメント】
仕事柄、どうしてもPC前での作業時間が長くなってしまい、平日はほとんど運動もしない上に、毎晩会食で、深夜からお酒を飲んだりご飯を食べたりしているので、足や顔のむくみとは日々戦っています。おまけに、冷え症で低体温なので、血流が悪いことが症状に拍車をかけてしまいます。対策として、こまめにストレッチをしたり、水分を補給したりしていますが、リフレッシュ法や健康法については、よく、女子会などでも情報交換して、常に新しい方法を模索しています。仕事内容や、生活習慣を大きく変えることは現実的ではないので、まずは自分に出来ることから楽しみながら実践していきたいと思っています。
■“オフィスワーク向上委員会”とは:
現代のオフィスワーカーは、日常の時間の多くを「座って」過ごし、日本を元気にする様々なアイディアや計画が生みだしています。しかし会議、資料作成、パソコン作業等で、「座りっぱなし」という状態は、オフィスワーカーにとって、様々な不調や不都合も生みだしています。だからこそ「座りっぱなし」の状態がより快適になれば、企業・日本はもっと元気になるはず、そんな考えから、現代のオフィスワーク、特に「座りっぱなし」にまつわる様々な不都合解消を目的として取り組む委員会を結成しました。この委員会は、専門家や様々な立場からオフィスワーカーの「今」を代表する方々で構成され、様々な活動をし、継続的に情報発信を行っていきます。
■“座りっぱなし症候群”とは:
オフィスワーカーは、長時間、座って業務をすることにより、血液中の血漿量が低下し、エコノミークラス症候群に似た症状を引き起こします。日常で「座位安静」の状態が、長時間(2時間以上)続くことにより、水分不足となることが原因であると推測されます。その他にも、冷えや肩こり、頭痛等の不調や、記憶力・判断力の低下、肌の乾燥等に悩まされること等が考えられます。