太陽ASGグループ 第19回「中堅企業経営者『景況感』意識調査」〜世界45カ国同時調査〜を発表
[14/02/10]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2014年2月10日
太陽ASGグループ(グラント・ソントン加盟事務所)
・調査対象45カ国の景況感平均DIは27(前期比 -5)と停滞。米中ブラジルの景況感に鈍り。
・日本の景況感2期ぶりに改善、ふたたびプラスに。 アベノミクスへの支持拡大。
・中堅企業経営者が安倍政権に期待する経済施策は「法人税の引き下げ」、「設備投資減税」等。
■各国動向:景況感、世界的に停滞。米中ブラジルの景況感に鈍り。
世界45カ国の自国経済の今後一年の見通しに関する2013年第4四半期(調査実施期間2013年11月〜12 月、以下今回)景況感平均DI*1は27で、前期(同2013年8月〜9 月)から5ポイント減、前年同期(同2012 年11月〜12 月)から23ポイント増という結果であった。また、調査対象国のうち、G7、アジア太平洋諸国など日本とのつながりが大きい主要26カ国における今回の同DIは28となり、前期比1ポイント、前年同期比15ポイント改善した。
今回の調査で、主要26カ国(表)のうち景況感DIが高い国はフィリピン90、インドネシア78、英国71、インド69など。他方、景況感DIが低い国はフランス -38、ギリシャ -20、タイ -20等であった。景況感DIが大きく改善した国はアイルランド(前期比+24)、トルコ(同+24)、インドネシア(同+22)、南アフリカ(同+22)等が挙げられる。一方、ベトナム(同 -24)、フランス(同 -21)等では景況感DIが悪化した。また、ブラジル(同-21)は本調査開始(2007年)以来最低のDI10を記録した。
地域別の同DIを前期と比較すると、全体的に停滞傾向であるが、前年同期と比較すると、先進国と新興国で対照的な動向を見せた。前年同期比では、G7(前年同期比+44)、EU加盟国(同+38)ともに大幅改善。一方、ラテンアメリカ(同-43)、 BRICs(同-17)では、同期比ともに景況感DIが悪化した。
※1 DI: バランス統計手法Diffusion Index の略。景気判断DI「良い」との回答比率から「悪い」との回答比率を引いた景況感を示す指数。
■主要国の景況感DI比較:米中の景況感DIに鈍り。日本の景況感は好調、再びプラスに。
日本の景況感DIは、前期調査では後退をみせたが、今回調査では2期ぶりの回復を見せ、前期比15ポイント増、前年同期比76ポイント増となる6であった。
一方、中国、米国の景況感DIは鈍りを見せている。中国における景況感DIは前期比9ポイント減で22。
また、米国の同DIは前期から16ポイント減となる36であった。
英国は71と好調を維持したものの、調査開始以来最も高いDIを記録した前期より5ポイント後退した。
■日本における動向:日本の中堅企業経営者の間で アベノミクスへの支持拡大。
日本の調査対象者に、今後一年間の日本経済の見通しについて尋ねたところ、「たいへん楽観的だ」「少し楽観的だ」の合計は、32.7% 。「少し楽観的だ」との回答が10.5ポイント伸び、前期比9.6ポイント増。一方、「たいへん悲観的だ」「少し悲観的だ」の合計は26.9%で前期比3.8ポイント減。景況感DIは 6で、前期比15ポイント改善、前年同期比では76ポイント改善した。
このうち「たいへん楽観的だ」「少し楽観的だ」と回答した人に「楽観的だ」と考える理由(複数回答)を尋ねたところ、「現政権の政策」(61.8%)を挙げる人が半数を上回った。続いて「円安の進行」(47.1%)が挙げられ、「設備投資の回復」(47.1%)という回答は、前期比21ポイント増となった。
他方、「たいへん悲観的だ」「少し悲観的だ」と回答した人に、その理由(複数回答)を尋ねたところ、67.9%が「内需縮小」と回答した。その他回答が多く挙げられた理由は、「現政権の政策」(32.1%)、「世界経済の影響」(28.6%)、「雇用問題」(28.6%)等であった。
太陽ASGグループ(グラント・ソントン加盟事務所)
・調査対象45カ国の景況感平均DIは27(前期比 -5)と停滞。米中ブラジルの景況感に鈍り。
・日本の景況感2期ぶりに改善、ふたたびプラスに。 アベノミクスへの支持拡大。
・中堅企業経営者が安倍政権に期待する経済施策は「法人税の引き下げ」、「設備投資減税」等。
■各国動向:景況感、世界的に停滞。米中ブラジルの景況感に鈍り。
世界45カ国の自国経済の今後一年の見通しに関する2013年第4四半期(調査実施期間2013年11月〜12 月、以下今回)景況感平均DI*1は27で、前期(同2013年8月〜9 月)から5ポイント減、前年同期(同2012 年11月〜12 月)から23ポイント増という結果であった。また、調査対象国のうち、G7、アジア太平洋諸国など日本とのつながりが大きい主要26カ国における今回の同DIは28となり、前期比1ポイント、前年同期比15ポイント改善した。
今回の調査で、主要26カ国(表)のうち景況感DIが高い国はフィリピン90、インドネシア78、英国71、インド69など。他方、景況感DIが低い国はフランス -38、ギリシャ -20、タイ -20等であった。景況感DIが大きく改善した国はアイルランド(前期比+24)、トルコ(同+24)、インドネシア(同+22)、南アフリカ(同+22)等が挙げられる。一方、ベトナム(同 -24)、フランス(同 -21)等では景況感DIが悪化した。また、ブラジル(同-21)は本調査開始(2007年)以来最低のDI10を記録した。
地域別の同DIを前期と比較すると、全体的に停滞傾向であるが、前年同期と比較すると、先進国と新興国で対照的な動向を見せた。前年同期比では、G7(前年同期比+44)、EU加盟国(同+38)ともに大幅改善。一方、ラテンアメリカ(同-43)、 BRICs(同-17)では、同期比ともに景況感DIが悪化した。
※1 DI: バランス統計手法Diffusion Index の略。景気判断DI「良い」との回答比率から「悪い」との回答比率を引いた景況感を示す指数。
■主要国の景況感DI比較:米中の景況感DIに鈍り。日本の景況感は好調、再びプラスに。
日本の景況感DIは、前期調査では後退をみせたが、今回調査では2期ぶりの回復を見せ、前期比15ポイント増、前年同期比76ポイント増となる6であった。
一方、中国、米国の景況感DIは鈍りを見せている。中国における景況感DIは前期比9ポイント減で22。
また、米国の同DIは前期から16ポイント減となる36であった。
英国は71と好調を維持したものの、調査開始以来最も高いDIを記録した前期より5ポイント後退した。
■日本における動向:日本の中堅企業経営者の間で アベノミクスへの支持拡大。
日本の調査対象者に、今後一年間の日本経済の見通しについて尋ねたところ、「たいへん楽観的だ」「少し楽観的だ」の合計は、32.7% 。「少し楽観的だ」との回答が10.5ポイント伸び、前期比9.6ポイント増。一方、「たいへん悲観的だ」「少し悲観的だ」の合計は26.9%で前期比3.8ポイント減。景況感DIは 6で、前期比15ポイント改善、前年同期比では76ポイント改善した。
このうち「たいへん楽観的だ」「少し楽観的だ」と回答した人に「楽観的だ」と考える理由(複数回答)を尋ねたところ、「現政権の政策」(61.8%)を挙げる人が半数を上回った。続いて「円安の進行」(47.1%)が挙げられ、「設備投資の回復」(47.1%)という回答は、前期比21ポイント増となった。
他方、「たいへん悲観的だ」「少し悲観的だ」と回答した人に、その理由(複数回答)を尋ねたところ、67.9%が「内需縮小」と回答した。その他回答が多く挙げられた理由は、「現政権の政策」(32.1%)、「世界経済の影響」(28.6%)、「雇用問題」(28.6%)等であった。