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酒文化研究所アンケート調査【酒飲みのミカタ2月】

2014.02.17

株式会社酒文化研究所

「祝杯の酒〜定番はビールだがシャンパンも浸透」

 お酒は人間の喜怒哀楽に密接に関わりますが、その中でも人生の折々の喜びと共にあげる祝杯は特に思いの深いものです。ちょうどソチではオリンピックを開催中、応援している選手の活躍を喜び祝杯をあげる方も多いことと思います。今回は、直近一年間で祝杯をあげたときについて質問しました
(※回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒への関心の高い方々です。)

  一年以内に祝杯をあげた人は92%
 最近一年間で祝杯をあげたことがある人は回答者の92%でした。祝杯をあげた理由で最も多かったのは「新年の祝い」で69%、以下は「家族や友人の記念日・誕生日」59%、「クリスマスやハロウィーンなど外来の行事」33%、「成人・結婚・出産などの人生の節目の儀礼」27%、「仕事や趣味などでの目標達成」24%と社会的なもの、個人のものを含めた年中行事的なものが多く上がっています(図(1))。

  今後はシャンパン、プレミアムビールが拡大しそう
 その祝杯をあげたときのお酒は、多い順に「ビール」63%、「日本酒」57%、「ワイン」47%、「シャンパン(スパークリングワイン)」36%、「プレミアムビール」31%となりました。お祝いということで、ワインを選ぶ人が多いようです(図(2))。プレミアムビールが選ばれることも多く、今年は各社から新製品が発売されるので、話題性も高まり祝杯の酒に選ばれることが増えそうです。
次にその祝杯をあげた場所を聞いてみると、自宅が最も多く79%、飲食店(事前予約済み)が42%、友人・知人宅とホテル・旅館などの会場が共に16%、飲食店(予約なし)が14%であり、自宅でくつろぎながらの乾杯が伺えます(図(3))。
一般の家庭では買い置きがないと思われるシャンパン(スパークリングワイン)をあげた人が36%もいたことから祝杯には、シャンパン(スパークリングワイン)を使いたいという考え方はかなり浸透しているという側面も伺えます。

  祝杯も各自の好みのお酒が主流に
 居酒屋でみかける乾杯シーンでは、各自が好みの酒を選んでという姿もよく見ます。「祝杯をあげる時には、みんなが同じお酒にするべきだと思いますか」と質問してみました。結果は「個々に好きなお酒で」が60%で「できるだけ同じお酒で」27%「同じお酒で」13%となりました(図(4))。祝杯を一緒にあげる時も、6割の人が自分の好きなお酒で行えばよいと考えている。時代の変化を感じさせられます。意外なことに、「同じお酒で」という意向は30代以下の方が高く、若い世代の方が祝杯などをイベント感覚でとらえ、一緒に盛り上がる一体感を求めているようです。

  定年祝いと就職祝いの祝杯はこれから増えていく
 最後にこれから祝杯をあげたいと思う時をあげてもらったところ、「父の定年退職祝い」「子供の就職祝い」の二つが多数の方から上がりました。どちらも自分の人生と密接に関わる人の大きな節目であり、家族の絆を大切にする傾向の中で重要視されていきそうです。


■調査概要
調査時期2014年1月31日(金)〜2014年2月5日(水)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1443)
有効回答189(回答率13%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査
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