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WAVOC主催 シンポジウム 震災復興と市民参加――防潮堤問題から考える海との暮らし

2014年2月25日

早稲田大学広報室広報課

WAVOC主催シンポジウム
震災復興と市民参加――防潮堤問題から考える海との暮らし

東日本大震災から三年が経過し、東北の津波被災地では現在、住民と行政とのあいだで防潮堤建設事業をめぐる意見調整が難航しています。この事業は南海トラフ地震の防災対策等とも関連しており、海に囲まれた日本で暮らす、私たち一人ひとりの生活にも今後大きな影響を及ぼすことが予想されます。

本シンポジウムではこの問題を、経済・コミュニティー・自然環境など、地域づくり全体の文脈のなかで考えます。基調報告では、行政と住民・支援者が協働する「新しい公共」の事例として注目される、気仙沼市前浜地区のコミュニティーセンター再建の取り組みを紹介し、被災地の復興に深く携わっている各先生から防潮堤問題を切り取っていただきます。そして最後のパネルディスカッションでは、この問題を通じて見えてくる日本社会の大きな課題について、フロアも交えながら参加者全員で考えます。皆さまのご参加をお待ちしております。

開催要項
【開催日】 2014年3月1日(土) 13:00〜17:00 (開場12:30)
【場所】早稲田大学早稲田キャンパス26号館大隈タワー多目的講義室(地下1階)
      http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

【プログラム詳細】※途中入退室可
12:30 〜開場〜
13:00 開会の挨拶 紙屋敦之(早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター所長)
13:15 活動報告と問題提起(廣重剛史)
13:30 及川一郎、畠山幸治「気仙沼市本吉町前浜地区の復興への取組と課題」
14:00 千葉一「参加する復興――死者と生きるために」
14:30  〜休憩〜
14:45 廣瀬俊介「津波被災地の復興と風土の形成」
15:15 清野聡子「自然公物のかたち――海と人の関係の表象としての海岸」
15:45  〜休憩〜
16:00 パネルディスカッション「防潮堤問題が問いかけるもの」
16:45 質疑応答
17:00 〜閉会〜
司会:廣重剛史(WAVOCコーディネーター)

【登壇者プロフィール】
及川一郎:気仙沼市議会議員、気仙沼市本吉町在住
畠山幸治:前浜建設委員会委員長、「前浜おらほのとっておき」実行委員長
千葉一:東北学院大学講師、気仙沼市震災復興市民委員会委員。
廣瀬俊介:東北芸術工科大学大学院准教授、ランドスケープデザイナー
清野聡子:九州大学准教授、海岸生態工学、国交省「海岸管理のあり方検討委員会」委員。

【主催】早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)
【共催】東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科
【協力】防潮堤を勉強する会(気仙沼市)
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