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「鞠智城(きくちじょう)シンポジウム」東京で開催!

平成26年7月7日

熊本県

「鞠智城(きくちじょう)シンポジウム」東京で開催!

 7月27日(日)東京都千代田区、明治大学アカデミーコモン・アカデミーホールにて鞠智城東京シンポジウムを開催します。
 鞠智城は、東アジア情勢が緊迫した7世紀後半に、大和朝廷が築いた古代山城の一つで、昭和42年(1967年)からの発掘調査により、国内の古代山城では唯一の八角形建物跡をはじめとする72棟の建物跡や貯水池跡、土塁跡など貴重な遺構が相次いで見つかっています。
 平成20年には、百済系の銅造菩薩立像が出土し、大陸との繋がりを示す史跡として注目を集めています。
 この度、昭和42年度から32次にわたる発掘調査によって得られた調査結果や最新の研究成果を報告するとともに、鞠智城の歴史的意義や学術的価値を広く知っていただき、歴史公園としてのさらなる充実を目指して、東京でシンポジウムを開催いたします。
 なお、シンポジウム参加には事前申込みが必要です。(詳細は別添のとおり)
 また、7月20日(日)から7月31日(木)まで、明治大学アカデミーコモン1F展示スペースにてパネル展(入場無料)を開催します。パネル展に事前申し込みは不要です。


◆開催日 平成26年7月27日(日)
◆会 場 明治大学アカデミーコモン アカデミーホール
◆参加費 無料
◆定 員 1100人(先着順)
◆テーマ 「律令国家の確立と鞠智城 〜698年「繕治」の実像を探る〜」(※)
◆内容(予定)
・開会 10:30
・報告 『最新調査報告』熊本県教育委員会 矢野 裕介 10:40〜11:00
・基調講演 『律令制国家の成立と鞠智城』明治大学文学部教授 吉村 武彦 11:00〜12:00
・講演1『大宰府防衛体制と鞠智城』九州歴史資料館学芸調査室長
     小田 和利 13:10〜13:50
・講演2 『鞠智城「繕治」の歴史的背景』東洋大学文学部教授 森 公章 13:50〜14:30
・パネルディスカッション 14:50〜16:20
・閉会 16:30

◆コーディネーター 佐藤信(東京大学大学院教授)
◆パネラー 吉村武彦、小田和利、森公章、矢野裕介
◆主催 熊本県、熊本県教育委員会 
◆共催 明治大学日本古代学研究所
◆後援 明治大学博物館、熊本県文化財保護協会、朝日新聞社

◆参加申込み
(FAXでの申込み)
別添「鞠智城東京シンポジウム参加申込書」を以下の番号に送信
FAX:03-3263-6277
(郵送での申込み)
別添「鞠智城東京シンポジウム参加申込書」を事務局に郵送
〒102-0082 東京都千代田区一番町10番地2 一番町Mビル4F
鞠智城シンポジウム事務局<(株)ブルックス内>
(インタネットでの申込み)
以下のURLよりアクセスいただき、専用フォームで申込み
http://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/117/

◆お問い合わせ先
鞠智城シンポジウム事務局 TEL:03-3239-9055(平日10:00〜17:00)
熊本県教育委員会事務局文化課 TEL:096-333-2706

※繕治(ぜんち)とは…つくろってなおすこと。『続日本紀』に鞠智城の繕治(698年)を伝える記事があります。
※詳しくは、インターネットで「鞠智城」と検索してください。

【鞠智城整備の歩み】
昭和34年(1959年) …… 「鞠智城跡」として県指定遺跡に指定
昭和42年(1967年) ……  発掘調査開始
平成 6年(1994年) …… 「歴史公園鞠智城」として整備を開始
平成 9年(1997年) …… 「米倉」を復元
平成10年(1998年) …… 「兵舎」を復元
平成11年(1999年) …… 「鼓楼」を復元
平成16年(2004年) ……  国の史跡に指定
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