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【海外リサーチ】中国 国慶節連休直前、日本旅行に関する新浪微博(シナウェイボー)書き込み調査

2014年9月29日(月)

株式会社ホットリンク

【海外リサーチ】中国 国慶節連休直前、日本旅行に関する新浪微博(シナウェイボー)書き込み調査

株式会社ホットリンクと普千(上海)商務諮訊有限公司では、中国本土で話題になっている事件・社会現象等を「新浪微博(シナウェイボー)」データより分析し、中国に進出している日系企業に向けてお届けします。


依然として緊張が続く日中関係ですが、国同士の関係はともかく、観光を目的とする訪日中国人の数は増加傾向にあります。2014年7月30日に日本政府観光局(JNTO)が発表したデータによると2014年の上半期、中国本土からの訪日者数は前年同期比88.2%の増の100万9200人となり、大幅に増加しています。日本への旅行者の増加については、中国のメディアでも取り上げられており、日本は最も人気のある旅行先の一つになっています。

(中国大陸からの日本旅行者半年で100万人突破、増加率80%超えはトップ)
http://news.ifeng.com/a/20140728/41341232_1.shtml

(中国からの日本旅行者数過去最高に)
http://www.askci.com/news/201404/02/029832227993.shtml


中国からの日本への観光客の急増については、円安、ビザ取得の簡略化、免税店の増加等様々な要因が考えられますが、その中でも一番大きいのはやはり円安で、中国人からみると現在の日本は、富士山、桜、寿司等魅力的なコンテンツがあるうえに、更に品質の良い製品を手頃な価格で買うことができる買い物天国でもあり、香港、台湾、韓国、東南アジア等の競争相手と比較すると圧倒的にコストパフォーマンスが高い国になっています。

中国では10月1日から国慶節(建国記念日)のゴールデンウィークが始まるため、また多数の中国人が日本を訪れるのは確実です。そこで今回は、中国の人々が日本への旅行にどのようなことを期待しているかについて、新浪ウェイボー上の書き込みを通じて分析してみたいと思います(※1)。

※1 今回の分析モニター対象メディア
口コミ:新浪微博(シナウェイボー)


グラフをみると5月と8月の書き込み件数が多くなっていますが、5月は労働節の連休で旅行に行く人が多いことが関係していると思われます。また8月は、中国では9月の新学期前の夏休みのため、家族での旅行を計画している人が多いため、書き込み件数が増加した可能性が高いと考えられます。



1.都道府県別ウェイボー書き込み件数ランキング
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都道府県別の書き込み件数をみると、予想通り「東京」が圧倒的な一位で、以下大阪府、神奈川県、北海道、兵庫県等が続いていますが、一位の東京都と二位の大阪府との間には書き込み件数で4倍以上の差があり、現在のところ中国の人にとって日本旅行とは東京へ行くことに限りなく近いことがわかります。

第三位の神奈川県は、むしろ横浜が、そして第五位の兵庫県は神戸の知名度がそれぞれ高いために書き込み件数で上位にランクインしています。また第三位の北海道は、以前中国で大ヒットした映画のロケ地になって以降知名度が上昇、雪や温泉、中国人に大人気のお菓子「雪の恋人」の工場、海鮮が美味しい等の評判があり、旅行先として高い人気を誇っています。



2.本場の刺し身やラーメンを食べる、意外な食べ物も人気
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刺し身は中国での日本の食べ物として知名度が高いため、書き込み件数でも第一位になっています。以下ラーメンがそれに続きますが、意外なことに寿司よりも日本酒のほうが書き込み件数が多くなっています。以下「牛肉」、「天婦羅」等日本的なイメージの食べ物が続いていますが、下位をみると、「もんじゃ焼き」、「煎餅」、「中華まん」等、日本の食べ物としてはあまりメジャーではないものがランクインしています。これらは、旅行前から食べたいと思っている食べ物というよりは、実際に日本に行って初めて口にして気に入った食べ物といえるかもしれません。

●食に関する書き込み
・刺し身の新鮮さがタダ事じゃないよ、中国の刺し身はもう食べられない。
・生ワサビをその場でおろして刺し身を食べるんだよ、感動。
・ラーメンは茹で過ぎるとよくない、中国に戻ったら店員に教えてやろう。
・利き酒ってずっと飲んでると酔っちゃうよ、日本酒は後から回る・・・。
・日本に来てからもう天ぷらそばを毎日食べてる、あれに勝る食べ物はない。
・居酒屋に行けば安くいろいろな日本料理が食べられる、お気に入りは焼き鳥。
・もんじゃのサブカル感がたまらない。
・551の蓬莱が最強。



3.中国の人にとっては日本旅行=買い物
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中国の人々が日本で最も楽しみにしているのが買い物です。食事代を削ってでも買い物にお金を使う人が多く、日本旅行=買い物と言っても過言ではありません。ただ、最近の日本旅行での買い物での人気は、かつてのような電化製品やデジタル機器ではなく(炊飯器等依然として人気のあるものもありますが)、生活用品や化粧品等にシフトしています。百円ショップやドラッグストアは中国人観光客にとっては品質の良いモノを安く買うことができる天国のような場所であり、多くの人が自分で使う分だけでなくお土産のために大量に購入します。

中国のソーシャルメディアでも、http://blog.sina.com.cn/s/blog_59d6cafe0100ahb5.html
のような日本ショッピング指南のようなサイトが多数あり、日本へ旅行する前にこうしたサイトをチェックして、購入リストを作成したうえで日本旅行に臨む人も少なくありません。

●買い物に関する書き込み
・日本に来たら目薬買わないと損、中国にはスッとするタイプのがない。
・中国人は100円ショップに入ったら半日はいけるね、日本はおかしい、こんな品質の
良いものを100円で売ったら儲からないじゃないか。
・メリーズ(花王の紙おむつ)を買おうとしたら、既に売り切れ、中国人が買っていった
らしい、皆同じこと考えるな。
・日本の文房具は皆可愛らしいし、品質がいいから毎回大量に買って帰る。
・みんな知ってるか、有楽町のビックカメラなら家電だけでなく酒も買えるぞ。
・中国に売っていない化粧品が山ほど売っていて、全部欲しい。
・変圧器も忘れずに買っておかないと、電圧が違うから帰ってから困るぞい!
・円安がすごいから、中国で稼いで日本で使うのが正しい選択。


4.まとめ
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ソーシャルメディア上には、これから日本へ行こうと考えている人、実際に日本へ旅行する準備をしている人、今日本に旅行に来ている人、日本へ既に旅行した人等の声が溢れています。そして、それらの人々の日本に対するイメージは概ね良好です。こうした声をうまく拾っていくことで、中国の人々が日本旅行に求めているもの、中国の人が思う良いサービス、感動するポイント等を理解することができれば、今後様々なインバウンドビジネスに活かしていくことができるのではないかと思います。


■株式会社ホットリンクについて(http://www.hottolink.co.jp/
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ホットリンクは、ソーシャル・ビッグデータを分析・加工し、ビジネスへの有効活用を支援するクラウドプラットフォームベンダーです。大量のソーシャル・ビッグデータで風評をモニタリングする「e-mining」、及び、リアルタイムに検索・分析が可能な「クチコミ@係長」を、現在まで累計1600 社以上に提供してまいりました。また同様に、ソーシャル・ビッグデータおよび、感情/属性分析エンジンを、API を通じてサードパーティ向けに提供しています。また、2013年 6月より金融分野では、日本企業初の   Bloomberg 利用者向け金融ビッグデータ分析ツールを提供しています。


■普千(上海)商務諮訊有限公司について
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2001年設立。日系広告会社、PR会社、ナショナルクライアントを中心に、中国市場で展開企業、ブランド、商品の広告、記事、口コミ情報の統合的モニタリングを行い、収集したデータをもとに、データ分析、レポート作成、マーケティング戦略、PR戦略、WEB戦略、コミュニケーション戦略コンサルティングサービス等を提供。運用する広告、記事、口コミデータベースは業界最大規模。
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