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夜間就寝中の人工透析で、社会生活を維持できる「オーバーナイト透析」本格スタート

2014年10月1日

医療法人回生会 宝塚病院

〜 専門知識とプロの技術で、患者の人生に寄り添う 〜
夜間就寝中の人工透析で、社会生活を維持できる
「オーバーナイト透析」本格スタート
専門医、透析看護認定看護師、管理栄養士らの専門チームが適切にサポート

医療法人回生会 宝塚病院(院長:馬殿正人/所在地:宝塚市野上)はこのたび、腎臓・心臓治療歴37年の経験を生かし、腎臓病患者の負担を減らし生活の質の向上を支える目的で、夜間の就寝中に人工透析を行う「オーバーナイト透析」を本格スタートいたします。

 「重い病気になっても、普通の生活をあきらめないで」――― 腎臓病は重症化すると人工透析が避けられません。一般的に日中4時間ベッドに横たわる生活を週に3日必要とするため、それまでの会社勤めを諦めざるを得ない人もいます。
しかし、オーバーナイト透析は、夜寝ている間に8時間かけてゆっくり透析するため、まず体にかかる負担が軽くなります。必要な日数は日中と同じ週3日ですが、寝ている間に透析を受けられるため、仕事をこれまで通り続けることが可能です。好きなものを食べられ薬も減らせるため、日中の生活をこれまで通り維持でき、食事制限もほぼ必要なくなり、患者の負担を大幅に減らせます。

当院では昨年秋、院内の透析室を改装し、夜に安心して眠れるようオーバーナイト透析専用の個室ブースを作りました。腎臓病患者をケアする専門医、透析看護認定看護師、管理栄養士らの専門チームが、病気を抱えながら生きる患者の生活をサポートしていきます。概要は以下のとおりです。

【オーバーナイト透析概要】
◆目 的  夜間就寝中の人工透析で、社会生活を維持すること
腎臓病は重症化すると人工透析が避けられません。一般的に日中4時間ベッドに横たわる生活を週に3日必要とするため、それまでの会社勤めをあきらめざるを得ない人もいます。
 しかし、オーバーナイト透析では、夜間の睡眠時間を利用し、8時間かけてゆっくり透析するため体への負担が減らせます。昼間に仕事をしている人でも透析を受けやすくなるメリットがあり、普通の日常を取り戻すことができます。食事制限もほぼなくなり薬も減らせるなど、適切なサポートを受けることで重い病気になっても普通の生活を維持できるメリットがあります。
当院では昨年秋に透析室を改装し、夜に安心して眠れるようオーバーナイト透析専用の個室ブースを作り、オーバーナイト透析を本格スタートいたします。腎臓・心臓治療歴  37年の専門医を中心に、透析看護認定看護師と管理栄養士の3つの専門職で構成される腎臓病ケアの専門チーム「CKD(慢性腎臓病)サポートチーム」が、患者の人生に寄り添い治療をサポートします。
◆開始日   2014年2月3日
◆内 容   夜間8時間の人工透析を週3日行います。※20時から翌朝6時までの間の8時間で実施します。
◆病床数   10床 ※医療法人回生会 宝塚病院 透析センター内
◆腎臓病をケアする専門チーム「CKD(慢性腎臓病)サポートチーム」メンバー
 ・馬殿正人院長(総合内科専門医/循環器専門医/腎臓指導医/関西医科大学臨床教授)
 ・武田晶子看護師(日本看護協会認定透析看護認定看護師)
 ・金南ちあき、頭地恵(管理栄養士)
◆オーバーナイト透析の申込について
 まずは電話で、毎週金曜日14時から17時の「CKD外来」を予約してください。
 馬殿院長が診療を行い、その後の治療方針及びスケジュールなどをお話します。
 宝塚病院「CKD外来」予約  代表電話番号 0797−71−3111
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