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グレード Aオフィスへの実需は健在 ー東京オフィス賃貸市場レポート 2014年第3四半期−

2014年10月2日

クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド

グレード Aオフィスへの実需は健在 ー東京オフィス賃貸市場レポート 2014年第3四半期−

 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(米国・ニューヨーク)は、2014年第3四半期(7月1日〜9月30日)の東京オフィス賃貸市場に関する調査レポート「MARKETBEAT OFFICE TOKYO Q3 2014」を公表しました。本レポートは主としてグレードA*のオフィスビルに関して以下のとおり分析しています。
  *「築10年以内かつ基準階面積380坪以上」の物件をグレードAと定義しています。

1.立地改善やオフィス床拡張ニーズの増加を反映し、テナントからの移転の問い合わせ数は前期から増加しましたが、オフィス床の稼働率が高まっている中、テナントが希望するオフィス床が不足気味のため、成約のペースは減速しました。

2.多くのテナントはビジネスの拡大に伴う拡張ニーズに対して館内増床できたのがやっとであり、市場はやや減速気味でした。

3.今期の新規供給ビルは、前期同様、活況なプレリーシングが奏功し、昨年の水準と比べてより高い稼働率で竣工するなどグレード Aオフィスへの健全な実需要が見られました。

4.2015年の新規供給は、品川シーズンテラスを含め第1四半期に集中する予定ですが、活況なプレリーシングによりグレード A市場は軟化しないと予想します。
                        以上

■本レポートを含め、アジア太平洋地域の主要都市のレポート(英語)は以下をご覧ください。
http://www.cushwakeasia.com/emkt/2014/Emailers/Marketbeat3Q2014/Office3Q2014/MBFlashScroll3q14.swf
■本レポートの執筆者
柳町啓介(やなぎまちけいすけ)mailto:keisuke.yanagimachi@ap.cushwake.com 
TEL: 03-3596-7098(直通)
プロフィール:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド ヘッドオブリサーチジャパン。建設企業で大規模商業施設の設計、みずほ信託銀行で証券化不動産実務、CBREで調査・分析業務に従事ののち現職。オックスフォードブルックス大学国際不動産学修士、早稲田大学国際不動産研究所招聘研究員、日本不動産金融工学学会会員、一級建築士。
■クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドについて
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は1917年ニューヨークで創業した、非上場企業としては世界最大の総合不動産サービス会社です。全世界約60カ国におよそ250の拠点、16,000名以上のプロフェッショナルを配置しています。
C&Wの詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。 
http://www.cushmanwakefield.jp/ja-jp/
■留意事項 本資料は情報提供のみを目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。
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