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「第3回健康寿命をのばそう!アワード」表彰式

平成26年11月18日

厚生労働省

健康づくりについて優れた取組を行う企業・団体・自治体を表彰!
「第3回健康寿命をのばそう!アワード」表彰式
最優秀賞は、《生活習慣病予防分野》では須坂市保健補導員会
《介護予防・高齢者生活支援分野》ではむつみ元気支援隊(山口県萩市)
が受賞!
ゲストには「いきいき健康大使」の三浦雄一郎さんが登場!!

 厚生労働省は11月18日(火)、健康づくりについて優れた取組を行う企業などを表彰する「第3回健康寿命をのばそう!アワード」表彰式を、都市センターホテルにて開催しました。
 これは生活習慣を改善し、健康寿命をのばすために厚生労働省が行っている国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として、今年度で3回目を迎える表彰制度です。生活習慣病の予防の啓発などの優れた取組及び地域包括ケアシステムの構築に向け介護予防・高齢者生活支援に関して優れた取組を行っている企業・団体・自治体を表彰する制度で、《生活習慣病予防分野》と《介護予防・高齢者生活支援分野》の2分野とし、それぞれの分野で厚生労働大臣賞(最優秀賞、優秀賞)、局長賞を表彰しました。
 表彰式には、原勝則厚生労働審議官が出席し、特に優れた取組に対して厚生労働大臣賞(2分野において最優秀賞1点、優秀賞3点)を授与。生活習慣病予防分野の最優秀賞は須坂市保健補導員会、介護予防・高齢者生活支援分野の最優秀賞はむつみ元気支援隊(山口県萩市)が受賞されました。(受賞結果の詳細は、2〜5ページをご覧ください。)また、「いきいき健康大使」でプロスキーヤー・冒険家の三浦雄一郎さん、そして三浦雄一郎さんの次男で同じくプロスキーヤー・医学博士の三浦豪太さんをお招きし、トークショーを行いました。

 会の冒頭、ご公務のため欠席された塩崎恭久厚生労働大臣の開会挨拶を原勝則厚生労働審議官が代読されました。
「国民の健康増進や生活習慣病の予防、そして介護予防・高齢者生活支援に関し、優れた取り組みを行うなど、そのご功績により本日表彰を受けられる皆様に心からお祝いを申し上げます。ひとりひとりが自らの健康に強い関心を持って生活することはもちろん、こうした個人の健康づくりの取り組みを、行政だけでなく、企業、団体、地域社会など、社会全体で応援していくことが必要です。厚生労働省では、国民の健康寿命が延伸する社会を構築するため、予防、健康管理に関する取り組みを推進してまいりますのでこの表彰式を機に皆様におかれましても、引き続き健康づくり運動を推進していただくことをお願い申し上げます」。

 ゲストで登場した三浦雄一郎さんは、表彰式とトークショーに出席しました。「いきいき健康大使」に任命されてからの活動について聞かれると、「自分自身もっと元気に、もっと健康であろうという気持ちで頑張っています」と、コメント。世界最高齢でのエベレスト登頂について聞かれると三浦雄一郎さんは、「健康には2種類あると思うんです。ひとつは健康を守る。そして守りがあるから攻めがあるという意味での攻めの健康。僕も60近くまでは守りの健康だったんです。ウォーキングや体操、スキーをしていても飲んだり食べたりのほうが量が多くて、いつのまにか気づいたら生活習慣病だったんです。僕の父親が99の白寿でモンブランを滑ったんですが、親父がモンブランなら僕は80歳でエベレストを登ってみようと思ったんです。そこで考えたのが攻めの健康。1.4kgの靴を履いて、10kgの荷物を背負って、生活の中で負荷をかけて運動しているうちに半年足らずでメタボもなくなって、体の不調もなくなった。根源にはエベレストに登ろうという目標があったから。負荷も最後には片足10kg、背中には30kgになっていました」と、エベレスト登頂という目標が自身の健康に関する考え方を変えたエピソードをお話しくださいました。また、それを支えた三浦豪太さんは「エベレストという目標をもってからすべてがひとつにまとまったと思います。80歳でエベレストに登るために自分で考えてそれに向かってトレーニングをし食事も気を付けた結果、80歳の時の方が筋力も柔軟性も69歳の時よりも上だったんです」とコメント。
 三浦雄一郎さんは「当面の目標は85歳で世界に6番目に高いチョー・オユーから親子でスキーで滑り降りたい。90歳になったらエベレスト4度目のチャレンジに向かっていきたい」と今後の目標を語ってくださいました。

 最後に、≪生活習慣病予防分野≫の評価委員を代表し、健康日本21推進全国連絡協議会 会長、公益財団法人 健康・体力づくり事業財団理事長 下光輝一評価委員、そして≪介護予防・高齢者生活支援分野≫の評価委員を代表し、東京大学名誉教授、大森彌評価委員長から「これからもこのアワードを通して地域の取り組みが評価され、活性化していって欲しいと思う」と総評をいただきました。


                  記

■名称   「第3回健康寿命をのばそう!アワード」表彰式
■日時   11月18日(火)13:00〜14:35
■会場   都市センターホテル 5階「オリオン」
■登壇者  厚生労働審議官 原勝則
      健康日本21推進全国連絡協議会 会長 下光輝一
      東京大学名誉教授 大森彌
■ゲスト  「いきいき健康大使」 三浦雄一郎(プロスキーヤー・冒険家)
      三浦豪太(プロスキーヤー・医学博士)
■内容   開会案内
      原勝則厚生労働審議官 ご挨拶
      表彰式
      記念撮影
      受賞者のプレゼンテーション
      三浦雄一郎さん、三浦豪太さんによるトークショー
      評価委員長の講評

                                  以上


               【受賞結果】
≪生活習慣病予防分野≫
【厚生労働大臣 最優秀賞】(1件)
・須坂市保健補導員会
「市民の健康を願って『自分の健康は自分でつくり守る』保健補導員の健康づくり活動」

【厚生労働大臣 優秀賞】(3件)
<企業部門>
・株式会社イトーキ
「『Workcise(ワークサイズ)』働きながらオフィスで健康増進」

<団体部門>
・一般社団法人江戸川区医師会
「最先端の江戸川スタイル〜あなたのリスクを見える化!健診当日に保健指導を受けてみんなスマイル!〜」

<自治体部門>
・熊本市(熊本県)
「全ての市民が生涯を通して、住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまちを目指して〜ネットワークで守る市民の腎臓(そらまめ)〜」

【厚生労働省健康局長 優良賞】(15件)
<企業部門>
・株式会社LCウェルネス
「健康寿命日本一の浜松から発信!おいしい・うれしい・たのしい地域(まち)〜食環境整備の取り組みと推進〜」
・株式会社グリーンハウス
「『スマメシ・あすけん・あなたの健康サポートし隊』を使って社食で進める生活習慣病予防、重症化予防の取り組み」
・株式会社フレスタ
「ヘルシスト(最上級の健康)スーパーを目指して〜私が挑む『健康宣言』、仲間と創る『健康経営』〜」
・ヤマトグループ健康保険組合
「『会社』『労組』『健保』の3者で実施する禁煙への取り組み」

<団体部門>
・NPO法人・熟年体育大学リサーチセンター(JTRC)
「科学的根拠に基づく健康寿命延伸の方策を『信州モデル』として全国の自治体、団体、医療機関、民間企業へ発信」
・公立大学法人名桜大学健康・長寿サポートセンター
「“てるしの”の輝き!名桜大学『健康・長寿プロジェクト』−離島地域の活性化を目指す自治体・大学参画型の健康支援−」
・地方独立行政法人市立吹田市民病院
「市立吹田市民病院 世界COPDデーイベント『肺の健康診断』〜測ってみよう肺年齢(第1〜5回)」
・日本禁煙推進医師歯科医師連盟
「eラーニングを用いた禁煙治療・支援のための指導者トレーニングプログラムの開発と普及(J-STOP)」

<自治体部門>
・加東市(兵庫県)
「夢がきらめく☆元気なまち加東〜加東サンサンチャレンジ〜」
・上山市(山形県)
「健康ウォーキングを中心とした市民の総合的な健康づくり−自然環境等の地域資源を活用した上山型温泉クアオルト事業の一環として」
・北名古屋市(愛知県)
「『つなぐ』市民と行政の架け橋となる健康ドームでの活動〜実践現場がもつ保健・医療・福祉データを活用した事業展開〜」
・総社市(岡山県)
「健康インセンティブで市民・地域の力を引き出す“これがそうじゃ流”」
・箕輪町(長野県)
「『健康づくり日本一』の箕輪町を目指して〜コミュニケーションで地域力を高め、健康づくりの輪を拡げよう〜」
・全国健康保険協会大分支部
「中小企業(事業主)とのコラボヘルス『一社一健康宣言』事業」
・パナソニック健康保険組合
「職場と家庭の健康づくり運動『健康パナソニック2018』」


≪介護予防・高齢者生活支援分野≫
【厚生労働大臣 最優秀賞】(1件)
・むつみ元気支援隊(山口県萩市)
「むつみ愛サービス」

【厚生労働大臣 企業部門 優秀賞】(3件)
<企業部門>
・ながおか医療生活協同組合(新潟県長岡市)
「診療所サポート型地域ケアシステム」

<団体部門>
・NPO法人みんなの元気塾(京都府相楽郡精華町)
「元気塾サロン」

<自治体部門>
・いなべ市(三重県)
「元気づくりシステム」

【厚生労働省老健局長 優良賞】(6件)
<企業部門>
・株式会社ホクノー(北海道札幌市)
「『まちかどよろず相談会』の開催」
・有限会社静内ケアセンター(北海道日高郡新ひだか町)
「(有)静内ケアセンター福祉村構想」

<団体部門>
・特定非営利活動法人 陽だまり(広島県東広島市)
「会員制たすけあい活動『陽だまりクラブ』」
・三関昔を語る会(秋田県湯沢市)
「三関昔を語る会」

<自治体部門>
・高知市(高知県)
「認知症カフェ(えいとカフェ)」
・北杜市(山梨県)
「通所型予防サービス(ふれあい処北杜)」


               【ご参考】

「第3回健康寿命をのばそう!アワード」

<実施概要>
応募期間:平成26年7月1日(火)〜平成26年8月29日(金)
募集部門:(1)企業部門 (2)団体部門 (3)自治体部門
募集対象:生活習慣病予防の啓発活動、健康寿命をのばすことを目的とした取組を行っている企業・団体・自治体
     ※平成25年6月1日〜平成26年8月29日までに実施した活動
応募先:スマート・ライフ・プロジェクト公式ウェブサイトまたはスマート・ライフ・プロジェクト事務局
応募方法:公式ウェブサイトから応募、または専用応募用紙をダウンロードの上、郵送(当日消印有効)またはメール送信で応募
URL:http://www.smartlife.go.jp
応募費用:無料
表彰:厚生労働大臣/最優秀賞(1件)、優秀賞(企業部門、団体部門、自治体部門 各1件)
   厚生労働省局長/優良賞(企業部門、団体部門、自治体部門 各5件程度)
主催:厚生労働省
後援:健康日本21推進全国連絡協議会、スマート・ライフ・プロジェクト推進委員会


※「Smart Life Project」(スマート ライフ プロジェクト)とは
 厚生労働省では、国民の健康寿命延伸のため、主に生活習慣病の予防を目的とした「すこやか生活習慣国民運動」を実施し、「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」を推進してきました。
 平成22年度からは、さらにこの活動を広げるために、幅広い企業や団体との連携を主体とした「Smart Life Project」をスタートし、3つのテーマについて、具体的アクションへの認知と理解向上を目指し、さらなる普及を図っています。
 賛同企業・団体数は平成26年11月末18日現在、2305団体に上ります。
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