ファクトリーオートメーション事業の技術開発と販売能力を強化
[15/07/30]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2015年7月30日
オムロン株式会社
米・モーション制御機器メーカーを買収
- ファクトリーオートメーション事業の技術開発と販売能力を強化 -
オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長: 山田義仁)は、本日開催した取締役会において、制御機器事業におけるファクトリーオートメーション技術の開発と販売能力強化の一環として、米国のモーション制御機器メーカーである「デルタ タウ データ システムズ社」(本社:アメリカ カリフォルニア州チャッツワース、 以下DT社)の株式を100%取得してグループ会社化することについて決議し、株式取得契約を締結しました。なお、株式の取得は条件の充足後9月初旬に完了する予定です。これにより、当社は、製造装置を駆動させるモーション制御分野(※1)における技術開発力とエンジニアリング力の強化を図るとともに、両社の製品・技術を組み合わせた最適なモーション制御ソリューションを、両社の販売網を通じてグローバルに提供していきます。
当社は、ファクトリーオートメーションのリーディングカンパニーとして画像処理センサーなどの入力機器から、各種コントローラー、サーボドライバー、サーボモーターなどの出力機器をはじめ安全対策機器、盤内制御機器まで幅広い制御機器を有し、これらを組み合わせた幅広いオートメーション技術を世界中の生産現場に提供しています。
近年、市場のグローバル化や製品サイクルの短期化など、製造業を取り巻く環境が大きく変化している中、生産現場では装置の処理速度および処理精度の向上による生産性の改善や、ロボット活用による省人化、品質向上など課題が増加しています。
こうした中、当社はこれまで、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)とモーションコントローラーの機能を一体化した統合型コントローラー「NJ/NXシリーズ」を発売し、画像処理センサーやサーボドライバーなど様々な入出力機器をシームレスにつなぐことで従来型のPLCでは困難であった高性能なモーション制御を実現、この「NJ/NXシリーズ」を中核に、製造業の生産性や品質の向上に貢献するソリューションやエンジニアリングサポートを自動車やデジタル機器、食品分野などをはじめあらゆる製造業各社に提供しています。
一方、DT社は、モーション制御に特化したコントローラーの専業メーカーとして、世界最高水準のモーション制御を可能とするコントローラー「PMAC」を開発、製造、販売する業界屈指の技術開発力とシステムインテグレーション力を有しており、米国や韓国を中心とする半導体・液晶ディスプレイ製造装置や、工作機、包装機などのメーカーに提供しています。
今回の買収により、当社は今後、DT社のモーションコントローラー「PMAC」を当社の幅広い製品群と組み合わせ、グローバルな販売網を通じて製造業各社に提供していきます。またDT社の高いエンジニアリング力をもった販売網を活用し、当社の制御機器と「PMAC」を用いた最適なソリューションをDT社の顧客企業各社に提供していきます。
そして、DT社が長年培ったモーション制御技術を「NJ/NXシリーズ」に取り込むことで、ソリューションの適用範囲を拡大してまいります。
当社は、今回の買収を通じ、世界最高水準のオートメーション技術を更に進化させ、製造業各社と共にモノづくりの革新に取り組むことで、長期経営ビジョン「Value Generation2020」(※2)の目標達成に向けた基本戦略の一つである「IA事業の最強化」を着実に実行し、将来のさらなる成長を目指してまいります。
(※1)モーションコントローラについて
サーボモーターやステッピングモーターを動かす際に、その動きを位置と時間で指定したプログラムを実行するためのコントローラーです。
形態はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)への内蔵タイプ、PLCユニットタイプ、PCボードタイプ等があります。
世界最高水準とは、モーション性能50μsec/8軸を指します。(2015年7月現在 当社調べ)
(※2)Value Generation2020(略称:VG2020)について
2011年から2020年までの10年間におけるオムロングループの長期経営ビジョンです。当社ではVG2020の目標達成に向け、事業成長を加速し、グローバルに、多くのお客様へ向けた新たな価値提供に取り組んでいます。
■「デルタ タウ データ システムズ社」の概要
「デルタ タウ データ システムズ社」は、30年以上の実績と約100万軸のモーション制御の実績を有する、高性能なモーションコントローラーの開発・生産・販売におけるリーディングカンパニーです。複雑なアプリケーションをシンプル化するソリューションを提供し、グローバルに、半導体製造装置や、医療機器、包装機など数千社の製造業や研究機関に採用されています。
生産はすべて米国内で行われており、顧客の競争優位性を確保するソリューションを提供すべく、常に新たな技術開発に取り組んでいます。
社名:「デルタ タウ データ システムズ社」
設立 :1976年
事業内容 :モーションコントローラー の開発・製造・販売
従業員数:178名
所在地:
本社 アメリカ カリフォルニア州 チャッツワース
支社 日本、韓国、中国、スイス、イギリス、シンガポール、インド
■ オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約39,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。
詳細については、 http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。
オムロン株式会社
米・モーション制御機器メーカーを買収
- ファクトリーオートメーション事業の技術開発と販売能力を強化 -
オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長: 山田義仁)は、本日開催した取締役会において、制御機器事業におけるファクトリーオートメーション技術の開発と販売能力強化の一環として、米国のモーション制御機器メーカーである「デルタ タウ データ システムズ社」(本社:アメリカ カリフォルニア州チャッツワース、 以下DT社)の株式を100%取得してグループ会社化することについて決議し、株式取得契約を締結しました。なお、株式の取得は条件の充足後9月初旬に完了する予定です。これにより、当社は、製造装置を駆動させるモーション制御分野(※1)における技術開発力とエンジニアリング力の強化を図るとともに、両社の製品・技術を組み合わせた最適なモーション制御ソリューションを、両社の販売網を通じてグローバルに提供していきます。
当社は、ファクトリーオートメーションのリーディングカンパニーとして画像処理センサーなどの入力機器から、各種コントローラー、サーボドライバー、サーボモーターなどの出力機器をはじめ安全対策機器、盤内制御機器まで幅広い制御機器を有し、これらを組み合わせた幅広いオートメーション技術を世界中の生産現場に提供しています。
近年、市場のグローバル化や製品サイクルの短期化など、製造業を取り巻く環境が大きく変化している中、生産現場では装置の処理速度および処理精度の向上による生産性の改善や、ロボット活用による省人化、品質向上など課題が増加しています。
こうした中、当社はこれまで、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)とモーションコントローラーの機能を一体化した統合型コントローラー「NJ/NXシリーズ」を発売し、画像処理センサーやサーボドライバーなど様々な入出力機器をシームレスにつなぐことで従来型のPLCでは困難であった高性能なモーション制御を実現、この「NJ/NXシリーズ」を中核に、製造業の生産性や品質の向上に貢献するソリューションやエンジニアリングサポートを自動車やデジタル機器、食品分野などをはじめあらゆる製造業各社に提供しています。
一方、DT社は、モーション制御に特化したコントローラーの専業メーカーとして、世界最高水準のモーション制御を可能とするコントローラー「PMAC」を開発、製造、販売する業界屈指の技術開発力とシステムインテグレーション力を有しており、米国や韓国を中心とする半導体・液晶ディスプレイ製造装置や、工作機、包装機などのメーカーに提供しています。
今回の買収により、当社は今後、DT社のモーションコントローラー「PMAC」を当社の幅広い製品群と組み合わせ、グローバルな販売網を通じて製造業各社に提供していきます。またDT社の高いエンジニアリング力をもった販売網を活用し、当社の制御機器と「PMAC」を用いた最適なソリューションをDT社の顧客企業各社に提供していきます。
そして、DT社が長年培ったモーション制御技術を「NJ/NXシリーズ」に取り込むことで、ソリューションの適用範囲を拡大してまいります。
当社は、今回の買収を通じ、世界最高水準のオートメーション技術を更に進化させ、製造業各社と共にモノづくりの革新に取り組むことで、長期経営ビジョン「Value Generation2020」(※2)の目標達成に向けた基本戦略の一つである「IA事業の最強化」を着実に実行し、将来のさらなる成長を目指してまいります。
(※1)モーションコントローラについて
サーボモーターやステッピングモーターを動かす際に、その動きを位置と時間で指定したプログラムを実行するためのコントローラーです。
形態はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)への内蔵タイプ、PLCユニットタイプ、PCボードタイプ等があります。
世界最高水準とは、モーション性能50μsec/8軸を指します。(2015年7月現在 当社調べ)
(※2)Value Generation2020(略称:VG2020)について
2011年から2020年までの10年間におけるオムロングループの長期経営ビジョンです。当社ではVG2020の目標達成に向け、事業成長を加速し、グローバルに、多くのお客様へ向けた新たな価値提供に取り組んでいます。
■「デルタ タウ データ システムズ社」の概要
「デルタ タウ データ システムズ社」は、30年以上の実績と約100万軸のモーション制御の実績を有する、高性能なモーションコントローラーの開発・生産・販売におけるリーディングカンパニーです。複雑なアプリケーションをシンプル化するソリューションを提供し、グローバルに、半導体製造装置や、医療機器、包装機など数千社の製造業や研究機関に採用されています。
生産はすべて米国内で行われており、顧客の競争優位性を確保するソリューションを提供すべく、常に新たな技術開発に取り組んでいます。
社名:「デルタ タウ データ システムズ社」
設立 :1976年
事業内容 :モーションコントローラー の開発・製造・販売
従業員数:178名
所在地:
本社 アメリカ カリフォルニア州 チャッツワース
支社 日本、韓国、中国、スイス、イギリス、シンガポール、インド
■ オムロン株式会社について
オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約39,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。
詳細については、 http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。