理学部亀田研究室が開発に協力した「はやぶさ2」搭載の望遠カメラが地球の撮影に成功
[15/12/14]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2015年12月14日
立教大学
理学部亀田研究室が開発に協力した
「はやぶさ2」搭載の望遠カメラが地球の撮影に成功
立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が開発に協力した小惑星探査機「はやぶさ2」搭載の望遠カメラが、12月4日(金)に地球の撮影に成功しました(図1)。また、亀田准教授は、産業技術総合研究所 神山徹研究員、明治大学 鈴木秀彦講師らと共に画像データの解析を行いました。
亀田准教授と学生らが開発に携わった望遠カメラは、7色のカラー画像を撮ることができます。地球や小惑星は太陽の光を反射して光っており、表面にある物質によって反射の性質が異なります。このように、物による反射の性質の違いを利用し、望遠カメラを使って撮れるさまざまな色の画像を比較することで、形だけでなく「そこに何があるか」に関する情報が得られます。
今回の地球観測で得られた画像のうち赤色の画像と赤外線の画像の2枚の情報から、植物のある場所を特定することができます(図2)。図1の画像では見えにくかったニュージーランドやアフリカ大陸が確認できます。一方で、植物のない南極大陸は真っ暗に表示されます。また、氷と雲はどちらも白く見えますが、氷の方が赤外線の反射率が低いため、区別することが可能です。緑色の画像と赤外線の画像の2枚の情報から、氷を青く表示し、雲を白く表示した画像が図3になります。
亀田研究室は、2011年12月に「はやぶさ2」プロジェクトに参加。2012年1月から望遠カメラの性能試験を開始し、検討・実験を重ねてきましたが、ロケット打ち上げに伴う激しい振動や宇宙の過酷な環境で性能が保たれているかどうか確認する必要があります。今回の地球観測でしっかりとその性能が発揮されていることを確認できました。「はやぶさ2」は、この性能を使って小惑星「Ryugu(リュウグウ)」の表面を調べ、有機物や含水鉱物を持ち帰るための着陸地点を決定します。小惑星に到着するのは2018年の予定です。
【関連リンク】
・JAXAによる発表はこちら http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20151214/
・2014/12/03リリース「理学部亀田研究室の学生たちが『はやぶさ2』に搭載されるカメラの開発に協力」 http://www.rikkyo.ac.jp/news/2014/12/15486/
立教大学
理学部亀田研究室が開発に協力した
「はやぶさ2」搭載の望遠カメラが地球の撮影に成功
立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が開発に協力した小惑星探査機「はやぶさ2」搭載の望遠カメラが、12月4日(金)に地球の撮影に成功しました(図1)。また、亀田准教授は、産業技術総合研究所 神山徹研究員、明治大学 鈴木秀彦講師らと共に画像データの解析を行いました。
亀田准教授と学生らが開発に携わった望遠カメラは、7色のカラー画像を撮ることができます。地球や小惑星は太陽の光を反射して光っており、表面にある物質によって反射の性質が異なります。このように、物による反射の性質の違いを利用し、望遠カメラを使って撮れるさまざまな色の画像を比較することで、形だけでなく「そこに何があるか」に関する情報が得られます。
今回の地球観測で得られた画像のうち赤色の画像と赤外線の画像の2枚の情報から、植物のある場所を特定することができます(図2)。図1の画像では見えにくかったニュージーランドやアフリカ大陸が確認できます。一方で、植物のない南極大陸は真っ暗に表示されます。また、氷と雲はどちらも白く見えますが、氷の方が赤外線の反射率が低いため、区別することが可能です。緑色の画像と赤外線の画像の2枚の情報から、氷を青く表示し、雲を白く表示した画像が図3になります。
亀田研究室は、2011年12月に「はやぶさ2」プロジェクトに参加。2012年1月から望遠カメラの性能試験を開始し、検討・実験を重ねてきましたが、ロケット打ち上げに伴う激しい振動や宇宙の過酷な環境で性能が保たれているかどうか確認する必要があります。今回の地球観測でしっかりとその性能が発揮されていることを確認できました。「はやぶさ2」は、この性能を使って小惑星「Ryugu(リュウグウ)」の表面を調べ、有機物や含水鉱物を持ち帰るための着陸地点を決定します。小惑星に到着するのは2018年の予定です。
【関連リンク】
・JAXAによる発表はこちら http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20151214/
・2014/12/03リリース「理学部亀田研究室の学生たちが『はやぶさ2』に搭載されるカメラの開発に協力」 http://www.rikkyo.ac.jp/news/2014/12/15486/