1/28 データプライバシーデーに向けてオンラインでのプライバシーに関する意識調査結果を公表
[16/01/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2016年1月27日
一般社団法人 Mozilla Japan
1/28 のデータプライバシーデーに向けて、Mozilla Japan がオンラインでのプライバシーに関する意識調査結果を公表
77%がインターネット利用時に自分のプライバシーを気にする反面、77%がブラウザ利用時のプライベートモードを知らないと回答
34%がオンライントラッキングを認知しているが、74%がオンラインでのプライバシーを自分でコントロールできる方法に興味を示す
一般社団法人Mozilla Japan (代表理事:瀧田佐登子/ 所在地:東京都港区) では、1月28日のデータプライバシーデー (Data Privacy Day) を前に、国内のスマートフォンや PC を利用するインターネット利用者を対象としたオンラインでのプライバシーについてのアンケートを実施いたしました。
非営利組織であるMozilla は、インターネット上での体験を、ユーザが誰にもコントロールされることなく自分の意思で形づくる事ができる健全性の確保についても、そのミッションとして定めており、Webブラウザ Firefoxの開発以外にも、オンラインプライバシーと利用者の権利向上のための活動に取り組んでおります。
Mozilla Japanでは、こうした取り組みの一環として、有志のコミュニティメンバーと共に、今後、インターネット利用者の「オンラインプライバシー意識とリテラシーの向上」に向けた施策を行う予定で、今回の調査は、その企画前の背景調査として実施いたしました。
以下、調査結果として公表いたします。
<主な調査結果>
■プライバシーに対する意識
普段の生活全体でプライバシーを気にする人は、「とても気にしている」、「少し気にしている」を合せて 72.3%、これに対し、インターネット利用時のプライバシーを気にする人は、77.6% と若干高めの数字となっている。
■各場面でのプライバシー意識とその対策
ほとんどの項目で40〜50%に近い人が、何らかのプライバシー対策を講じている反面、「気になるが対策を行っていない」と回答した層がどの項目においても30〜40%いる。
金融情報の入力やウイルス対策については、「対策に自信がある」、「対策している」を合わせて、60%近くの人が対策を行っており、認知や対策が高めな傾向。
「気にしていない」、「わからない」と回答した人が比較的多かったものは、SNSのプライバシー設定の23.0%、家族や他人との端末共有に対する対策の20.7%、次いでアプリのインストールについての16.5%。
■プライベートブラウジングに対する認知と利用
プライベートブラウジングの認知は23.1%で76.9%がプライベートブラウジングという機能自体を知らないと回答。
認知していた人の中でも、利用したことがあると回答した人は、68.5%で回答者全体の中では15.9%。
■オンライントラッキングに対する認知と利用
オンライントラッキングを知っていた人は全体の33.9%で、知らなかったと回答した人が66.1%
オンライントラッキングを認知していた人の中で「トラッキングの保護機能」を使ったことがあると回答した人は22.2%で77.8%が利用経験なしと回答した。
■オンラインでのトラッキングやプライバシーを自分でコントロールする意志について
オンライントラッキングについては、「基本的にされたくない」、「場合によってされたくない」と回答した人の数は、70.9%。
オンラインでのプライバシーを自分でコントロールする方法に興味があると回答した人の数は、74.2%にのぼった。また興味がないと回答したのは5.1%だった。
<オンラインプライバシーに関する実態調査の概要>
・調査日程:2016年1月14日 (木) 〜 1 月17日 (日)
・調査エリア:全国
・調査対象:10代〜60代以上の男女
・調査実施機関:外部オンライン調査期間による
・調査手法:インターネット調査
・サンプル数:1,236名
調査結果の詳細については、以下の調査結果レポート (PDF) をご参照ください。
http://www.mozilla.jp/static/docs/press/DPD2016-survey-Results.pdf
<オンラインプライバシーの意識向上に向けての取り組み>
今回の調査結果を受け、Mozilla Japan では、Mozilla コミュニティと共に今後、国内におけるオンラインプライバシーの意識向上のためのユーザ向けのコンテンツ作成や勉強会などを行っていく予定です。
1月24日 (日) に実施した活動に向けてのミーティングの様子は、以下の Mozilla Japan ブログの記事でご紹介しております。
Mozilla Japan ブログ記事:
http://www.mozilla.jp/blog/entry/10523/
なお、今後の取り組みについては、どなたでも参加可能な以下のメーリングリストにて議論を行いながら企画や実施を行っていく予定です。
Google Groups: https://groups.google.com/d/forum/data-privacy-jp
<Mozilla について>
Mozilla は、Web をより良いものにするため、世界規模で活動を行うコミュニティ組織です。営利よりも理念を追求し、「Web は商品でなく大切な公共の資産である」という考えのもと、世界中から参加するボランティアのエンジニアらと共に、ブラウザ Firefox に代表されるオープンソースソフトウェアの開発を行っています。1998年の活動開始以来、15 年以上にわたり Web のパイオニアとしてユーザの利益とWeb 全体の進化につながる技術革新をリードし続けています。
Mozilla は、非営利財団である米国 Mozilla Foundation のもと、非常に厳しく透明性の高い開発プロセスにより作業を進めています。米国 Mozilla Corporation は、その完全子会社として、Mozilla Foundation に代わって Mozilla 製品の開発やマーケティングを取りまとめています。一般社団法人Mozilla Japan は、Mozilla プロジェクトを代表する米国 Mozilla Foundationの日本支部として 2004 年 7 月に発足した非営利法人です。
詳しくは http://www.mozilla.jp/about/ をご覧ください。
一般社団法人 Mozilla Japan
1/28 のデータプライバシーデーに向けて、Mozilla Japan がオンラインでのプライバシーに関する意識調査結果を公表
77%がインターネット利用時に自分のプライバシーを気にする反面、77%がブラウザ利用時のプライベートモードを知らないと回答
34%がオンライントラッキングを認知しているが、74%がオンラインでのプライバシーを自分でコントロールできる方法に興味を示す
一般社団法人Mozilla Japan (代表理事:瀧田佐登子/ 所在地:東京都港区) では、1月28日のデータプライバシーデー (Data Privacy Day) を前に、国内のスマートフォンや PC を利用するインターネット利用者を対象としたオンラインでのプライバシーについてのアンケートを実施いたしました。
非営利組織であるMozilla は、インターネット上での体験を、ユーザが誰にもコントロールされることなく自分の意思で形づくる事ができる健全性の確保についても、そのミッションとして定めており、Webブラウザ Firefoxの開発以外にも、オンラインプライバシーと利用者の権利向上のための活動に取り組んでおります。
Mozilla Japanでは、こうした取り組みの一環として、有志のコミュニティメンバーと共に、今後、インターネット利用者の「オンラインプライバシー意識とリテラシーの向上」に向けた施策を行う予定で、今回の調査は、その企画前の背景調査として実施いたしました。
以下、調査結果として公表いたします。
<主な調査結果>
■プライバシーに対する意識
普段の生活全体でプライバシーを気にする人は、「とても気にしている」、「少し気にしている」を合せて 72.3%、これに対し、インターネット利用時のプライバシーを気にする人は、77.6% と若干高めの数字となっている。
■各場面でのプライバシー意識とその対策
ほとんどの項目で40〜50%に近い人が、何らかのプライバシー対策を講じている反面、「気になるが対策を行っていない」と回答した層がどの項目においても30〜40%いる。
金融情報の入力やウイルス対策については、「対策に自信がある」、「対策している」を合わせて、60%近くの人が対策を行っており、認知や対策が高めな傾向。
「気にしていない」、「わからない」と回答した人が比較的多かったものは、SNSのプライバシー設定の23.0%、家族や他人との端末共有に対する対策の20.7%、次いでアプリのインストールについての16.5%。
■プライベートブラウジングに対する認知と利用
プライベートブラウジングの認知は23.1%で76.9%がプライベートブラウジングという機能自体を知らないと回答。
認知していた人の中でも、利用したことがあると回答した人は、68.5%で回答者全体の中では15.9%。
■オンライントラッキングに対する認知と利用
オンライントラッキングを知っていた人は全体の33.9%で、知らなかったと回答した人が66.1%
オンライントラッキングを認知していた人の中で「トラッキングの保護機能」を使ったことがあると回答した人は22.2%で77.8%が利用経験なしと回答した。
■オンラインでのトラッキングやプライバシーを自分でコントロールする意志について
オンライントラッキングについては、「基本的にされたくない」、「場合によってされたくない」と回答した人の数は、70.9%。
オンラインでのプライバシーを自分でコントロールする方法に興味があると回答した人の数は、74.2%にのぼった。また興味がないと回答したのは5.1%だった。
<オンラインプライバシーに関する実態調査の概要>
・調査日程:2016年1月14日 (木) 〜 1 月17日 (日)
・調査エリア:全国
・調査対象:10代〜60代以上の男女
・調査実施機関:外部オンライン調査期間による
・調査手法:インターネット調査
・サンプル数:1,236名
調査結果の詳細については、以下の調査結果レポート (PDF) をご参照ください。
http://www.mozilla.jp/static/docs/press/DPD2016-survey-Results.pdf
<オンラインプライバシーの意識向上に向けての取り組み>
今回の調査結果を受け、Mozilla Japan では、Mozilla コミュニティと共に今後、国内におけるオンラインプライバシーの意識向上のためのユーザ向けのコンテンツ作成や勉強会などを行っていく予定です。
1月24日 (日) に実施した活動に向けてのミーティングの様子は、以下の Mozilla Japan ブログの記事でご紹介しております。
Mozilla Japan ブログ記事:
http://www.mozilla.jp/blog/entry/10523/
なお、今後の取り組みについては、どなたでも参加可能な以下のメーリングリストにて議論を行いながら企画や実施を行っていく予定です。
Google Groups: https://groups.google.com/d/forum/data-privacy-jp
<Mozilla について>
Mozilla は、Web をより良いものにするため、世界規模で活動を行うコミュニティ組織です。営利よりも理念を追求し、「Web は商品でなく大切な公共の資産である」という考えのもと、世界中から参加するボランティアのエンジニアらと共に、ブラウザ Firefox に代表されるオープンソースソフトウェアの開発を行っています。1998年の活動開始以来、15 年以上にわたり Web のパイオニアとしてユーザの利益とWeb 全体の進化につながる技術革新をリードし続けています。
Mozilla は、非営利財団である米国 Mozilla Foundation のもと、非常に厳しく透明性の高い開発プロセスにより作業を進めています。米国 Mozilla Corporation は、その完全子会社として、Mozilla Foundation に代わって Mozilla 製品の開発やマーケティングを取りまとめています。一般社団法人Mozilla Japan は、Mozilla プロジェクトを代表する米国 Mozilla Foundationの日本支部として 2004 年 7 月に発足した非営利法人です。
詳しくは http://www.mozilla.jp/about/ をご覧ください。