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2016年インド自動二輪車魅力度(2WAPEAL)調査

2016年3月23日

株式会社J.D. パワー アジア・パシフィック

J.D. パワー
2016年インド自動二輪車魅力度(2WAPEAL)調査

J.D. パワー報道用資料:

インドの自動二輪車商品魅力度、装備品自体の品質と特徴の理解が鍵

セグメント別ランキングでホンダが3セグメント、TVSが2セグメント、スズキが1セグメントでそれぞれ1位

※本報道資料は、2016年2月24日にインドで発表された資料を翻訳したものです

ニューデリー:2016年2月24日ーJ.D. パワーが本日発表した2016年インド自動二輪車商品魅力度(2-Wheeler Automotive Performance, Execution and Layout、略称2WAPEAL)調査SMで、品質とセールス担当者による特徴についての十分な説明が、自動二輪車の商品魅力度に影響を及ぼしていることが明らかになった。

インドの自動二輪車APEAL調査は、新車の商品魅力度を調べる業界のベンチマーク調査である。当調査は、自動二輪車を新車で購入後2〜6ヶ月が経過したユーザーを対象に、自動二輪車の性能やデザインなどの商品魅力度に関する評価を測定する目的で行なっている。二輪車の特性を「コントロールスイッチ/ロック」、「エンジン/トランスミッション性能」、「燃費」、「外観/スタイリング」、「乗り心地/ハンドリング性能」、「シート」の6カテゴリーに分類し、合計33項目について実際に所有しているモデルを評価してもらう。商品魅力度を示す総合APEALスコアは1,000ポイント満点で表され、スコアが高いほど満足度が高いことを示す。

当調査で、装備が10以下のモデルに対するAPEALスコアは平均で849ポイントと、装備が11以上のモデル(825ポイント)よりも24ポイント高かった。これは、装備が11以上の自動二輪車のユーザーが初期段階で経験する不具合 (260 PP100)が、装備が10以下のモデル(138 PP100)と比べて122 PP100 も高いという事実に起因している。

さらに、装備が11以上のモデルでは、ユーザーの12%が自動二輪車の装備と利点についてセールス担当者から説明を受けなかったと答えている。このようなユーザーの満足度(775ポイント)は、装備について説明を受けたユーザー(832ポイント)と比べて大幅に低くなる。

「自動二輪車のメーカーは、豊富な装備を提供して製品の差別化を図ろうとしているが、装備の品質は顧客を満足させるにあたり極めて重要である」と、J.D. パワーのシンガポールのエグゼクティブディレクターであるモヒット・アローラは述べている。「OEMは、新しい装備は最適な品質で提供し、新車の納品時にその機能について顧客に効果的に伝える必要がある。」

主な調査結果

● 自動二輪車の総合APEALスコアは846ポイントで、2015年から2ポイント低下した。セグメント別では、スクーターのAPEALスコアは平均で846ポイント、モーターサイクルは847ポイントだった。

● 今年の調査では、自動二輪車のユーザーの62%が11以上の装備が望ましいと回答している一方で、11以上の装備の車両を所有している割合は10%と低かった。

● APEALスコアとユーザーが想定している新車の所有期間には強い相関関係がある。スコアが非常に高いユーザー(931ポイント以上)では、73%が現在の車両を5年以上所有したいと答えている。その一方で、非常に低いユーザー(794ポイント以下)ではその割合は61%と低かった。

● さらに、APEALスコアとブランドロイヤルティおよび推奨意向にも強い相関関係がある。APEALスコアが非常に高いユーザーでは、75%が「必ず」同じモデルを友人や親せきに推奨すると答えているが、満足度が非常に低いユーザーではこの割合は34%に低下する。

「商品魅力評価の高い自動二輪車のユーザーは、5年以上車両を所有する傾向にある。これは、顧客との長期にわたる関係となり、メーカーはこれを認識する必要がある」と、J.D. パワーのシンガポールのディレクターであるコースタフ・ロイは述べている。「したがって、OEMはユーザーに高品質のアフターサービスでサポートすることが重要である。このようなサポートが、顧客の再購入意向と推奨意向にプラスの影響をもたらす可能性があるからだ。J.D. パワー2016年自動二輪車サービス満足度(CSI)調査SMは、顧客のこの側面について重要な洞察を提供する。」

セグメント別ランキング

● 受賞対象となったセグメントは、スクーター(エグゼクティブ)およびモーターサイクル(エコノミー、エグゼクティブ、アッパー・エグゼクティブ、プレミアム)である。

● スクーターセグメントでは、TVS・ゼスト110(875)がエグゼクティブモデルで1位だった。

● モーターサイクルセグメントでは、TVS・スターシティープラス(863)がエコノミーモデルで、ホンダ・CBシャイン(850)がエグゼクティブモデルで1位だった。ホンダ・CBユニコーンと新製品のスズキ・ジクサー(865)はアッパー・エグゼクティブモデルで同率1位、新製品のホンダ・CBユニコーン160(872)はプレミアムモデルで1位だった。

2016年インド自動二輪車商品魅力度(2WAPEAL)調査は、2015年3月から10月までに新車を購入した9,283人から回答を得た。調査対象の自動二輪車は全10ブランド、87モデルである。今年は、2015年9月から12月にかけてインドの 44都市で調査を実施した。

*J.D. パワーが結果を発表する調査はすべてJ.D. パワーが第三者機関として自主企画により実施したものです。

<J.D. パワーについて>
マグロウヒル・フィナンシャルの一部門であるJ.D. パワー(本社:米国カリフォルニア州ウェストレイク・ビレッジ)は、パフォーマンス改善、ソーシャル・メディア、顧客満足に関するインサイトとソリューションを提供している国際的なマーケティング情報サービス企業である。数百万人の消費者からの回答をもとに品質や顧客満足度に関する調査を毎年行なっている。

<ご注意>
本紙は報道用資料です。(株)J.D. パワー アジア・パシフィックの許可無く本資料に掲載されている情報および結果を広告または販促活動に転用することを禁止します。
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