【セミナー概要】『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』を開催 畠山重篤氏が講演
[16/04/19]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2016年4月19日
アサヒビール株式会社
【セミナー概要】
高校教諭などを対象に環境教育や地域での環境課題を考える
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』を開催
「森は海の恋人」理事長
2012年国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」受賞
畠山重篤氏が講演
アサヒビール株式会社は、2016年4月15日(金)に大阪市内のアサヒ ラボ・ガーデンにて、高校教諭などを対象に環境教育や地域での環境課題を考える『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』を行いました。
これは、今期で第11期目を迎える『若武者育成塾』の応募(4月25日(月)〜6月2日(木))に先立ち、今年初の取り組みとして、若武者育成塾のエッセンスを取り入れたセミナーです。
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』は、二部構成で実施。第一部では、講師に「特定非営利活動法人 森は海の恋人」理事長で、2012年に国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」を受賞した畠山重篤氏をお招きし、地域に密着した環境課題への実践的な取り組みについてご講演いただきました。第二部では、子ども達の環境課題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験する、グループワークを開催しました。
当日は高校教諭を中心として環境課題に関心のある方16名が参加し、畠山氏の講演を熱心に傾聴。その後はグループワークで積極的に討論されるなど、環境への考えを深めるセミナーになりました。
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』第一部では、講師に「特定非営利活動法人 森は海の恋人」理事長で、2012年に国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」を受賞した畠山重篤氏をお招きし、地域に密着した環境課題への実践的な取り組みについてご講演いただきました。
講演の中で畠山氏は、気仙沼での牡蠣などの養殖漁業家としての自身の経験から、森、川、海の連携について「海の環境を保全するためには海を見るだけでなく、河口から森林に繋がっていることに着目することが重要。私は養殖漁業家なので海ばかりみていましたが、ある時、海から川へ、川から上流にさかのぼって広い視野で考えることが大切だと気付きました。」と重要性を説きました。
また、「自然の森のそのものの問題よりも流域にすむ人間がどう生きるかが問題です。川の流域に住んでいる私たちが『自然を汚さないように。少しでもきれいにしよう。』という気持ちを持たないと、山に木だけを植えても、海辺のゴミ拾いだけをしても、自然環境は根本から良くならないということを考えてほしいです。」とコメント。
そして「私たちの活動は、国語の教科書や英語の教科書で取り上げられ全国から注目され始めましたが、それだけでは駄目だと思っています。森は苗木をどんどん植えれば育っていきますが、問題は、人々の心や行動です。人々の心に木を植えなければいけない。そのためには、教育の現場で、森と川と海がどうつながっているかを子どもに伝えることが大切です。」と締めくくりました。
第二部では、子ども達の環境課題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験する、グループワークを開催しました。
16名の参加者が3つのグループに分かれ、身近な「環境課題」と高校生が興味を持ちそうな「アプローチ」を組み合わせて「アイデア」を考えました。自分が高校生に戻ったつもりで考えを出し合い、どうすれば子ども達が楽しく、自主性を持って環境課題に取り組めるか議論が行われました。各グループからは、「地球温暖化」という環境課題を「BBQ」というアプローチで解決する「太陽光でBBQ」などのユニークなアイデアが飛び出しました。
セミナーの最後には畠山氏から総評をいただき、「生徒・子どもを環境課題に巻き込んでいくために『日本という国は、森と川と海をちゃんと管理さえすれば環境課題は大丈夫です。』ということを伝えていっていただきたい。単に環境は綺麗ごとのような感じにとらえられることも多いですが、今日こういうセミナーをやってそのことが若者たちに伝わる、そしてちゃんと説明をすれば子供たちもなるほどと納得してくれるはずです。是非数字に明るい大阪の皆さんが全国に発信していけば面白くなっていくのではないかと思います。」と述べられ、セミナーは終了いたしました。
記
■日 時: 2016年4月15日(金)18:00〜20:30
■会 場: アサヒ ラボ・ガーデン
(大阪市北区小松原町2-4大阪富国生命ビル4F まちラボ内 TEL:06-6926-4070)
■講 師: 畠山重篤氏
(特定非営利活動法人 森は海の恋人理事長、養殖漁業家、エッセイスト、京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授)
■内 容: 地域に密着した環境課題の捉え方やその実践をテーマにしたワークショップです。
第1部 :畠山重篤氏講演
第2部 :環境問題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験するグループワーク
以上
(参考)『若武者育成塾』について
■10年にわたり実施される人材育成活動
アサヒビール株式会社が、環境活動を積極的に推進していく人材を育成する目的で行っている「環境教育」の一環として実施している、高校生を対象とした「実践型のワークショップ」です。環境問題に高い関心をもち、環境保全のために自らも行動したいと考える次代を担う高校生を対象に、環境活動について学び自ら実践する場を提供するもので、持続可能な社会づくり支援の一環として、毎年企画・開催。2006年に四国で第1期を開催し、本年は第11期となりこれまで合計70チーム242名の高校生が選抜により参加しています。
■高校生が環境について考え、行動を起こすプログラム
日本全国の高校生から「環境に対する意識・活動について」をテーマとした論文を募集し、そこから選出されたグループで夏合宿を実施します(2016年より動画でも応募可能予定)。合宿で提供されるプログラムや活動内容は、4日間にわたり、自然体験学習や企業訪問等、他の高校から参加した若者たちと交流を行います。(例:第10期では庄内川を舞台に、水源での自然体験や森林での間伐体験、干潟保全の取り組みの見学、アサヒビール名古屋工場で100%再資源化の見学等を実施)。合宿では、地域の環境問題解決のために自分たちに何ができるのかを考え、自らの地域での活動プランを策定。その後、地域で活動し、その成果を12月に発表・表彰します。合宿や地域活動の過程では、アサヒグループ社員がファシリテーターとして参加し、高校生たちがよりよい活動を推進できるようサポートしていきます。また、その活動をブログに掲載し、他の高校生や地域に情報発信を行います。
■青少年に対する体験活動として評価を獲得
この活動は、青少年の体験活動に関する優れた実践を行う企業を表彰する『平成26年度「青少年の体験活動推進企業表彰」』(主催:文部科学省)において、文部科学大臣賞を受賞いたしました。また、環境省が発行する平成26年度「環境白書」において、「+ESDプロジェクト」に登録されている活動の1つとして紹介されています。
■第11期のスケジュールについて
(1)論文・動画募集……4月25日(月)〜6月2日(木)
(2)審査(優秀な論文・動画を7チーム選出)……6月29日(水)
(3)合宿……8月3日(水)〜8月6日(土)
(4)各地元で活動……8〜12月
(5)成果発表会……12月18日(日)
詳細はHPをご覧ください。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/wij/
■主催 アサヒビール株式会社、公益社団法人日本環境教育フォーラム
<本件に関するお問い合わせ先>
【お客様からのお問合せ先】
アサヒビール株式会社 社会環境部 日本の環境を守る若武者育成塾事務局
メールアドレス:wij@asahibeer.co.jp 電話:03-5608-5195 FAX:03-5608-5201
アサヒビール株式会社
【セミナー概要】
高校教諭などを対象に環境教育や地域での環境課題を考える
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』を開催
「森は海の恋人」理事長
2012年国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」受賞
畠山重篤氏が講演
アサヒビール株式会社は、2016年4月15日(金)に大阪市内のアサヒ ラボ・ガーデンにて、高校教諭などを対象に環境教育や地域での環境課題を考える『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』を行いました。
これは、今期で第11期目を迎える『若武者育成塾』の応募(4月25日(月)〜6月2日(木))に先立ち、今年初の取り組みとして、若武者育成塾のエッセンスを取り入れたセミナーです。
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』は、二部構成で実施。第一部では、講師に「特定非営利活動法人 森は海の恋人」理事長で、2012年に国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」を受賞した畠山重篤氏をお招きし、地域に密着した環境課題への実践的な取り組みについてご講演いただきました。第二部では、子ども達の環境課題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験する、グループワークを開催しました。
当日は高校教諭を中心として環境課題に関心のある方16名が参加し、畠山氏の講演を熱心に傾聴。その後はグループワークで積極的に討論されるなど、環境への考えを深めるセミナーになりました。
『若武者育成塾 特別セミナー<指導者編>』第一部では、講師に「特定非営利活動法人 森は海の恋人」理事長で、2012年に国連森林フォーラム「フォレストヒーローズ」を受賞した畠山重篤氏をお招きし、地域に密着した環境課題への実践的な取り組みについてご講演いただきました。
講演の中で畠山氏は、気仙沼での牡蠣などの養殖漁業家としての自身の経験から、森、川、海の連携について「海の環境を保全するためには海を見るだけでなく、河口から森林に繋がっていることに着目することが重要。私は養殖漁業家なので海ばかりみていましたが、ある時、海から川へ、川から上流にさかのぼって広い視野で考えることが大切だと気付きました。」と重要性を説きました。
また、「自然の森のそのものの問題よりも流域にすむ人間がどう生きるかが問題です。川の流域に住んでいる私たちが『自然を汚さないように。少しでもきれいにしよう。』という気持ちを持たないと、山に木だけを植えても、海辺のゴミ拾いだけをしても、自然環境は根本から良くならないということを考えてほしいです。」とコメント。
そして「私たちの活動は、国語の教科書や英語の教科書で取り上げられ全国から注目され始めましたが、それだけでは駄目だと思っています。森は苗木をどんどん植えれば育っていきますが、問題は、人々の心や行動です。人々の心に木を植えなければいけない。そのためには、教育の現場で、森と川と海がどうつながっているかを子どもに伝えることが大切です。」と締めくくりました。
第二部では、子ども達の環境課題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験する、グループワークを開催しました。
16名の参加者が3つのグループに分かれ、身近な「環境課題」と高校生が興味を持ちそうな「アプローチ」を組み合わせて「アイデア」を考えました。自分が高校生に戻ったつもりで考えを出し合い、どうすれば子ども達が楽しく、自主性を持って環境課題に取り組めるか議論が行われました。各グループからは、「地球温暖化」という環境課題を「BBQ」というアプローチで解決する「太陽光でBBQ」などのユニークなアイデアが飛び出しました。
セミナーの最後には畠山氏から総評をいただき、「生徒・子どもを環境課題に巻き込んでいくために『日本という国は、森と川と海をちゃんと管理さえすれば環境課題は大丈夫です。』ということを伝えていっていただきたい。単に環境は綺麗ごとのような感じにとらえられることも多いですが、今日こういうセミナーをやってそのことが若者たちに伝わる、そしてちゃんと説明をすれば子供たちもなるほどと納得してくれるはずです。是非数字に明るい大阪の皆さんが全国に発信していけば面白くなっていくのではないかと思います。」と述べられ、セミナーは終了いたしました。
記
■日 時: 2016年4月15日(金)18:00〜20:30
■会 場: アサヒ ラボ・ガーデン
(大阪市北区小松原町2-4大阪富国生命ビル4F まちラボ内 TEL:06-6926-4070)
■講 師: 畠山重篤氏
(特定非営利活動法人 森は海の恋人理事長、養殖漁業家、エッセイスト、京都大学フィールド科学教育センター社会連携教授)
■内 容: 地域に密着した環境課題の捉え方やその実践をテーマにしたワークショップです。
第1部 :畠山重篤氏講演
第2部 :環境問題への関心を高めるための「考え方」「手法」を体験するグループワーク
以上
(参考)『若武者育成塾』について
■10年にわたり実施される人材育成活動
アサヒビール株式会社が、環境活動を積極的に推進していく人材を育成する目的で行っている「環境教育」の一環として実施している、高校生を対象とした「実践型のワークショップ」です。環境問題に高い関心をもち、環境保全のために自らも行動したいと考える次代を担う高校生を対象に、環境活動について学び自ら実践する場を提供するもので、持続可能な社会づくり支援の一環として、毎年企画・開催。2006年に四国で第1期を開催し、本年は第11期となりこれまで合計70チーム242名の高校生が選抜により参加しています。
■高校生が環境について考え、行動を起こすプログラム
日本全国の高校生から「環境に対する意識・活動について」をテーマとした論文を募集し、そこから選出されたグループで夏合宿を実施します(2016年より動画でも応募可能予定)。合宿で提供されるプログラムや活動内容は、4日間にわたり、自然体験学習や企業訪問等、他の高校から参加した若者たちと交流を行います。(例:第10期では庄内川を舞台に、水源での自然体験や森林での間伐体験、干潟保全の取り組みの見学、アサヒビール名古屋工場で100%再資源化の見学等を実施)。合宿では、地域の環境問題解決のために自分たちに何ができるのかを考え、自らの地域での活動プランを策定。その後、地域で活動し、その成果を12月に発表・表彰します。合宿や地域活動の過程では、アサヒグループ社員がファシリテーターとして参加し、高校生たちがよりよい活動を推進できるようサポートしていきます。また、その活動をブログに掲載し、他の高校生や地域に情報発信を行います。
■青少年に対する体験活動として評価を獲得
この活動は、青少年の体験活動に関する優れた実践を行う企業を表彰する『平成26年度「青少年の体験活動推進企業表彰」』(主催:文部科学省)において、文部科学大臣賞を受賞いたしました。また、環境省が発行する平成26年度「環境白書」において、「+ESDプロジェクト」に登録されている活動の1つとして紹介されています。
■第11期のスケジュールについて
(1)論文・動画募集……4月25日(月)〜6月2日(木)
(2)審査(優秀な論文・動画を7チーム選出)……6月29日(水)
(3)合宿……8月3日(水)〜8月6日(土)
(4)各地元で活動……8〜12月
(5)成果発表会……12月18日(日)
詳細はHPをご覧ください。
http://www.asahibeer.co.jp/csr/wij/
■主催 アサヒビール株式会社、公益社団法人日本環境教育フォーラム
<本件に関するお問い合わせ先>
【お客様からのお問合せ先】
アサヒビール株式会社 社会環境部 日本の環境を守る若武者育成塾事務局
メールアドレス:wij@asahibeer.co.jp 電話:03-5608-5195 FAX:03-5608-5201